現在は探偵とコンタクトをとる方法はインターネットが主流となっています。
昔は電柱広告や電話帳のみが探偵の宣伝方法だったため、秘密裏に依頼者と会って密談するといったことがあったようです。
コンタクトのとり方や秘匿性の高い調査という点から、どうしても探偵に対するイメージはダークなものとなってしまいました。
しかし、クリーンな調査・料金・スタッフを理解してもらった上で、依頼者と契約を結びたいというのが今の探偵事務所のスタンスです。
調査スタッフや宣伝から見えてくる探偵像を理解することで、依頼がしやすくなります。
探偵のリアルな仕事がわかるのはブログとコラム!調査員と依頼者それぞれの声を聞いてみましょう
HPから見えてくる探偵事務所の概要はこれまで紹介してきました。
各社のHPでわかるのは探偵が扱う調査の種類や料金、アフターサービスに関することです。
HPは広報としての情報を公開しているという点から、どうしてもPRの要素が強くなります。
探偵へのイメージに直結する点では、HP以外にもブログやSNS、コラムサイトを見ていくのも良い方法といえます。
探偵ブログは読み物としてオモシロイ!
HPだとどうしても事務的な言葉や表現、広報活動としての側面が目立ちますが、ブログはくだけた言葉で書かれているうえ、数ある事件簿が紹介されているためにより現実的な探偵像が見えてくるのです。
探偵に依頼をして浮気調査をしている時は、依頼者がその現場を見ているわけではないため、どうしても調査の内容を把握できません。
「料金払ったけどこの金額は妥当なの?」
「どんな調査に応じてくれるの?」
こうした疑問も探偵ブログを見ていくことで、だんだん分かってきます。
「1日5~6時間の調査で15万円の料金、2日で30万円かかった!こんな料金は明らかに高額じゃないか?」など、探偵目線で依頼者に注意を促す記事もブログの中には見つかります。
一方で、依頼者自身がブログを書いている場合もあり、実際に探偵を雇ったときのエピソードも見られます。
女性の相談員の人が丁寧に対応してくれて心強かった!
その反面、同じ事務所への口コミでは次のようなコメントも見られます。
探偵のブログやコラムにみられる体験談
実際に依頼をするときに「探偵ってこんな仕事をしているんだ」と予備知識があれば、相談の段階から調査まで、探偵との接し方も違ってきます。
ブログで読んだ内容から「もっとここを調べてほしい」「もっとこういう情報がほしい」「料金はこのくらいが妥当じゃないか」と、交渉することができるでしょう。
浮気調査の実体験ブログ
探偵が浮気調査をしている現場でのドタバタ劇やスタッフの生の声が聞こえてきます。
うす暗いホテルの駐車場での撮影シーン、カメラのセッティング、浮気相手が現れた緊張の瞬間などが掲載されています。
浮気調査は実際にこのように行われるということが分かるため、探偵業のオモシロさも難しさも伝わってきます。
不倫の実態を生々しい手記で綴ったブログまであり、読んでみると、自分の夫婦のパターンに合ったような事例が見つかるかもしれません。
そして、浮気調査の依頼で大切なのは、浮気がわかったあとで夫婦をどうするかでしょう。
- どのような性格のパートナーとどんな話し合いをしていくか?
- 浮気相手にどう接触して何を決めていけばいいか?
その時探偵がどんな手助けをしてくれるかなどがわかってきます。
ブログで掲載されている記事の中から自分に合ったパターンを見つけることで、探偵の使い方や浮気問題の解決の仕方がわかり、心強い味方になってくれるでしょう。
芸能人の不倫トラブルから見る対処法ブログ
ネットニュースやワイドショーでも取り上げられる芸能人の不倫騒動が、依頼者にとって参考になることがあります。
浮気をした芸能人で、バレてしまった経緯がどういったものだったのかなどがわかるでしょう。
昨今話題の○○砲などは有名ですが、こうしたゴシップの影に探偵の姿がある可能性もあります。
芸能人のゴシップだと大きな金額が動くため、調べる方も徹底した調査を行います。
なんでそんなこともわかるの!?ということまで見えてきます。
探偵は報道機関と似て非なる職業ですから、読むとオモシロさ+ためになることが多いはずで、依頼に迷う方の背中を押してくれる可能性があります。
探偵になるための人材育成ブログ
法人大手の探偵事務所では、探偵学校を運営しているところがあります。
こうした事務所のHP内に掲載されているブログの中で、探偵になるためにはどうするかといった記事が掲載されていることがあります。
探偵になる人のタイプや、探偵学校での育成方法を見ることができます。
調査のときのポイントは、ミステリー小説を思わせる部分もあったり、現実の調査のシビアな部分が垣間見えることもあります。
特に駆け出しの新人の調査は、依頼者と同じような目線で語られるため、リアルな探偵像が伝わってきます。
