個人探偵事務所ってどうなの?依頼者にとってのメリットとは

平成28年現在、日本における探偵業の届け出件数は5000件を超える現状となっています。

その中で、個人の届け出はおよそ4000件前後をここ数年キープし続けている現状にあります。

個人で経営を行う探偵事務所には様々な形態があります。皆さんがイメージするような個人経営の探偵事務所から、表向きは事務所を構えず、フリーで調査を下請け専門の個人探偵、さらに探偵社の支社として個人での届け出を行うケースも見られます。

この中でも、今回は探偵を依頼しようと考えている人に一番関係のある「個人で経営を行う探偵事務所」にスポットをあて、依頼の際のメリットやデメリットについてご紹介させて頂きます。

個人で経営する探偵事務所って?

個人の経営する探偵事務所とは、探偵一人で経営しており、なおかつ法人届けのなされていない探偵事務所を指します。

また、一般的には法人届が出されていた場合でも、探偵が一人で経営を行っているなら、それは個人で経営する探偵事務所と呼べるでしょう。

 

フィクションに登場する探偵はだいたい個人経営

フィクションの世界で登場する探偵というのは、実際には大抵が個人で経営を行っている探偵です。

ミステリーやハードボイルドなど、タイプの異なる様々な探偵がいるので、これを読む人々のイメージは異なるでしょうが、思い返してみれば、彼らの殆どが一人で探偵事務所を経営していたはずです。

もしも助手などが居る場合、これは個人経営の探偵事務所とはいえませんが、助手がいたとしても、自らの事務所を持たないような探偵は、所謂「フリーランス」に該当するでしょう。また、助手に給料を払っていない場合も同じ。となると、あのシャーロックホームズも、実際には個人経営の探偵だったのかもしれません。(当時は探偵に関する法律が無かったので、正確な定義は難しいです)

 

独立開業する探偵は素人が多い?

何の経験もなく、はじめに個人で事務所を経営する探偵事務所は沢山います。個人での開業は最も敷居が低く、届け出の許可は誰でも簡単にもらえるため、過去に犯罪歴などなければ、探偵業の経験のない人でも簡単に届け出が行えるのです。

この様な事情から、個人で届出を行う探偵は巷に溢れているのですが、届け出の許可はいらずとも、何の経験もなくいきなり探偵業を行えることはまずありません。尾行のノウハウも、張り込みのノウハウも無く、さらには営業宣伝、経営のノウハウもない個人の探偵は生まれては消え、また生まれては消えを繰り返しているのが現状えdす。

 

独立開業で個人で探偵事務所を続けている人達

もともと別の探偵事務所に所属していた探偵が独立したあと、個人で探偵事務所を始めると、その後の経営は楽になると言われています。

また、依頼者にしても、未経験からいきなり探偵になった事務所に依頼するよりも、こうして経験を積んで独立、開業した個人経営の探偵のほうが信頼できるでしょう。

独立した直後、個人で事務所を始める探偵の多くは、以前から作ってあるコネを利用し、様々な下請け調査も同時に行っています。そのため、「この事務所はきっとひまなんだろうなー」と依頼者が電話をかけても、調査スケジュールでびっしり埋まっていたこともあるので気を付けましょう。

 

人員が足りない時には調査を振るか、ヘルプを頼む

個人で探偵業を営んでいる以上、出来る調査も限られたものになります。

特に難しいのが、多くの人員を必要とするような、警戒心の高い対象者の尾行です。

この調査も、あえて途中で調査を辞めながら、じっくりと間を詰めることで一人でも調査を成功させることもできますが、尾行が発覚する恐れもあるので、よほど調査に自信のある探偵以外は真似しません。

 

こんな時、個人の探偵事務所では大抵別の探偵社と協力して調査を解決します。

案件そのものを折半で渡すこともあれば、調査員を借りて一緒に調査を行うこともあるでしょう。いずれにせよ、調査事態は成功する確率は上がりますし、依頼料金が高くなることもないので、依頼者にとっては他の探偵社とのコネがある個人探偵に依頼するほうがメリットが大きいです。

 

■おすすめの個人経営の探偵事務所

私の個人的な見解からおすすめの探偵事務所をご紹介するとしたら、それは以下のような条件を備えている探偵事務所だと言えます。

 

事務所がある

自宅兼事務所であってもかまいませんが、一応まがいなりにも自分の事務所を構えている探偵を選びましょう。

個人経営の探偵との面談を行う時は、自宅に依頼者を呼ぶことを恥ずかしく思い、事務所の外で面談を行うこともあるでしょうが、これは普通のことで、特に怪しいということもありません。

 

調査経験が3年以上ある

調査経験が3年以上ある個人経営の探偵なら、その探偵は浮気調査などの基本的な調査は難なくこなすものと思って良いでしょう。

これだけの年数がたっているなら、他の探偵社とのコネクションもある程度持っており、自分の力だけでなく、協力他社の力も借りて調査を行えるはずです。

 

ベテランである

個人経営の探偵でもベテラン探偵というのは珍しくありません。私が知る限りでも、他に仕事をしている傍らで好きな探偵業を続けているベテラン探偵夫婦や、やはり別に事業をしているものの、長く続けてきた探偵業も続けているいぶし銀のベテラン探偵が世の中にはいます。

こうした個人探偵に出会うことが出来れば、依頼者にとってはかなりラッキーだと思います。法人よりもあまり信用が無いと言われる個人経営ですが、ここまでくると、あえて法人として経営していないだけで、実態は腕の立つ探偵でしかありません。

 

あえて個人探偵を選ぶ理由

依頼者は特にあえて個人探偵を選ぶ理由は無いとお思いですが、実際には個人の探偵に直接依頼して得られるメリットというのも幾つかあります。

 

料金交渉を探偵と直接できる

経営者件探偵件営業マンである個人の探偵は、依頼者との料金交渉で値段を下げてくれやすい印象を受けます。

法人となると、金額交渉にも限度がありますが、個人の場合は依頼者を選ぶ余裕がなかったり、反対に別の下請けや事業で安定した経営を続けているため、直接の依頼には柔軟に対応してくれることもあります。

 

依頼者の要望を良くみ取ってくれる

大手の場合、探偵と営業、相談員は全て別の部署となっており、調査の現場に出ている探偵たちは依頼者の顔も見たことがありません。

一方、個人経営の探偵は依頼者の顔をみて、その後自分で調査を行うので、依頼者との間に多くの人間が入らないぶん、依頼者の要望も聞いてもらいやすいかもしれません。

ただし、探偵にあまり無茶な注文はしないようにしましょう。個人の探偵で経営に困っていると、少しばかり危険な要望でも受けてしまうこともあります。こうなると、依頼者の身も危険になるかもしれないので、現場の探偵が無理そうなら様子を見てあげてください。