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実録結婚前調査:結婚詐欺師の罠

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結婚詐欺に会う人の殆どが、『これは詐欺かもしれない』と疑いながらも、詐欺師の巧みな言葉に騙されてしまっています。

つまり、警戒していても掛ってしまうのが詐欺というもので、気が付いた時にはすでに遅く、何百万円ものお金を持ち逃げされてしまった後になっています。

それでは、一体何故人は結婚詐欺を警戒していても詐欺の被害にかかってしまうのか?

今回は実際にあった調査の例を踏まえながら、詐欺師の巧妙の手口について解説させて頂きます。

結婚詐欺の罠

今回ご紹介する案件の依頼者は東京都内の女性(35歳)

短大を卒業後、商社の営業マンとして仕事一筋で働いてきたキャリアウーマンです。

しかし、同僚達が次々と結婚する姿を見て焦りを感じはじめ、最近になって婚活サイトに登録しはじめました。

しかしサイトに登録したのは良いものの、なかなかアプローチを掛ける事ができず、気に入った男性をチェックしているばかりで先に進めず居たそうなのですが、それから数日が過ぎた頃、気になっているある男性からメッセージが届いたのです。

その男性の職業は公務員で年齢は37歳。

プロフィール欄には年収はおよそ700万円ということで、公務員の中でも上級職に付いている様子が窺えました。

顔写真もかなりのイケ面。これは逃がす手は無いと考えた依頼者はすぐさまメッセージを返し、直接会う約束を取り付けたのです。

実際に会ってみた男性は写真通りのイケメンで、上品なスーツを着こなした紳士風の男性。公務員と言っていたものの、垢ぬけた感じがかなりあり、女性はすぐにこの男性と結婚を意識したお付き合いを初めたようでした。

相談

しかし、探偵社に相談に来た以上、依頼者はこの男性に不信感を持つ様になってきたと言います。

金銭の貸し借り

男性は普段のデート代などは支払ってくれたのですが、その内に依頼者に対して金銭を要求するようになってきたと言います。

『親の介護で今お金が足りない』『最近は公務員もボーナスが減らされていて……』などといって、計6回に渡る受け渡しの結果、探偵社に相談した時にはすでに80万円もの金額を取られた後でした。

家を教えてくれない

結婚を前提にした交際をスタートしたにも関わらず、なぜかこの男性は自分の住所を教えたがらないようでした。

依頼者はなんどか男性の家に行きたいと伝えたようですが、男性は『親の具合が悪いから』といて、女性の申し出を断っています。

友人や家族への紹介を断る

依頼者は自分のパートナーとして周囲の人間に男性を紹介しようとしましたが、その度に男性は仕事で忙しいからと断り続けてきていました。

しかし、それ以外の日にはデートに応じてくれるばかりか、向こうから頻繁にデートの誘いがやってくるため、なぜ周りに紹介出来ないのかと依頼者は不審に思ったそうです。

依頼内容

今回の依頼では、女性は男性に何か秘密があるのでは無いかと疑っていましたが、探偵社が結婚詐欺の可能性について申し出ると、女性はこれを強く否定。

『きっと何か別の理由があるはず』

と、結婚詐欺に関する本格的な証拠収集を行うつもりはありませんでした。

そのため、まずは男性の住所を確認、続いて勤務先を特定し

家族が本当に介護を受けているのか?

別の問題を抱えている様子は無いのか?

といった通常の結婚調査を行う事となりました。

調査開始

今回の調査では男性の住所も勤務もわからないため、まずは依頼者が対象者に接触してもらい、その後対象者を尾行して住所を特定。

そこから家族構成を割り出し、出勤する対象者を尾行して勤務先を判明させる予定でした。

調査当日。予定の時間になり、依頼者の指定した場所で張り込みが開始されました。

本来、出来れば対象者と依頼者が接触した時点から調査を開始したほうが効率的なのですが(デート中に突然のアクシデントが発生し、途中で帰ってしまうパターンもあるため)今回は依頼者の費用削減のため、いつも送り届けてくれるという駅の周辺で調査員達が待機することになりました。

予定時間から数分後、依頼者から『今から駅に行きます』というメールが入ってきます。

これを各調査員達に伝え、調査員もカメラなど準備を追え、やって来る対象者に備えました。

そして、駅の南口にあるロータリーに一台の車が入ってきました。

車はシルバーのセダン。ナンバーも車種も、依頼者の情報通りです。

駅の前にセダンが泊まると、助手席から対象者が降りて駅の方向に向かいました。多少表情が硬く、最後に手をふる姿も不安感が浮き彫りでしたが、調査がばれる程のものではありません(結婚詐欺師は異性の精神的変化に無頓着な人物が多いです)

その後、ロータリーを出てセダンは千葉方向に走行。調査員達も車のエンジンをスタートし、対象者の後を追いました。

調査結果

その後、自宅住所、家族構成、勤務先の割り出しに成功しましたが、その結果は予想通りの内容となっていました。

  • 自宅住所は1LDKのマンスリーアパート。恐らく詐欺行為が終わりしだい引き払う予定。
  • 自宅には対象者一人が住んでおり、介護が必要な親はおろか、同居人すら居ない
  • 勤務先は無し。ただし、後日行った調査では別の女性と接触していた様子が判明し、プロの結婚詐欺師である可能性も考慮される。

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このように、傍目からみれば明らかに疑わしい相手の調査というのは、その殆どが予想通りの結果が出てくる場合が多いです。

しかし、依頼者からすれば、こうした結果は想像はしていたものの、現実として受け入れがたい結果でしょう。

しかし、被害額が80万円で済んだのも不幸中の幸いです。

結婚詐欺の可能性が少しでもある相手の場合、早い段階で調査を行うようにしましょう。

 

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