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そこまで怖がる必要はない?探偵のイメージと現実とのギャップ

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探偵は様々な技能を使って調査を行うプロ集団です。

しかし、そのイメージは人それぞれでまったく違うのも探偵の特徴。探偵業界のイメージはフィクションが先行しているせいで、実際の探偵と皆さんとのイメージが大きくかけ離れています。

しかし、大きくなり過ぎたイメージを頼りに探偵に依頼すると、その後探偵社とトラブルになる事も多いでしょう。また、悪すぎるイメージを目安にしてしまうと、本当は調査できたことも、頼まずに終わってしまうかもしれません。

そこで、今回は世間の持つ探偵のイメージと現実の探偵にどこまでギャップがあるのか、一般論を元に検証していきたいと思います。

 名探偵っているの?

ドラマや小説、そして漫画やアニメなど、至るところに探偵は登場します。

その中で最も登場回数が多いのが『名探偵』と言われるキャラクター達です。彼らは颯爽と事件現場に現れてあっという間に事件を解決してしまう天才達であり、ミステリ好きならずとも、名探偵に憧れを持ったことのある人は多いです。

だからこそ、探偵業界には「名探偵」が居ると思っている人は非常に多いです。特に若い世代の方ほど「名探偵って居るの?」という質問をされます。

こうした質問には「名探偵は居ません」と答えるのが正しいのですが、実を言うと、探偵の歴史の中では名探偵と呼ぶに相応しい人物が登場しています。

ウジェーヌ・フランソワ・ヴィドック

探偵業の生みの親といわれるヴィドックは、元囚人でありながら、脅威の記憶力と潜入調査の技術で警察に協力し続けました。

しかも彼はその後警察になり、パリ警視庁を設立し、科学調査やプロファイリングの基礎まで作ったという伝説の探偵です。

アラン・ピンカートン

18世紀のアメリカで活躍した探偵。元樽屋の主人でありながら、警察の捜査に協力し、その後世界で最も有名な探偵社「ピンカートン探偵社」を設立。リンカーン大統領の警護から、南北戦争時のスパイ活動までこなす巨大な総合探偵社は、当時は軍人の数よりも多くの探偵を雇い入れていたと言われています。

ただ、この様な実在した名探偵達は非常に珍しい例であり、現代の日本にはまず存在していません。名探偵に依頼しようと思って探偵社を訪れても、肩透かしを食らってしまうで気を付けてください。

探偵は高い推理力を持っている?

探偵が高い推理力を持っているという説は、やはりフィクションからの影響が強いです。

では、実際に探偵は高い推理力を持っているのか?

実をいうと、推理とは関係のない地道な仕事が多いです。

それに「推理」というものは、探偵の世界ではあまり好まれていません。

なぜなら、推論は人に先入観を与えやすいからです。

これを心理学の世界では「認知バイアス」と呼んでいます。自分の考えを優先するがあまり、誤った選択をしてしまうこの現象は、調査の現場では非常に危険です。事実だけを見るのが探偵の仕事ですから、下手に推論を立てるのはかえって仕事の邪魔になってしまいます。

しかし、それでも推理力が必要となる調査もあります。

それは「所在調査」と「行方調査」の二つです。

この二つの調査は、とにかく情報の量がものを言うのですが、もしも依頼者から提供された情報が少なければ、調査対象者にたどり着くことが出来ません。

ただし、これを推論によって埋めれば、情報が少なくとも本人が何処に居るのか特定できる可能性は高まります。特に行方調査は調査対象者が向かいそうな場所を推論で当たりをつける作業、いわゆる「山を張る」という仕事が重要になってきます。

ただ、やはり正確さ命となる調査の現場では、山を張るよりも地道に証拠を集めていく方法が好まれます。急がば回れが調査の基本ですので、名推理にはあまり期待しないでください。

悪徳探偵社ばかり?

探偵という仕事は確かに怪しいものです。

しかし、そのせいか探偵業界には「悪徳探偵社」ばかりで、良い探偵社はほんの少しなのではと思い込んでいらっしゃる方も多いです。

ですが、実際の探偵業界には「悪徳探偵社」と言われる業者は殆ど居ません。得に探偵業法が制定されてから数はどんどんと減っているので、依頼者の方が悪徳探偵社と出会う確率は相当低いでしょう。

ただ、この点については、依頼者の方には何の非もありません。

そもそも、探偵業という仕事の怪しさが原因ですし、ライセンス制度が導入されていないのも依頼者が安心して利用できない理由の一つです。

悪徳探偵社は0ではありませんが、その数を減らすために探偵業界は頑張っています。

業界のイメージアップを図るためにはまだ時間が掛かりますが、今後は皆さんがより安心して利用できるイメージを持ってもらえるでしょう。

何でも調べてくれる?

探偵という仕事をあまり知らない方は「依頼すれば何でも調べてもらえる便利な人達」という様に考えているかもしれません。

しかし、探偵は何でも調べられません。法律の範囲を逸脱したり、差別的な調査を行うのはもちろんですが、何より調査員の身に危険が及ぶような調査は絶対に行えません。

そして、日本の探偵は法的な権限を持っていません。公安の様に、上からGOサインが出されれば、法律を逸脱することが許された組織でもありません。

あくまで「一般人」の領域を超えずに、一般人以上の仕事をするのが探偵です。無理な調査は出来ないと言うのもプロの仕事ですので、探偵から調査を断られてもあまり気にすることはありません。

まとめ

探偵という仕事について、また一つ詳しくなれたと思います。

そして、探偵という仕事が、自分と同じ人間が行っている事実をご理解頂けたと思います。

こうして探偵について詳しくなって頂ければ、調査を依頼するときもスムーズに行えるでしょう。相手は普通の人間ですし、契約書も交わせば、消費者法に乗っ取って重要事項の責任も行います。

探偵は特別な人間ではありません。あなたと同じく、仕事として調査をしてお金をもらって生きているだけです。

調査員も相談員も、結局はサラリーマンと変わりません。必要以上に警戒する必要はまったくありませんので、同じ人間として接してあげてください。

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