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人探しは終わらない。探偵が行方調査を続ける理由

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探偵の仕事は、今や浮気調査が主流となりつつありますが、最近では所在調査や行方調査のニーズも次第に高まってきています。

その背景には、日本の行方不明者の増加という隠れた社会問題が潜んでいます。行方不明者は他者に危害を加えることなく、静かに姿を消しているため、ニュースや新聞などで取り上げられることも少ないです。

しかし、そうした隠された社会問題こそ、静かにその数を増やしていき、大ごとになってから人は過ちに気が付くものですよね。

そこで、今回は日本の行方不明者の実態を紐解き、探偵社への依頼が増えている実情について詳しく迫ってみたいと思います。

 

日本の認知症行方不明者の増加

警視庁が発表した「平成26年中における行方不明者の状況」によれば、認知症が原因で行方不明になった数が1783人となっており、前年度と比べて461人増加しています。

この数字はまだ序の口といって良いでしょう。いずれ団塊の世代が70代に突入し、認知症の数が増えていけば、行方不明者の数も自然と上がっていきます。

 

さらに問題となるのが、行方不明者を介護する人間が不足している点です。介護施設も数が足りず、資金的にも余裕が無い家庭では、家庭内で家族を介護しなくてはなりません。となれば、家族が目を離した隙に家を飛び出してしまう人も珍しくありません。

この問題はすでに社会現象として捉えられてはいますが、その対応はまだ完璧とは言い切れません。だからこそ、探偵が認知症患者の捜索にも終わりはありません。

 

精神疾患を理由にした行方不明の増加

日本の精神疾患者数は年々その数を増やしています。その背景には、精神疾患に関する知識の増加や、精神疾患として認定される社会に不適格な性格や行動などが増えている実情があります。

もともと、行方不明になる人達は様々な意味で社会的弱者となってしまっています。その中でも、精神疾患は肉体的な損傷もなく、他人には理解されない疾患であるため、社会からの風当たりが強いのが特徴です。

 

しかも、彼らは肉体が健全であるがため、行方不明になることも簡単です。遠い場所に移動し、人知れず命を絶とうとする行方不明者を追っていれば、彼らの悲痛な叫びがいつも聞こえて来る気がします。

ただ、残念なことに、彼らの悲鳴を聞いた人間はそう多くありません。他者に危害を食わず、自らを呪って行方不明になる人間たちは、今この瞬間にも存在しているのです。

 

インターネットの友人を介した家出の増加

最近の子供の家出事情は昔とは違い、インターネットを介した知人や友人の家を渡りあるく様な傾向があります。

子供達の家で先の受け皿となるのは、実際には会ったことのない大人達であることが多いです。ただ、その大人たちが皆善良で、子供たちの親に家出の報告をしたり、家に帰ることを勧める様なタイプばかりではありません。

 

かつて有名になった「神待ち掲示板」は、現在はその姿を大きく変えています。LINE掲示板や出会い系SNSなどで家出少女と接することもできます。

また、SNSで無くとも、今やインターネット上で家出少女との出会いを求める男性は、ありとあらゆる場所で待ち構えています。家出をする子供たちにとって、これほど危険な時代も無いかもしれません。

 

行方不明者は死者につながりにくい?

行方不明者になっても、すぐに発見される事は多いですが、死者が少ない訳でもありません。

平成26年度の警視庁が発表した「所在が確認された行方不明者の状況」によれば、総発見数が30146人なのに対して、その内に死亡が確認されたのは4.115名になります。

また、行方不明者の総数が81,193人となっていることから、発見されたのが半数以下である数字を見ても、行方不明者が早期発見できるケースは少ないことがお判り頂けたかと思います。

 

早期発見に繋げるためには?

行方不明者を出来るだけ早く発見するためには、まずは行方不明者が発生したことを出来るだけ早く理解しなければなりません。

実は、行方不明者の家族の多くが、行方不明者が発生してから24時間以上経ってから警察に届け出を出しています。

届け出が遅れてしまう理由は様々です。「警察沙汰にはしたくない」と思ってしまったり「きっと帰ってくるだろう」と楽観的な考えのため、警察への届け出が遅くなっている人もいます。

 

私が知っている限り、最も届け出が遅れた行方不明案件は、失踪から2ヵ月が経った後の事でした。行方不明になったのは未成年の少女でしたが、普段から素行が悪く、家でも繰り返していた為、家族も半ば見放していたそうです。

しかし、その結果待っていたのは、発見された娘さんの遺体でした。実は行方不明になったその日の夜、彼女は自宅から数キロ離れた地点で車に跳ねられ、しかもその遺体は山間の山林に放置されたままだったのです。

この様な惨い事例は、まだまだ沢山あります。もしもっと早く警察に届け出ればと後悔しているご両親も後を絶ちません。この様な出来事を無くすためには、出来るだけ早く家族が失踪を断定し、警察に届け出るしかないのです。

 

行方不明者の捜索は探偵も行える

行方不明者の捜索は探偵の大切な仕事の一つです。昔から人探しを生業としてきた探偵は、行方不明者の捜索の歴史も古く、そのノウハウも警察に劣らないものがあります。

ただ、警察の様に無料とではいきません。どんな行方調査であっても、複数の調査員が現場に出る以上、そのための費用は必ず発生します。

行方不明者の捜索は状況によって料金が数十万円単位で変わってしまうため、相場と言われるようなものはありません。ただ、私個人の感想としては、大凡100万円前後を見ておけば良いかと考えています。

 

まとめ

行方不明者の問題は今後も無くなりはしません。学校や社会、そして家庭に馴染める人間ばかりでは無い以上、行方不明者になる人間は後を立ちません。

ただ、上記の通り彼らは社会的弱者です。助けを求めることが許されていなかったり、声を上げることが出来なかった為、その姿を消してしまう人も珍しくありません。

さらに、ただ姿を消すだけではありません。その存在を、この世から消してしまいたい願望が常に行方不明者にあることを忘れてはなりません。

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