探偵学校に入るためには、まずは入校手続きを行わなくてはなりません。
しかし、こうした特殊な学校だけに、どうやって入学すれば良いのか、教えてくれる人は周囲にはいないでしょう。
また、探偵学校のサイトなどを見ても、入校方法についてわからないという人も多いはず。
そこで、今回は探偵学校の入学方法について詳しく解説させて頂きます。
探偵学校への入学方法
探偵学校に入学するためには、まずはそれぞれの探偵社のホームページを閲覧します。
そこで、入学のための資料請求を行うことになります。
資料請求の方法
資料請求の方法は応募フォーラムから、自分の名前、住所などを記入して資料を送ってもらうことになります。
また、分からないことがあるなら、探偵学校に直接電話しても良いでしょう。
送られてくる資料の内容
送られてくる資料には、探偵学校の概要と、入学のための費用、そして入学申し込み用紙が同封されています。
送られてきた資料は、入学前にきちんと読んでおきましょう。
特に、入学金などを親に出してもらう人は、資料をきちんと親に見せて納得してもらわなくてはなりません。
送られてきた探偵学校の資料は、学校でどのような事が学べるのか、学んだ結果、入学者にどのようなメリットがあるのか説明されています。
この内容をきちんと読まずに入学すると、あとでトラブルの元となるので大切にしましょう。
学校説明会に参加する
探偵学校を運営する会社では、学校説明会に参加して学校の内容を確かめることもできます。
大手探偵社の探偵学校では、入学希望者のための説明会や、運営会社の詳細について希望者に説明する会を開いています。
説明会では実際の授業が度の様に行われるのかを説明してくれます。
教材として使われる機材も見せてくれるほか、授業の体験も行うことが出来ます。
ある探偵社では、学校説明会で撮影体験を行っています。
特殊な機材であるナイトビジョンを使用した訓練を体験できるほか、盗聴器発見の体験も人気だといいます。
学校説明会への参加は無料です。
事前に問い合わせて参加すると良いでしょう。
入学の手続き
入学の手続きを行うには、入学届の他にも、入学金も必要になります。
入学金に相場は存在しませんが、大手探偵社はおおむね30万円前後を入学金として設定しています。
プログラムごとによって金額が変わる
探偵学校では、受講する授業によって料金が大きく変わります。
大半の探偵学校では「基本コース」と「応用コース」「プロフェッショナルコース」のような三段階のプログラムに分かれており、それぞれ教える内容と授業時間が変わります。
基本コースとは?
基本コース、もしくはスタンダードコースは、基礎的な探偵の技術を教わることが出来ます。
尾行や張り込み、撮影の実習をはじめ、聞き込みや法律の技術に関する座学が組み合わせたプログラムが一般的です。
授業の時間は全体で20時間前後となることが多く、もっともシンプルなプログラムとなっています。
探偵を目指す人の多くが基本コースを選び受講しています。
特に、大手探偵社の調査員を目指すような人は、この基本コースでも十分就職の見込みがあるでしょう。
応用コースとは?
応用コースとは、基本コースをさらにグレードアップさせたプログラムだと考えて良いでしょう。
授業の内容はより実際の調査に近いものとなっており、車両での尾行訓練や、ホテルへの出入りの撮影、さらに盗聴発見などもこなし、最終的には受講生自らが自分の調査を報告書として纏めることになります。
このコースは基本コースに+5万円前後となることが多いです。
より現場に即した授業を受けることが出来るので、応用コースを出ることで即戦力として現場で働くことも可能でしょう。
プロフェッショナルコースとは?
プロフェッショナルコースは、主に経営者向けのコースを指す言葉です。
探偵学校には、企業の社員として探偵をやる人いがいにも、自ら独立開業を目指して学びに来る人も大勢います。
そんな人達のために、探偵業の経営に必要な知識と技術を教わることが可能なコースは、全国の探偵学校で人気を集めています。
探偵事務所の経営は簡単ではありません。
業界のシェアは景気に関わらず一定していますが、その分、突然シェアが増えるようなこともなく、常に大手探偵社同士の依頼者争奪戦となっています。
そこに、いきなり個人経営で探偵事務所を出したとしても、自分の事務所に依頼が来ることはまず無いと思って良いでしょう。
ですが、マーケティング戦略や経営の仕方、調査員のマネジメント方法や教育方法などを学んでおけば、探偵業界でのシェア争奪戦を生き残ることが出来ます。
さらに、このコースで最も重要なのが、探偵学校を卒業したことにより、業界で様々なコネクションを築くことが出来るからです。
実は探偵業界では、小さな探偵社の主な仕事は大手探偵社の下請けです。大手は依頼が集まるにしても、その全てを自社でまかなえません。
そこで、独立開業したばかりの探偵事務所は、大手の下請けとして働くことで利益を上げていきます。
ただ、下請けに入るにしてもコネクションが無くてはなりません。
また、大手のフランチャイズとして働くにしても、探偵学校に入ることは必須です。
最低限の能力があることを証明するのが、探偵学校の卒業証書となるのです。
仕事をしながら働くことも可能?
探偵学校へ入学するのは、仕事をしながらでも可能です。
探偵学校というのは、基本的には専門学校や自動車学校と同じシステムを取っています。
授業は夜間も行っているので、日中は仕事をして、夜に授業を受ける社会人も沢山いるので安心です。
まとめ
探偵学校に入学するのはとても簡単です。
費用面も、専門学校に比べれば格段に安いことが魅力です。
また、最近は探偵も減りつつあるので、就職率も高くなっていると言われています。
独立開業をするなら尚の事、探偵学校に入学することは必須です。
探偵になるためには、学校に通うことが最短ルートです。しかし、探偵学校に通うなら探偵学校の仕組みや料金などを良く調べ、その後の将来も考えながら学校を選ぶようにしましょう。
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