こんな探偵は嫌だ!探偵から見て「ダメ」だと感じる探偵の種類

探偵は調査のプロであり、依頼者にとっては常に頼れる存在です。

しかし、探偵も人間である以上、そこには必ず良い探偵の悪い探偵の二種類が存在しています。

ただ、一般の方から探偵の実態が見えない以上、良い探偵と悪い探偵の区別が付かないかもしれません。

そこで、今回は私個人から見た良い探偵と悪い探偵の違いについて解説させて頂きたいと思います。

新しい技術に興味が無い探偵

優れた探偵は、常に新しい技術や知識に興味や関心を持っています。尾行にせよ張り込みせよ、古典的な手法にのみ頼らず、常に新しい何かを探して試行錯誤をしています。

しかし、ダメな探偵は新しい知識や技術に興味関心を示しません。尾行や張り込みも「この方法が正しい」と思ったら、すぐに自分の方法論をマニュアル化してしまいます。

こうした考えに陥ってしまいがちな探偵は新人にも多いですし、私自身も陥ったことがあります。しかし意外なのが、経験豊富であるはずのベテラン探偵にも見られることです。もちろん、自らの経験にのっとって調査を行うのは悪いことではありません。

それに、人は自分で経験したことしか信じられません。自分がやってきて「正しい」と思った調査の多くは、確かにその後も通用することが多いのです。

ただ、その様なマニュアル調査では、やはり探偵の仕事はつとまりません。特に最近はインターネットを使用した調査の重要性が認められてきましたが、新たな調査方法に興味が無い探偵はつい億劫になり、インターネット調査に手を伸ばしていません。

しかし、私が接してきた探偵の中でも優秀なベテランの方は年齢に関係なく、常に新しい調査技術に関心を持っていました。

インターネット調査はもちろんの事、分からないことがあれば常に調べ、失敗を恐れずに最新技術を導入して挑戦し続けていました。

その様な探偵がいる会社は必ず成長します。また、この手の探偵社は若い経営者や他業界から参入してくる人が多く、探偵業に対して妙な偏見をもっていないのが特徴かもしれません。

自分の力に慢心していない

良い探偵というのは、常に自分の力に慢心することはありません。自らの調査への自信は努力に裏打ちされたものでなければ、探偵自身に油断や隙が生まれてしまいます。

探偵が自らの力に慢心してはいけないのは、調査において「確証バイアス」の発生を防ぐためです。

確証バイアスとは、自らの打ち立てた仮説や推論を信じるがあまり、事実を無視して、自らの主張を通すための証拠ばかり集めてしまう傾向を指す言葉です。

確証バイアスは調査や研究をする全ての職業人にとって敵とされています。昔から「思い込み」によって調査や研究に失敗した学者や警察官はとても多いのです。

そして、調査を仕事とする探偵業でも確証バイアスは天敵です。

例えば、行方調査のためにある地域に山を張ったとしても、他にも山を張れる可能性があるなら、その他の地域にも調査員を送るのが普通です。

しかし、確証バイアスに陥ってしまうと、自らの考えを証明しようと必死になり、他の可能性を見落としてしまうため、他の地域を捨てて、自らが山を張った場所のみに調査員を送ってしまうかもしれません。

思い込みが激しい探偵の多くは、自らの調査力に根拠の無い自身をもっています。他の探偵からみて雑な調査をしていても、その部分を指摘されると激高し、自身のプライドを優先させることが多いのです。

確証バイアスに陥りやすい探偵かどうか見抜くためには、相手の態度を見るのが一番です。すぐに断定的な物言いをしたり、自分の調査力に過剰な自身をもっているなら、思い込みが激しいダメな探偵である可能性があります。

ただ、この手の探偵は一般の方から見ると「自信があって頼りがいがある」と勘違いされることもあります。本当に自身通りの調査力を持っているのか、多少は疑ってかかる位が

相槌ばかり打つ探偵は信用できない

探偵のみならず相談員にも言えることですが、依頼者の話を聞いている時に「なるほど」「わかります」「おっしゃるとおりで」といって相槌ばかり打っている人間はあまり信用してはいけません。

依頼者の方が抱えている問題は大抵一筋縄ではいきません。複雑に絡み、もはや自分の力で解くことが出来ないからこそ、探偵に相談をしているのです。

そんな真剣な依頼者の要望に応えようと必死な人間は、あなたの発言に対して理解を示す姿勢をみせながらも、不明瞭な部分には必ず質問を入れてきます。

なぜなら、人はそう簡単に自分の抱えている問題を的確に説明できないからです。特に浮気や不倫問題などは、自分一人で抱え込むことが多く、そもそも人に話すことを躊躇う内容が殆どです。

そんな問題を口にするとき、人は必ずどこかで説明不足になります。そこを無視して、とにかく契約を急ごうとする探偵は信用できません。多少あなたが「なんでそんな質問をするの?」と思うようなことも聞いてくる探偵の方が信用できるのです。

調査の訓練やテストに関心を示さない探偵

調査員の質を保つためには、社内テストや定期的な訓練は欠かせません。これを怠ると探偵としての技術力は落ちる一方になり、最終的には中身の無いダメな探偵が出来上がってしまいます。

ただ、全ての探偵社に社内テストや調査訓練の義務があるわけではありません。調査員の教育は探偵業法によって義務付けられてはいますが、その具体的な方法まで明記されてはいないのです。

ただ、そんな探偵社でも意識の高い探偵は自ら訓練し、テストを行って技術力を高めています。社内テストや訓練に積極的ではない探偵社であっても、意識の高い探偵に調査を担当してもらえれば、その成功率は確実に上がります。

まとめ

私個人としても、探偵業界には良い探偵ばかりだと言いたい所なのですが、現実として、やはり悪い探偵も沢山います。

そんな探偵に依頼してしまうかどうかは、依頼者からは分かりません。もはや運といっても過言ではありません。

なので、この点だけは依頼者というよりも、各探偵社ごとに努力して頂き、調査員の質を常に高く保つ努力をしてもらいたいものです。

また、各探偵も自らの力に慢心せず、常に上を目指す姿勢が必要です。依頼者の期待に完璧に答えることは難しいことですが、努力を怠らない優秀な探偵も居ることを忘れてはなりません。