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行方不明者を発見した場合の対処法

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行方不明者の発見は探偵の仕事ですが、行方不明者を発見したあとは、探偵はその後のことに殆どタッチできません。

しかし、依頼者にとっては行方不明者を探し出した後こそ、本当の困難が待ち受けています。行方不明者と話し合い、その真意を探り、本人が二度と行方を晦ませないように最新の注意を図らなくてはならないからです。

では、行方不明者を発見したら、一体どんな対応をすべきなのか?

今回は行方不明者の年齢別に、対処法の一例をご紹介したいと思います。

行方不明者のバリエーション

一口に行方不明者と言っても、そのバリエーションは多岐にわたります。

そこで、年齢別に大きく7つのバリエーションに分けてみました。それぞれの年齢ごとに失踪の原因や手法が異なります。行方不明者を発見した時には、失踪の原因を把握していなければ適切な対処法が取れないので注意しましょう。

  • 小学校~中学生の行方不明者
  • 未成年の行方不明者
  • 20代の行方不明者(学生)
  • 20代の行方不明者(社会人)
  • 30代の行方不明者
  • 40~50代の行方不明者
  • 60~70代の行方不明者

 

小学校~中学生の行方不明者

小学校から中学生の間に起きる行方不明事件は、実はどの年代よりも行方不明者が多いのが特徴です。世間一般では「家出」とよばれる一時的な失踪が多く、そのほとんどは自力で家に戻るか、警察の補導、両親による発見で済みます。

この年代の子供は家庭内の軋轢をとても敏感にキャッチします。表面的には明るく子供らしくても、ストレスをため込んでいる子供は、なんとか現状から逃げ出すために家出を繰り返します。また、社会的に責任ある立場でもないため、家出をしても自分にはデメリットが無いことから、安易な発想で短期的な家出を繰り返します。

しかし、何度も家出を繰り返すのは明らかに家庭や学校で大きなストレスを抱えている証拠です。いじめや家庭内暴力、育児放棄など、無力な子供ではどうにもならない問題は、子供の力ではとうてい解決できません。

 

発見した場合は「愛情」をより多く与える

家出をした子供が発見されたら、とにかくいち早くその場に駆けつけてください。時折、仕事の都合などで迎えに行くのが遅れてしまうご両親がいますが、子供は自分が親から愛されている存在なのか確かめるため、様々な言動を確認しています。

しかし、愛情あふれる行動で家出をした子供を迎入れることが出来れば、その後、家出を繰り返す確率は減るでしょう。愛情は子供のストレスを緩和する最大の特効薬です。いきなり怒ってしかりつけたり、力まかせに家に連れ帰る真似は危険ですので絶対にやめてください。

 

未成年の行方不明者

高校生から20歳までの間は、小、中学生に続いて行方不明者が多い年代となっています。

この年代の失踪の特徴は、とても精神的に複雑な事情を抱えているということです。未成年者は子供と大人の間に位置する立場です。将来の不安や、周囲の環境、そして多感な感受性は様々なストレスを生み出し、その結果、犯罪や事故に巻き込まれるような危険な失踪を起こす子供達もいます。

しかし、中には遊び半分で姿を晦ませる子供達もいます。仲間数人と友人宅を泊まり歩いているだけで、自分の家族だけとは連絡を取らないような、とうてい同情されないような失踪も珍しくありません。ただ、この手の失踪を繰り返す子供を単純に不良としてかたずけてはいけません。複雑な家庭環境のもとに育っている子供や、学校になじめない子供など、社会に溶け込めない軋轢が彼らを失踪へと導いているのです。

 

将来への希望を見せる

行方不明になったわが子か帰ってきたら、必ず将来への希望を持たせてあげてください。

未成年者の多くは、自分の親や周囲からの愛情に気が付くことが出来ません。これは多感な年代の子供によくありがちであり、常に絶望感や苛立ち、大人への失望に満ちているのです。

こうした子供達が行方不明になるのは、自分の将来にまるで展望が持てません。しかし、その一方で自分の可能性や希望に気が付ければ、力強く自らの足で歩み初めていきます。何を目指すべきなのか、将来の目的を解いてあげることで、正しい道に戻っていくでしょう。

 

20代の行方不明者(学生)

20代の学生になるころから、行方不明になる確率は極端に下がり始めます。ただ、この年代から増えはじめるのが、自殺の確率の上昇です。

大学生や専門学生はそれほど失踪率は高くありません。20歳を超えて学生をやっていると、社会的に保護された立場という意味でストレスを感じることはあっても、ある程度の自由を得られており、将来にも展望が開けているので、行方不明率は下がります。

