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面取りとは?

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尾行や張り込みをしっている人はいても、面取りという言葉を知っている人はなかなかいません。

おそらく、この言葉の意味を知っている人間は日本では警察か探偵ぐらいなものでしょうが、探偵にとっては、ある意味尾行や張り込みよりも重要かつ何度の高い技術となっており、面取りを誰よりも正確に出来る人間は業界では相当重宝されるのです。

面取りとは?

面取りとは、調査対象者の顔を本人かどうか確認する作業のことです。

本人を確認するためには、基本的には依頼者から渡された顔写真などを使いますが、面取りが難しい状況が予想された場合には、事前調査(本調査の前に行う調査)として探偵社が直接本人の顔写真を撮影します。

面取りの難しさ

探偵の中でも、どのような状況でも面取りを行える人は大変限られたものです。

例えば、依頼者から手渡された写真が10年以上の前のもので、事前調査を行えない状況である場合、その人物を写真を見ただけで間違いなく本人であると断定することは不可能だからです。

特に女性の場合、年齢の経過による顔の変化よりも化粧や髪型の変化によって大きく印象が変わるため、張り込み中に建物から出てきた一瞬の姿を見ただけで本人かどうかを判断する事は難しいです。

また、サラリーマンは定時になると同じような容姿の人間が大量に出入り口からやってくるため、その中から対象者だけを的確に選びだすには相当の訓練を積まなければなりません。

その他にも、冬場にはマフラーやマスクを着用している人がいたり、探偵や警察の尾行を警戒して変装を行う対象者も存在します。

面取りの方法

このように、面取りはプロであっても極めて難しい作業なのですが、多くの探偵が実際に面取りを行いながらも、日々調査を成功させています。

その秘訣は、もしも対象者と思わしき人物が出てきた場合には、必ず尾行を行って、近距離から本人かどうかを確認するからです。

いくら難しいといっても、距離さえつめて写真と見比べれば本人かどうかは断定できるため、疑わしき人物が建物から出てきた場合は、一人が尾行に入り、もう一人は建物の周辺に待機して、尾行を行った相手が対象者で無い場合に備えるのです。

極めて難しい技術のため、面取りの訓練そのものを行わず、上記のような調査員同士のコンビネーションプレイで面取りを成功させるのが業界内の通例ですが、調査員の育成に熱心な探偵事務所では、尾行、張り込み同様に、面取りそのものの訓練を行う所もあります。

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面取りの訓練は通常の街中で、出来るだけ人通りの多い場所(駅のホームなど)を選んで行われます。

ただ、見知った人間同士では面取りの訓練にならないため、調査員の知らない対象者役を準備して行うか、またはある人物の写真を準備し、その人物と出来るだけ似た人間を見つけ出して、その写真を撮影するという手法で行われます。

この訓練のポイントは、人間の顔のうち一体どの部分を見れば本人かどうかを正確に判断できるかを鍛えることにあります。

例えば、人は体重の増減や老化による筋肉の衰えによって顔の形が変わりますが、骨格そのものは殆ど変化しません。

そのため、調査員はたとえ変装をしたとしても変化しない顎や耳の位置、鼻の形や口の形などの特徴を写真を見て覚え、その特徴と一致する、もしくはできるだけ似ている人間を探しだすという訓練を何度も繰り返すのです。

このような気の遠くなる様な訓練を、まさか退勤ラッシュ時の駅などで行っているなど誰も想像できないでしょう。

しかし、実際には新米新の探偵が一人前の調査力を身につけるには、ここまで厳しい訓練をする必要があるほど、調査の現場というのは大変シビアなものなのです。

 

 

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