危険すぎる若者の現場、探偵が見た大麻の現場

現在、日本で最も話題となっている違法薬物といえば『大麻』に違いないでしょう。

アメリカでは犯罪組織の供給源を断ち、税収入を獲得するために一部の州で大麻が合法化されました。

この動きを受けて、日本でも現在大麻を合法化しようとする動きが活発化してきており、政治家の中にも大麻合法化を訴えるような人物も出つつあります。

しかし、同時に大麻による逮捕者も増加。

大麻の流出量も次々と増えており、大麻を購入できる層も大きく広がってきているのです。

そこで、今回は探偵として調査の現場で見た大麻の

実態について詳しくご紹介させて頂きます。

 

犯罪調査の中で登場する大麻

 

探偵の調査項目の中に『犯罪調査』というものがあります。

犯罪調査では、犯罪に関わる調査を行います。

主に多いのは詐欺関連で、窃盗やいやがらせ、公共物の破壊なども探偵が調査出来るものです。

ただ、中でもデリケートなのが麻薬に関する調査です。

私が過去に麻薬に関わる調査を経験したことは数えるほどしかありませんが、その多くは対象者が麻薬を使用していた証拠を掴んでいます。

 

とある若者の大麻事情

その調査は、ある両親からの子供の素行に関する調査からスタートしました。

両親が相談してきたのは、一人息子であるAさんという人物が、家の外で何をしているのか調べて欲しいというものでした。

この両親は都内の富裕層にあたる人々で、お子さんは誰もが聞いたことのある有名大学に通われていました。

以前までは非常に真面目だったものの、大学に通いはじめてから素行に怪しさが目立ちはじめ、ついに単位も足りず留年をしてしまったというのです。

大学生の留年はさほど珍しいものではありません。

親としてはショックでしょうが、その理由として、本人が外出してから外で遊び過ぎていることが原因だと考えているようでした。

留年をしてからは実家に戻らせて勉強に専念させようとしたそうですが、平日でも深夜過ぎに帰宅することが多く、時には自宅に何日も戻らないこともあるそうでした。

Aさんの交友関係

調査を開始すると、夕方、自宅から出てきたAさんは情報通り徒歩で移動を開始しました。

私は彼の後方について徒歩で尾行、もう一名はさらに離れた位置から尾行を開始。

車両尾行用の車両も後方に待機する、一名の尾行としては申し分のない体制で調査を開始しました。

Aさんは駅に乗ると、そのまま都心部の方向に向かいます。

やはり繁華街で遊んでいるのかと思いきや、なぜか都心部から少し離れた、隣県の町で駅をおりました。

その場所は、Aさんの大学がある場所の近くです。

駅を降りたあと、Aさんはそのまま近くのコンビニへと向かいました。

コンビニの前にはすでに数名の男性がたむろしており、Aさんがやってくると声をかけてきます。

仲間と合流したAさんはそのまま集団で移動、駅前から少し離れた場所にあるクラブの中へと入っていきました。

クラブに入ったあと、車両の中でクラブの規模とイベント内容を調べました。

結果、潜入が可能と判断した私達は、その時にもっとも年が対象者と近く、服装もラフであった同僚の調査員がクラブの中に入り、対象者の行動をカメラに抑えることとなったのです。

クラブの中に入って数分後、調査員からのメールが入りました。

それによれば、Aさんは仲間数人と酒を飲んでいるようでしたが、妙なことに、パイプらしきものを加えているとのことでした。

この時調査員は、パイプタバコだと思っていました。

そうすることが彼らの中の流行で、おしゃれの一部だと考えたそうでしたが、先輩調査員が「もしかしたら、大麻じゃないか?」とつぶやきました。

大麻の吸引方法は様々です。特に多いのが、紙で撒いて火をつけ、タバコのように吸引する方法です。

しかし、より簡単な方法として、パイプを使って火をつけて吸引するという方法もあります。

パイプを好む若者は多くありません、しかし、紙で撒くよりも手軽で、ガンジャなどの大型の機材も必要ではありません。

普段から持ち歩くことが可能で安価なため、パイプを好む人間が多いのです。

この時、パイプを使って吸引していたのは、その場にいたほぼ全員で、パイプを取り出したのは仲間の一人だったそうです。

乾燥大麻もその人物が所持しており、その後、小分けにした大麻をAさんを含む仲間数人に配っている様子も見受けられました。

大麻というのは、合成麻薬に比べれば非常に高価な薬物です。

グラム単位で3~4千円程度が相場となっており、メス株やバッツと言わる幻覚作用の高い部位となると、さらに単価は跳ね上がります。

しかし、彼らはそれほどお金を持っているようには見えませんし、Aさんのようにただの大学生もいます。

大麻は流通ルートのある仲間の一人が手に入れ、回りに格安で配っていたのでしょう。

学生の間に蔓延する大麻

今や大麻は悪い人間だけがやるものではありません。

有名大学の学生であろうが、サラリーマンであろうが、高校生であろうが大麻をやることが可能で、しかも入手するルートも増えています。

また、大麻は栽培して収穫することが可能な麻薬です。

海外からの輸入に頼らずとも、室内や庭先で生産が可能なため、おもいもよらない場所から大麻が流通し蔓延することもあります。

流通ルートを断つことが難しいという事情もあり、ファッションやアメリカナイズした文化が多数流入している若者は、もっとも大麻に近い日本人でもあります。

交友関係の広い人間なら、その中に大麻を流通させてくれる人間がどこに現れても可笑しくないというのが日本の若者の現状かもしれません。

   大麻は、その使用による中毒性が低いと言われていますが、大麻の使用は明らかな違法です。もしもお子さんが大麻を使用している可能性があるなら、探偵を雇って調査を行い、大麻使用の実態を明らかにするのが得策かもしれません。