ところが、大学の勉学によるストレスによって失踪することもあります。または、失恋などによる失踪が多くなるものこの年代です。ほかにも、将来への展望がひらけず、周囲からのプレッシャーに弱い学生もにゅくえ不明になる傾向が高いです。

 

学生の行方不明は理由をいきちんと聞いてあげる

20代の学生が行方不明になるのは、主に精神的なもろさからきています。この年代はストレスに強い人間が多いのですが、行方不明になる人間は極端に精神的プレッシャーに弱いという特徴があります。

その悩みをきちんと聞いてあげること、さらには学業を一時的に停止して、本人を休ませるなどの措置も検討しなくてはなりません。

一時的、もしくは長期的な精神疾患を抱える失踪者が増えるのものこの年代です。メンタル部分のケアは家族だけでは不可能なことも多いので、精神科医やカウンセラーへの相談も視野に入れておきましょう。

 

20代の行方不明(社会人)

20代社会人の行方不明者は、仕事のプレッシャーから逃れるために行方不明になることが多いです。

さらに、中には素行の悪さゆえに、犯罪を含む様々なトラブルのせいで行方が分からなくなるのもこの年代からです。親と軋轢や、社会になじめないまま社会に放り出されてしまった若者が行方を晦ませても、その先で新たな生活拠点を構えている可能性があります。

 

家族の協力と社会との対話をうながす

20代の社会人で行方不明になる人間は、社会的な弱者と呼ばれる人が多いです。低賃金労働に従事しており、なおかつ孤独で世間から浮いている印象を持たれているでしょう。

そんな行方不明者が発見さらた、まずは一時的にでも実家に戻ってきてもらいましょう。それを踏まえ、今後の生活はもちろん、別の方法による自立を促すのも良いかもしれません。

 

30~40代の行方不明者

30代の行方不明者は、明らかに両極端な立場の人間が行方不明となります。

一つめは、社会的に責任ある立場となりながら、まだまだ現役で現場で活躍する仕事人間です。この年代の人間はチームのリーダーを任されやすいものの、まだまだ現場を離れられないため、最も強いプレッシャーを抱えなくてはなりません。

そのため、仕事は有能ながら、精神的なもろさがある人間ほど多くのストレスを抱えるはめになります。さらに、ストレスを癒す場所であったはずの家庭でも幼い子供がいるため、自分の抱えている問題を明らかにするわけにはいきません。こんな高ストレスの結果、職場にも家族にも知られず、ひっそりと行方を晦ませることとなります。

もう一つは、社会的な孤独と将来への展望の無さを悲観して行方を晦ませるパターンです。この年代でも定職につけずにアルバイトをしていたり、体を壊して働けない人は、将来への不安のあまり、ここで自ら幕を下ろそうと死を意識した失踪に踏み切ります。

いずれの行方不明も高いストレスによって引き起こされますが、この年代の特徴は、若い頃に比べて次第にストレスへの耐性を減らしていってしまうことです。その結果、自殺率は格段に高くなり、発見後のアフターケアも慎重に行わなくてはなりません。

 

安心できる場所の提供

ストレスへの耐性が弱まり、なおかつ社会性ストレスが高まるこの年代の行方不明者は、とにかく安らぎをもとめています。

行方不明者を発見したあとは、しばらく様子をみながら、ストレスを緩和できる方法を探し、再び社会に戻れるよう準備を整えておきましょう。

 

60~70代の行方不明者

60~70代の行方不明者の失踪は、主に生活苦や疾病を原因としてます。

この年代の代表的な失踪は認知症によるもので、本人は失踪するつもりが無いものの、いつのまにか家に帰れなくなります。認知症による失踪は事故の遭遇率も高いことで知られていますが、中には自らの認知症に悲観し、自殺を目的とした失踪を遂げる人もいます。

また、生活保護を受けられなかったり、年金があまりにも少ないことから失踪に踏み切る人も増えはじめます。日本は史上初めての超高齢化社会に突入しており、今後もこの年代の行方不明者は増え続けるでしょう。

 

死を思いとどまらせ、老後の充実を図る

60~70代の失踪は全年齢中もっとも死亡率が高いことで知られています。命の危険がもっとも高い以上、安易に説得することもできないので、基本的には専門家による力が必要になります。

また、老後の不安が失踪と直接結びついているので、老後の生活をじ充実できるように、回りの家族が配慮してあげることも重要です。

 

失踪者は何の理由もなく消えはしない

行方不明になる人間は、必ず目的をもって姿を消します。その目的は、他人から見てもわかりにくいばかりでなく、中には失踪者自身も気が付いていないケースが多いです。

行方不明になったあと、気が付けば自殺の名所に足をふみいれていたという行方不明者も少なくありません。自らの命を危険にさらさなければ救われない本人の現実をしっかりと見極め、発見後のフォローは常に最新の注意を払うようにしてください。

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