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探偵の尾行はこう行われている?驚きのその技術とは

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尾行は、恐らく探偵が行う調査手法の中で最も有名な調査技法でしょう。

一般的なイメージとして、探偵の姿を思い描ければ、探偵が人の後ろをコソコソと付いていく姿を思い浮かべるでしょう。

また、電柱の陰に隠れて様子を伺いながら、発信機などを用いて対象者を追い掛けるようなイメージも一般的かもしれません。

では、実際の探偵はどのように尾行を行っているのか?

今回は探偵が行う尾行の手法について詳しく解説していきたいと思います。

2種類の尾行方法

探偵が行う尾行には大きく分けて2種類の方法があり、その方法によって尾行のしかたも使う技術もかなり変わってきます。

徒歩尾行

徒歩尾行とは、車両などを使わずに直接歩くことで尾行をおこなう方法です。

ただし、徒歩尾行といっても常に歩いている訳ではありません。対象者が公共交通う期間に乗った場合には同じ電車やバスに乗り、タクシーに乗れば探偵もタクシーを拾って後をおいかけます。

また、自転車での移動も同様に徒歩尾行と呼ぶこともあるので、基本的には車やバイクを使わない尾行を総じて徒歩尾行と呼ぶと覚えて置けば良いでしょう。

車両尾行

徒歩尾行とは逆に、車やバイクなどを使って尾行を行うことを車両尾行と言います。

当然、車両尾行を行うターゲットは、対象者の乗る車になりますが、張り込みを行う場合には車は必需品であるため、徒歩のターゲットを車を使って尾行することもあります。

徒歩尾行の特徴

徒歩尾行の特徴は、対象者との距離を状況に合わせて大きく変化させながら尾行を行う点です。

徒歩尾行を成功させるために必須となる距離感ですが、町中の場合は20~30メートルを維持しながら尾行を行います。

しかし、人ごみが多くなり、距離を離しすぎてしまうと一瞬で対象者を見失ってしまうような状況では距離を詰めて尾行を行います。

特に満員電車の中などは、わずかに距離を離し過ぎただけで対象者を逃してしまう恐れがあるため、対象者との距離は1~2メートル程まで距離を詰めなくてはなりません。

また、閑静な住宅街や人気のない郊外の道などでは20~30メートル離しただけでは此方の足音が聞こえてしまったり、振り返った時にこちらの姿を覚えられてしまう可能性が高いため、50~100メートル程度まで距離を離して尾行を行う必要が出てきます。

さらに、徒歩尾行の場合は建物の角を曲がった後、ほんの2~3秒程度で建物の中に入ってしまう恐れがあるため、距離を取って尾行をしたとしても、相手が角を曲がった瞬間に走って距離を詰めなければなりません。

車両尾行の特徴

車両尾行は徒歩尾行同様、ターゲットとなる車両との距離感が尾行の成否を分けますが、その距離を測るために、ターゲットと自分の車の間に何台の車両を挟むかで距離を測るという特徴があります。

例えば、交通量の多い環状道路などでは真後から1台程度を挟むほどにしなければ、信号の変わり目や交通状況の変化に対応できず失尾してしまう恐れがあります。

しかし、交通量の少ない郊外の道や、高速道路などでは後ろに居る車が大変目だってしまうので、ターゲットとの間に2~5台程度の車を挟むことで、尾行車両の気配を消さなくてはなりません。

しかし、バイクを使用した尾行の場合は状況に関係なく、2~3台程の車両を挟んで尾行するよう心がけている探偵が多いです。

なぜなら、バイクは4輪車よりも遥かに追い越しが簡単であるため、複数の車を間に挟んでいても、一気に追い抜いてターゲットの車の真後ろに付けるからです。

こうした事が出来るため、都心部での車両尾行はバイクでの尾行が主体となり、車両はその補助としての役割を担うパターンが多いです。

尾行はただ後ろを歩くだけではない

このように、徒歩尾行にしても車両尾行にしても、常に距離感に気をくばりながら、状況の変化を読み取って尾行をしなければなりません。

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そのため、探偵が尾行を一人前に出来るまでには最低でも3年は掛かるのが普通であり、そうして身に付けた特殊な技術こそが探偵社が売りにできる最大のサービスなのです。

探偵の尾行はこう行われている?驚きのその技術とは

浮気調査の要ともいえる技術が「尾行」です。

ただ、やはり尾行というものは簡単に行えるものではありませんし、最低でも3年は訓練を積まないと、いっぱしの探偵にはなれないと言われています。

しかし、3年以上が経過し、10年、20年と尾行を行ってきたプロ中のプロ達ともなると、一般人ではとても真似ができないような驚きの技術を身に着けている探偵達が居るのです。

また、彼らの存在の或る無しで、浮気調査の様なタフでシビアな調査の現場の調査員達のパフォーマンスも大きく変わってきます。

 

