探偵学校の調査テストとは?~行動調査編~

探偵学校には、尾行訓練の合間や、その最後に必ず調査テストがあります。

テストと聞くと緊張してしまう人もいるでしょう。

ですが安心してください。

多くの探偵学校における調査テストや卒業テストとは、運転免許を取得するレベルですので、大半の方は卒業することが出来ます。

ただし、試験を受ける人全員が100%取得できるとは限りません。

運転免許試験と同じように、きちんと真面目に授業に受けて、自分でも試験に向けた勉強を受けていないと、うっかり試験に落ちるような人も出てきます。

しかも探偵学校はその特性上、秘密主義であり、試験の方法も各社様々。

参考書なんて存在しません。

   そこで、ここでは探偵学校の調査テストについて、私が経験した内容をご紹介します。これから探偵学校に入る人や、卒業テストを受けようと思う人は試験の参考にしてください。

 

試験の内容

 

私が通っていた探偵学校の試験は2度ありました。

一度目はカリキュラムの途中。

二度目は卒業試験としてのテストです。

ただ、どちらも内容はかなり似通っていたので、こまずはその内容について紹介します。

 

・実地テスト(尾行・張り込み・撮影)

・筆記テスト(調査に関わる各種法律がメイン)

実地と筆記の二つのテストがあるのも運転免許の試験に似ていますよね。

また、この二つのうち、得点が低くなりやすいのが実地であるのも運転免許試験と似ています。

筆記は学校で教わったあと、自分で家で勉強するだけでも十分に勉強することが出来ます。

実地テストは尾行、張り込み、撮影を基本としており、こちらも自分で勉強することは可能なのですが、やはり法律を覚えるよりも、こちらで躓く人のほうが多いです。

 

実地テストとは?

尾行・張り込み・撮影を基本とした実地テストでは訓練した技術がどの程度なのかをチェックされます。

私が通った探偵学校や、勤務先で運営していた探偵学校ではマークシートでのチェック方式を使っていました。

マークシートでチェックされる内容は公に明かすことは出来ませんが、尾行の中で不審な動きが無かったか、見失うポイントが無かったかなど、複数の項目が準備されています。

それらのポイントを一定数上回れば合格となるのですが、やはり実地のテストでは講師の方が優しくポイントを付けてくれるという事も少なく、満点を取れるような人はまず居ません。

 

訓練コース

 

実地テストで使われる訓練コースは講師が考えます。

あえて悪戯に難しいコース設定をする人はいません。ただ、テストでは現場で調査を行うためには、一通り乗り越えなければならない障害もあるので、次のような順路をたどることが多いです。

 

 【テストで出てくるポイント】

1「駅の乗り降り」

都心部のテストでまず間違いなく最初のチェックポイントとなるのが、駅の乗り降りを上手く尾行できるかです。

東京を中心とした関東圏では、多くの人が車ではなく公共機関を利用した徒歩通勤を行っています。

そのため、尾行では車よりも電車を使うことが多く、どうしても電車通勤の様子を徒歩尾行で追うしかありません。

しかし、故郷交通機関は朝夕の通勤ラッシュがすさまじく、距離の取り方を間違えると一発で失尾(対象者を見失う)危険なポイントです。

実地テストに不安があるなら、このポイントだけでも自分で練習しておくと良いでしょう。

 

2「デパートやショッピングモールに入る」

デパートやショッピングモールは浮気調査ではかなり出入りするスポットです。

さらに、このポイントは対象者が不規則な動きを繰り返すため、慣れていなければ失尾の可能性はもちろん、発覚の確率も高くなります。

買い物をする人間を尾行するポイントは、一般の買い物客を装って動くことです。

同じショッピングモールの中なら、視界に何度も同じ人間が目に入ってもさほど気になりません。

怖いのは、緊張のあまり不審な動きをして、対象者に顔や服装を覚えられてしまうことです。

堂々とすることを忘れず、相手をつねに視界のすみに捉えるようにして尾行しましょう。

 

3「飲食店への出入り」

調査の間には、かならず対象者は飲食店に立ち寄ります。

ただの食事なら良いのですが、浮気相手など、調査の中で重要人物となる人間と店内で接触する可能性もあります。

そのため、テストでも対象者役の人間が飲食店に出入りして食事をしたり、誰かの話すことが時々あるのです。

飲食店に対象者が入ったら、まずは外観を撮影し、周辺に安全な張り込み場所があるか確認しましょう。

人通りが多い場所なら、路上に立っての立張も良いですが、もし人通りが少ないようなら、店の出入り口が見渡せる向かいの店舗に入るのがベストです。

また、可能ならば店内に入り、対象者が一人なのか、それとも別の人間と接触しているのか確認しましょう。

ファミリーレストランなどの広い店舗なら堂々と入れますが、個人経営の小さな喫茶店やスナックだと、店に入るだけで顔を覚えられる可能性があります。

その場合は無理をして中を確認せず、張り込みを続けて店を出てくる対象者を待ちましょう。

 

テストでは映像もチェックされる

尾行のポイントを押さえ、難しい場所をクリアすることが出来ても、その時に撮影した映像が殆ど使い物にならなくては意味がありません。

テストでも同じように、尾行や張り込みの仕方だけでなく、撮影した映像もチェックされます。

映像は主に報告書で使えるかどうかを基準としています。

多少のブレ程度は減点にならないこともありますが。抑えるべきポイントを抑えていないのは明らかな減点対象となります。

 

建物や乗り物への出入り

 

建物や乗り物への出入りは、調査では必ず押さえるべきポイントです。

入る瞬間が押さえられなくても、出てきた瞬間だけは必ず撮影しなければ、報告書への信ぴょう性が下がってしまいます。

 

接触した人間の顔

 

接触した人間がどんな人物なのかは、文章だけでは伝えきれません。

また、映像が無ければ証拠としての能力も弱くなるので、接触した人間の顔だけはしっかりと抑えましょう。

 

まとめ

 

実地のテストは学校の授業だけではとても覚えきれない所が多いです。

良い点を取るなら、自分でも何度か訓練を続ける必要がありますが、完璧を目指すのではなく、基礎的なポイントだけを重点的に反復練習するほうが良いでしょう。

   尾行は努力でなんとでもなる世界です。

ぜひ良い点を取ってテストに合格しましょう。