実は本当!?探偵は暗号を使っている?

私は探偵という事実を周囲に公にしています。

そのため、時には気軽に質問をされることも多いので、その時は出来るだけ丁寧に答えるようにしています。

探偵という仕事は非常に人の注意を惹く職業です。

これを読む貴方も、恐らく目の前に探偵を名乗る男が現れ、それがプライベートな場所であったら、恐らく質問したいことが沢山あるかと思います。

そんな質問の中には、時々奇抜なものも登場します。

おそらく、小説の影響が強いからでしょう『探偵は暗号を解くの?それとも暗号を使ったりするの?』なんて質問をされました。

   さて、それでは本当に探偵は暗号を解くことがあるのか?そして、探偵は仕事で暗号を解くようなことがあるのか?

この質問について詳しく答えてみたいと思います。

 

暗号を解くことはまず無い!

フィクションの世界では、探偵がよく暗号を解くシーンを見ると思います。

かの有名なシャーロックホームズを代表に、名探偵、ハードボイルドの探偵を問わず、なんらかの暗号を解くことで事件を解決しています。

しかし、残念ながら現実の探偵が暗号を解決することは殆どありません。

そもそも、暗号のようなものが登場するトラブルというのは、この現実では起きていないのです。

 

世間の思う暗号を解くことはない?

フィクションの世界に登場し、皆さんが想像する暗号というのは、ダイイングメッセージ(死に際の伝言)や、謎の組織が使用する暗号などではないでしょうか?

まず、ダイイングメッセージですが、これはまずありえません。

実際におきる殺人事件でダイイングメッセージが登場することもありませんし、ましてや殺人事件は探偵の仕事の範疇の外。

警察にすべておまかせです。

一方、謎の組織が使う暗号となると、今度はなんらかの結社や秘密組織が使用する暗号となるでしょう。

また、暗号化されたメールなどを解読することを指すなら、これはもう警察でも探偵でもなく、軍や公安、もしくは情報機関の仕事です。

探偵が関与するようなことはまずありません。

ただし、だからといって探偵の仕事にまったく暗号が出てこないわけではありません、日常生活に潜むレベルの暗号なら、探偵も確かに解いているのです。

 

探偵の仕事では暗号が登場する!

 

実は、いまだに一部の探偵社が暗号を使用しています。

暗号を使うのは、なにもロマンを追っているわけではりません、探偵の仕事として必要があるからこそ、暗号を使っているのです。

 

記録するメモを暗号化

じつは一部の探偵は、昔からメモを取ったり、記録をする時に独自の暗号化された文字を使っています。

その暗号は社内で共有されているものもあれば、一班の中、もしくは個人が作り出したものまでさまざまで、探偵業界で共有して使っている暗号はありません。

 

メモ内容を第三者に知られないために

メモの暗号化がはじまった原因は、探偵が依頼者や対象者の情報を記録したメモ内容を、第三者に覗みられないためです。

依頼者や対象者の情報は探偵にとってトップシークレット中のトップシークレットです。

法的な権限によって提出を求められない限り、何があっても絶対に明かしてはならないものだけに、探偵はいざとなれば自分メモやスマホを破棄して使い物にならなくする方法も教わります。

しかし、もしも万が一、メモを落として、それを誰かが拾ったとしたら?

スマートフォンであれば、ロックをかけてありますし、遠隔操作で中身を消去する方法もあります。しかしメモだけは一度落としたり盗まれたら最後、完全に中身を見られてしまうのです。

 

調査内容が発覚してしまった事件

かなり昔の事件になりますが、探偵業界ではある事件が話題となりました。

その事件とは、車の中に置いていた対象者に関する情報書類を、対象者に見られてしまったという事件です。

こんな事件があること自体探偵業界の恥であるのは間違いないのですが、この事件は業界全体に情報を守るための方法を考える切っ掛けを与えたのです。

そして、探偵業界では情報そのものをロックをかけたスマートフォンに入れて持ち歩く方法や、そもそもの情報を暗号化する方法など、情報漏えいを防ぐありとあらゆる手段が取られはじめたのです。

 

地図も暗号化

情報漏洩を徹底的に防ごうと考えたある探偵社では、地図すらも暗号化しています。

探偵にとって地図は絶対になくてはならないものです。

例えば、調査の前には必ず対象者の住宅の道路状況を確認しますし、印刷した地図をもって現場にいき、車や人員の配置などを考えます。

しかし、この地図がもしも第三者に流れてしまうと、地図に記した場所=対象者の家であることが明らかです。

万が一、対象者が自分の家に記しが付いた書類や地図アプリを見たら、それだけで探偵社は決定的な打撃を受けることになります。

地図の暗号化は、おもに記しを付ける位置を傍目からわからないようにします。

詳しい方法は探偵社のセキュリティを侵害しないために書けませんが、確かに、何も知らない人間がみたら、記しが示す地図の一も、しるしの意味すらもまったくわかりません。

 

暗号は探偵の守秘義務を守るために活躍している

探偵にとって、暗号とは解くものではなく、自分達や依頼者の情報を守るために大切なものです。

私もかつて、会社の定める暗号を覚えたことがありますが、覚えきるのにかなり苦労をしたことを覚えています。

複雑であるだけ、情報漏えいの可能性が低くなるだけに、やはり暗号は簡単に覚えることが出来ないようになっています。

 

かといって、暗号表のようなものも持ち歩くことは出来ません。

表も一緒に無くしてしまったり、他人に見られる可能性があるからです。全て頭で覚える必要がありました。

ただ、全ての探偵が暗号を今も使っているわけではありません。

探偵業界には、セキュリティ意識があまり高くない探偵がいるのも事実ですし、暗号を使わずに情報を守るような効率的な方法を使っている探偵事務所もあるのです。

 

まとめ

 

   いかがでしたか?探偵と暗号の関係について学んでいただければ、また少し探偵について詳しくなれたかと思います。探偵というのは不思議でなおかつ魅力的な仕事ですので、興味あるひとはさらに探偵について知っていってもらえればと思います。