見失ってからが本番、対象者を発見するプロ

どのような尾行にせよ、調査の最中に失尾をしてしまうことはあります。

一般人や新人探偵であれば、ここで対象者を見失ってしまい調査が一時中止してしまいますが、ベテラン探偵の本領発揮はここからです。

まず、ベテラン探偵は失尾した状況からどの方向に移動したのかを予想して移動、その先に対象者がいなければ、今度は対象者の行き先について予測を立てます。

予測の材料となるのは、調査中の対象者の行動や、依頼者からの事前情報がメインとなりますが、悠長に考えている時間は無いので、今までの経験を使ってすぐさま材料を吟味し、最も可能性の高い行先を予測します。

こうした行先の予測はどんな探偵でも上手く出来るものではありませんが、本当に尾行経験の多いベテラン探偵ともなると、すぐに山を張ってなんのことはなく対象者を補足していまいます。

さらに、失尾したからといって、それはデメリットばかりではありません。尾行を外すことで対象者の警戒心を解くこともできるので、ベテラン探偵はあえて失尾をして対象者を泳がせながら、その行先を予測して待ち伏せを行います。

 

見えない尾行

探偵の全てが向上心の高い人間という訳ではありませんが、一部の探偵たちは尾行技術の探求に余念が無く、休日も返上で尾行訓練に明け暮れる人間も居ます。

そんな日々を何年も繰り返していると、まるで魔法の様に対象者から姿を消す尾行方法を体得してしまったという探偵にかつて出会った事があります。

その探偵は技術に関する詳しい解説をしてはくれませんでしたが、実際に尾行訓練に付き合わさせてもらうと、確かに尾行をされている気配はまったく無く、たまに後ろを振り返っても、探偵の姿がまるで見当たらないのです。

このトリックは後に気が付いたのですが、どうやら人間は警戒しながら後ろを振りる際に、どうしても利き腕の方向から後ろを振り返ってしまう習性があるらしく、その際にすっと利き腕でない腕の左斜め後ろに位置すると、相手からはまるで存在を悟られないのだとか。

また、歩きながら後ろを振り返ると、どうしても視野の限界があるため、首の動きと反対の方向に、ある程度の距離を保って歩くだけで姿を消すことが出来るそうです。

こんな高度な尾行術が出来る探偵などそうそういませんし、さすがに私もここまで高い技術を持っている訳ではありませんが、達人レベルの探偵になると、まるで魔法使いの様に姿を消すことが出来るのです。

 

完璧なコンビネーション

ベテラン探偵ともなると、自らの尾行術のみならず、尾行をする現場の人間をコントロールし、最高のパフォーマンスを発揮させることができます。

個人的には、5人以上の人間が調査の現場に関わる場合、5名を効率良く使用して尾行のローテーションを組むのは大変難しいと感じました。

しかしベテラン探偵ともなれば、5人以上の調査員を指揮してコンビネーション尾行を行い、対象者にまるで尾行者の存在を気づかれる事なく調査を完了させてしまいます。

集団尾行の難しい処は、調査員を切り替えるタイミング。

このタイミングは長い経験を積まなければ絶対にわからないので、経験年数の多いベテラン探偵が指揮を取ってくれるだけで、調査員たちは安心して尾行に挑めるのです。

 

脱尾(調査を中止するタイミング)

尾行技術の中でもっとも難しいのが、対象者の警戒度合いを見抜き、危険な状況に陥るまえに調査を中止することです。

しかし、対象者だって素直に警戒心を見せてくれるわけではありません。中には警戒心を隠しながら、尾行をしている探偵を確認しようと様々な罠を張り巡らせる人もいます。

この様なしたたかな対象者を新人探偵が相手にすると、まんまと対象者の罠にかかって、尾行者の存在が明らかにされてしまいます。

ベテラン探偵は膨大な尾行の経験から、対象者の警戒行動をいち早く見抜くことができるため、たとえ探偵を罠にかけようとする対象者が尾行者を誘っても、それに乗ることはありません。

また、対象者の警戒心をはやく見抜けるので、調査も早い段階から中止を申請します。

経験の浅い探偵や、依頼者からすれば「なんで尾行を中止したのか?」と不思議に思うこともあるかもしれませんが、結果的には対象者が警戒していたことが依頼者を通じて解る事が多いく、ベテラン探偵の凄さを実感します。

 

どんな探偵事務所にもベテラン探偵がいるわけではない

この様に、長い経験に裏打ちされた確かな技術を持つベテラン探偵が現場にいれば、難しい調査でも完璧にこなすことが可能です。

しかし、人の出入りが激しい探偵業界では、そもそもベテラン探偵の数がそう多いわけではなく、中、大規模で創立からかなりの年数が建っている探偵社以外で現場にベテラン探偵を求めることが難しくなっています。

ただ、新興の探偵社であっても、大手探偵社からのヘッドハンティングで引き抜かれた腕利きのベテラン探偵が雇われていることがあるので、その探偵事務所の調査の成功率は、通常の新興探偵事務所よりも遥かに高いことでしょう。

この様な実情がある以上、依頼者にはぜひその探偵社にベテラン探偵が要るのかどうか、そして、その探偵は現場に出ているのかを確認してみることをお勧めします。

あまりに経験年数が多い探偵だと、現場にはでないことが多いですが、40代前後の探偵であればまだまだ現役で調査を行っているはず。できれば探偵業界も依頼者が調査員を選べるようになれば良いかもしれませんね。

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