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変装ってどうやるの?知られざる探偵の変装術とは

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探偵といえば、かなり多くの方が大胆な変装を行っていると思っているでしょう。まるでシャーロックホームズのように、ある時には浮浪者になり、ある時には警察官、ある時には見知らぬ女性へと変貌を遂げるような変装の達人かと思われるかもしれません。

しかし、これも確かに事実です。探偵が誕生したと言われる14世紀~19世紀までのヨーロッパやアメリカでは、かなり大胆な変装が行われていました。

探偵の始祖ともいわれるフランソワ・ヴィドックは、あのレ・ミゼラブルの登場人物としても出てくるほどフランスでは知名度の高い人物です。かれの探偵時代は変装に頼ることが多く、犯罪者や浮浪者など、かなり手の込んだ変装を行っていたようです。

また、アメリカ西部開拓時代から活躍していたピンカートン探偵社でも、様々な職業人に扮した変装が行われており、南北戦争からその後まで、スパイとしても活動していたと記録に残されています。

現在の探偵はほとんど変装しない?

フィクションの世界で探偵が変装を行うと言われたのは、主にかつての探偵たちが変装に頼った調査を行っていたからでした。

世界初の探偵小説といわれるモルグ街の殺人を作ったポーも、世界に探偵小説の名を知らしめたシャーロックホームズを生み出した名探偵コナン・ドイルも、各国に存在した実在の探偵を参考に主人公の能力を作り上げていたからです。

ところが、現代の探偵はそこまで激しい変装はしません。変装はしても、かなり軽めな変装ばかりで、みなさんが知る所の探偵のように、メイクまで凝った仕事は行っていないのです。

では、なぜ探偵は激しい変装をする必要がなくなったのか?その理由を順番に見ていきましょう。

 

潜入調査時代の終わり

かつての探偵の主な仕事は人探と諜報活動でした。

人探しにはさまざまなタイプがあり、家族から知り合い、犯罪者など、ありとあらゆる人物を探し出さなくてはなりません。しかし、探し人をより確実に見つけるには、情報を得る必要がありましたが、まっとうな聞き込み調査では情報が選らないことが多かったのです。

そこで、身分を偽り、相手がより情報を渡しやすい人物になりすますことで調査を成功させていました。また、張り込みを行うためにあえて浮浪者をよそおったり、犯罪者になりすますのも、人探しのためにその場に溶け込むことが必要だったからです。

また、これは諜報活動にも同じことがいえました。当時は警察組織も発展しておらず、さらにはスパイ組織も作られてはいません。そんな中で敵側の情報や、犯罪者たちの情報を得るためには、彼らと同じ仲間を装って近づくしかなかったのです。

 

危険な調査が減ることで、探偵は変装の必要がなくなった

かつての探偵たちの調査はとても危険極まりないものでした。それゆえに、徹底した変装が必要とされたおり、当時の探偵術の教本などには必ず変装術についての項目があったほどです。

ところが、こうした危険な調査も警察組織の発展により必要性が無くなりつつありました。犯罪者の調査は警察が率先して行ってくれ、なおかつ警察の権力も拡大したので、そこまで激しい変装は必要ではなくなりました。

 

さらに、当時とは違い現代では服装などによる格差が大きく減りました。南北戦争時代にはスパイとして活躍したピンカートン探偵社も、その後のスパイ活動は軍部が担うようになり、アメリカにはFBIが誕生。探偵の必要性そのものが減っていったのです。

こうした現代で、探偵はかつてほど危険な調査は行わなくなりました。相手も犯罪者は特殊な職業人ではなくなり、必要な情報も民事レベルになったので、激しい服装の変更もいらなくなったのです。

 

かつてほど服装が変化しない

特権階級や下層階級や職業などによって大きく服装が変化しないため、場所によってそこまで大きく服装を変化させる必要がなくなったのです。

かつて、人々はその服装によって明らかな立場や階級、職業などが分かるようになっていました。しかし、現代になるにつれ、職業的な服装は極端に減り始めます。階級そのものが消え、なおかつ職業を代表するような服装も消えていき、格差も減ったせいか、服装や見た目などで人を判断することが難しくなりました。

こうしたことから、別段特殊な変装をせずとも場になじむため、私服であればとりあえずどこでも調査が出来る時代が生まれていったのです。

 

現代の探偵の変装

現代の探偵の変装はごくごく簡単なものです。しかし、その些細な変装こそが、現代に求められる最も重要な変装術ですので、その一部をご紹介します。

 

眼鏡の付け外し

眼鏡を付ける、もしくは外すだけでも、人の印象を大きく変えることができます。さらに、手軽で移動中にでも行えるため、探偵はよく予備の眼鏡や伊達眼鏡をカバンの中に常備しています。

眼鏡はえきるだけ目立つものと、目立たないありふれたデザインの2種類を使い分けます。こうすることで、メガネの付け外しだけでなく、メガネのカラーで印象を変えることで、3通りの人物になりすますことが出来ます。

 

作業着

探偵が最もよくつかう変装服は、スーツではなく作業着になります。

作業府くは、その服だけで職業を推測しやすいばかりか、探偵とはかけ離れた服装であるため、なかなか気が付かれることはありません。また、車も作業用のバンなどに乗っていれば、もはや探偵か本物の作業員であるか見分けるのは不可能に近いでしょう。

 

帽子

帽子も人の印象を大きく変えるアイテムです。

脱着やかぶり方などで印象を変化できるほか、目元も隠すことが可能なので、変装アイテムとして一つはカバンにいれている探偵が多いです。

 

まとめ

探偵の変装術は昔はかなり派手でしたが、現代ではより緻密で細やかなものになってきました。

それだけ、人の服装や容姿にそれほど大きな差が出てこず、探偵が危険な仕事を追わずに済みはじめた証拠ともいえますね。変装一つでも、探偵の歴史の流れを知れるので、気になるかたは探偵の歴史について調べてみるのも良いでしょう。

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