ダークなイメージの昔の探偵とは違う!ということがわかる好例の記事です。
探偵のコラム記事
一般的な事件や事故、ネットニュースでピックアップされる事案について探偵目線で執筆されるコラムがあります。
探偵が扱う業務は浮気調査だけにとどまらず、防犯サービスや企業調査なども含まれており、コラム記事はリアルな探偵の仕事を理解する手助けとなるでしょう。
浮気調査であれば、不正指令電磁的記録という罪を取り扱った「アプリのインストール」などがあります。
持ち主の許可を得ずにパートナーのスマホにアプリをインストールして、罪に問われた事例です。
また、夫の7年にわたる浮気相手がスナックのママだったというニュースを取り扱ったコラムは大きな反響を呼びました。
いわゆる「枕営業」をした女性が相手方の家庭を壊す意思はなかったとして、原告の慰謝料請求を退けたという内容です。
いずれも浮気調査に関するコラムですが、ニュースの中から依頼者自身に一致するケースもあるかもしれません。
Facebook、LINE、Mixiなどを使って広報活動を行っている探偵事務所もあります。
HP内からリンク先のSNSが見られる事務所もあり、代表やスタッフの現場の声を聞くことができるでしょう。
一昔前までは電柱広告や電話帳だけの宣伝だったものが、現在ではすべてネット上で探偵の仕事がわかるようになっています。
過去から存在する悪質業者に引っかからないためにも、ネットで得られるだけの情報を得ておきましょう。
探偵事務所への口コミ・評判には惑わされないで!
ネット上には様々な情報が溢れていますが、「口コミ・評判」の情報は探偵各社の本当の姿が見えなくなるのでこともありますので、良くも悪くも、鵜呑みにしないほうが良いでしょう。
例えば、口コミ・評判は良いコメントだけを残してあることが多く、SNSなどの短文コメントもそれと似ています。
「○○さんはよくやってくれ調査に満足しました」
すべてではありませんが、探偵事務所も自社の宣伝を厳しくチェックしていますし、SEO対策も行っています。
口コミや評判といった書き手がはっきりしないコメントは、実際の依頼者の声とは言い切れないため信ぴょう性が薄いのです。
短いコメントだけを参考に体験者の声と思うよりは、ブログや実際の相談で判断するほうが、まだ探偵の実像に迫ることができます。
ボス・調査員・カウンセラーの存在!そもそも探偵ってどんな人?
探偵に依頼する前に知っておくべき業界の背景に、料金・調査内容・スタッフがあります。
探偵業界におけるスタッフのキャラクターへのイメージは、そのまま業界へのイメージに直結するといえるでしょう。
そこで、悪質業者は別として、現在の探偵事務所で働くスタッフがどんなキャラクターなのかを簡単に見ていきましょう。
調査スタッフ
探偵の職に就く前は営業マンだったという方も多く、明るくノリの良い人はたくさんいますが、やはり過去の経験から営業スタイルで依頼者と接するため、受けが良いのが特徴です。
現場での調査部門で活躍し、相棒となるもう一人の撮影や車両担当と良いタッグを組んで調査を行うことが多いでしょう。
調査部門でも、カメラや特殊機材、通信を担当する方はどちらかというと内向的なタイプで、報告書を作成するために記録係に徹したりします。
基本的に2人1組で調査するため、性格的にバランスのとれた者同士が組むことが多いといえます。
相談スタッフ/カウンセラー
無料相談に対応したり、事務処理を行う女性スタッフがいます。
調査の内容を把握して現場や代表に引き継ぐ、事務所内の窓口といえます。
昔はタバコをふかしながら依頼者の話を聞いて、調査の勧誘をするといった年配女性がいましたが、現在ではあまりそのキャラクターは見かけません。
一般企業と同じように、特に女性の依頼者に配慮したかたちで応接を行う、気配りのできる方が多いでしょう。
ボス
現場を指揮するのが本部の代表であり統括役となるボスです。
探偵業の経験が長く、土地柄も熟知している、まさにドラマと同じような責任ある立場の人です。
個人事務所では現場に出ることも多く、1つの案件に対して最初と最後で依頼者をサポートする人物といえるでしょう。
年齢も様々ですが、代表らしくキッチリした性格の人が多く、陽気すぎるといったキャラクターではありません。
まとめ
探偵の実像に迫るのは事務所や個人が掲載しているブログ記事が大きな手がかりになります。
現場での調査の内容を話し口調で書いている方もいるため、依頼者は一読しておくと探偵の仕事や調査員のキャラクターがわかってくるでしょう。
探偵事務所のHP内からリンクしている「代表のブログ」などは注目してチェックしてみましょう。
現場での生々しい経験談などが、探偵のキャラクターを浮き彫りにし、調査の実態を教えてくれるでしょう。
コメント