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大手探偵社にもデメリットはあるの?意外と知らない大手の事情

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依頼内容を詳しく話せない人に対して、もしどの探偵社に依頼すれば良いのか聞かれたら、僕はまず真っ先に大手探偵社の名前を上げるでしょう。それは、大手探偵社なら、とりあえずどんな時でも、どんな依頼内容でも当たり障り無くはこなせてしまうからです。

こうした安心感が大手探偵社にある一方で、実際には大手探偵社だからといって、全てにおいて高いクオリティーで依頼者を満足させられてはいません。

その一方で、規模が小さく、かなりマニアックな探偵社でも、依頼者のニーズを満たすことが可能なのは言うまでも無く、時として、大手探偵社の調査を凌駕するような実力を発揮することがあります。

では、大手探偵社の持つデメリットとは一体なんなのか?依頼者の求めるニーズが一定でない以上、どんな探偵社でもメリットばかりではない現実に今回は迫りたいと思います。

大手探偵社の抱える2大問題

大手探偵社と言われる探偵社は日本には片手で数えるほどしかありません。これは業界の市場規模がそれほど大きくないことと、参入してから成長することは非常に難しい世界だからです。

そんな世界で大手にまで成長した会社は、もちろん経営手腕に優れており、調査力も平均以上は確実にあります。しかし、次の三つの要素に関しては、探偵業界では常に疑問視されている問題として取り上げられることが多いです。

  • 調査員の実力のばらつき
  • 営業ノルマ問題

一応断っておくのは、これらの問題はなんらかの統計データをもとにしてはいません。というより、あえていうなら、実際に誰も調査をしたことは無いものの、公然の事実のように語られているデメリットなのです。

また、大手と言われる探偵社の中ではすでに暗黙の事実として問題意識を持っている会社が多く、どうにか問題を解決すべく自社努力を繰り返している点も知っておいてください。

 

調査員の実力のばらつき

調査員の実力のばらつきについて、特にFC展開をしている探偵社の中で発生しやすいと言われています。

フランチャイズ展開(FC)をしている探偵社は、全て自社で支社まで管理する探偵社とは違い、加盟員を募り、参加者に支部を作らせ、自社の看板を使うことを許可する代わりに、売り上げの数パーセントを本社に納める仕組みです。

この仕組みはコンビニチェーンで有名で、支社数を増やすにはうってつけの戦略であり、実際にこの方法で一気に業界大手探偵社に成長した企業もあります。

 

加盟員の全てがベテラン探偵ではない

FC展開によって支社を広げた探偵社は、その全ての加盟員に対して一定の研修が課せられます。業界では探偵学校にまずは通ってもらい、そこで業務のノウハウを取得してもらったあと、支部長として支部を立ち上げてもらうのが一般的な流れとなります。

ここまではどの業界のFC展開でもあるものですから、一見何の問題も無いように見えるでしょう。しかし、他業種と探偵業が大きく違うのは、探偵業務の経営や営業を抜いた部分、つまり実際の調査は非常に職人気質な部分が多く、ほんのわずかな研修期間で全てを会得できるものでは無いという点です。

 

これがコンビニ経営ならマニュアルやノウハウによってカバーできますが、調査はそうはいきません。尾行一つにしろ、一人前に出来るようになるには3年は掛かると言われており、ベテランでも気を抜けば一瞬で大きなミスを犯すようなシビアな世界です。その調査を、何の調査経験も無いまま支部長として働くことになると、当然初めのころはミスの連続が待っています。

この様なミスの連続を乗り越えて、ようやく人並みに調査が出来るようになったFC加盟員の探偵は沢山います。また、本部からの応援や指導が入ることでもカバーしてもらえます。しかし、支部のみで調査を行う時には、やはり初めのころは不安が残ると言う意見を聞きます。

 

本社で経験を積んだ探偵がFC展開をしはじめる

この様な問題がFC展開の当初に発生したことから、現在では単なる研修だけでなく、本社で調査を経験して一人前の探偵となったあと、はじめてFC支部を許可されるというシステムを取っている探偵社が増えています。

これは独立開業を目指して修行をし、暖簾分けをもらうようなものだと思ってもらって良いでしょう。職人気質な業界では多く行われていることで、はじめから独立開業を目標に勉強や仕事をしてもらえれば、本社にとってもより信頼できるFC加盟員が増えることになります。

しかし、そうではないFC探偵社もあるようです。依頼者に安心してもらうために、調査歴や経験年数などは気軽に教えてくれる探偵が多いので、相談の時にはぜひ聞いてみましょう。

 

営業ノルマ問題

大手探偵社ともなれば、本社はもちろんのこと、各支社ごとに営業ノルマが定められている場合があります。

探偵業界は自社が顧客を回って積極的に営業活動を行うことは出来ません。そのため、ノルマといっても依頼を取ってくるというよりは、受けた相談をどう依頼につなげるのかが重要視されます。

 

しかし、探偵業は基本的に依頼者に無理に調査を進めることは出来ません。依頼者の相談内容の中には、もともと探偵が必要としないもの、または危険なストーカーからの依頼などがいくつも含まれています。

これらの依頼を見極め、探偵に調査するのが妥当なのか、依頼者は誠実な人物なのかを判断するのも探偵社に努める相談員の仕事なのですが、これがノルマのせいで実際には上手く機能しなくなる時があるのです。

ノルマを達成させるためには、どうしても依頼を取るために必死にならなくてはなりません。となると、本来必要のない調査であったり、もはや安請け合いと言って良いレベルの難解な調査を受けてしまうことも、大手探偵社ですらあるのです。

このポイントは、なにも大手に限ったものではありません。中小の探偵社でも起こり得ることだと思います。ただ、大手だからといって全てにおいて安心できると思い込むのは、依頼者にとってリスキーな考え方になるので、大手であっても、なかにはノルマ達成に必死になるがあまり、本人も気が付かないうちに調査契約をあせってしまう人がいることを頭に入れておくと、無理な調査を頼まずに済むはずです。

 

まとめ

探偵も人間と同じように、どこまでも完璧ではありません。

このことを頭に入れておけば、探偵社選びはよりスムーズになりますし、探偵社との無益なトラブルも回避することになります。

何事にもメリットがあれば、必ずデメリットがあるもの。盲目的にならず、良い探偵社を選ぶには、まるで探偵のように、事実と可能性を探る鋭い視線を持つ必要がある。。。

なんて書くと仰々しいですが、実際にはスーパーに行って魚や野菜の目利きをするのと変わりません。大切なのは、より多くの情報を持って選ぶことなのです。

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