探偵の日々はハードすぎる?タフじゃなきゃ生きていけない世界とは

探偵の日々というのは、多くの人が考えるほどクールなものではありません。

探偵というと、恐らく多くの人は「きっとすごい事件に遭遇しているのだろう」と考えたり「カッコいい車に乗っている」「危険な仕事をこなしている」というイメージが付きまとうかもしれません。

ところが、実際の探偵の仕事はとても地味なものであり、それ故にタフさも要求される部分が大きいのです。

毎朝会社に出勤するわけではない

 

探偵の朝はとても不規則です。

しかも、毎日会社に出勤することはありません。現場に直接向かって、張り込み、尾行をこなすという朝のはじまりが多いです。

しかし、もしも朝から調査が入っていない場合は、そのまま会社に出勤します。

出勤後は、以前の現場で撮影したデータを整理したり、今日のスケジュールを確認したり、仕事関連の書類やメールのチェックなどを行います。

それらの雑務をこなしたあと、報告書を作る探偵が多いです。

 

事務仕事は探偵の基礎

事務仕事はとても地味な作業です。

しかも、場合によってはかなり長い時間がかかることがあります。

撮影した映像の処理や報告書の作成は、丁寧にやればやるほど時間が掛かりますし、長期間に渡る調査の場合は、1日がかりで報告書を作成することもあります。

また、映像チェックの中には監視カメラの映像のように、何時間も撮影した映像をつぶさにチェックする仕事もあります。

モニターの前で何時間も同じ映像を見続けるこの作業この仕事を体験した探偵は、あまり思い出したくない記憶なはずです。

しかし、これらの雑務は探偵業務の基本をなすものです。

現場での調査はもちろん大切なのですが、事務所で行う仕事を怠れば、調査結果がすべて水の泡となるのです。

 

依頼人との面談や相談

 

大所帯の探偵事務所の場合は調査員と相談員(営業)とで部署が別れており、それぞれ別々の仕事をこなします。

しかし、個人経営や中規模程度の探偵事務所となると、事務所の代表兼調査員である探偵が、依頼者の相談を受けたり、面談を行うことが多くなります。

 

依頼者とのコミュニケーションは信用を得られる場

探偵自らが依頼者とのコミュニケーションを取ることを好む人は多いです。

その理由は、自分が関わる調査に責任を持ちたいと思う気持ち。

そして、依頼者からの信頼を得たいという願いからです。

以前よりは良くなりましたが、探偵事務所に相談される依頼者の大半は、探偵という仕事を恐れています。

探偵という仕事は、多くの人間から見れば嫌悪と畏怖の対象のようなもので、そんな場所に相談することに不安に思わない人はいないのです。

そんな不安に駆られている依頼者の相談を聞き、具体的な調査方法を決め、料金について説明し、契約するといことは、探偵が依頼者からの信頼を勝ち取る必要があります。

そして、依頼者の存在なくして、探偵の仕事はなりたちません。

依頼者とのコミュニケーションは、探偵にとっては全ての仕事のはじまりであり、自分が責任ある仕事をするためにも、最も大切にしなければならない部分なのです。

 

現場は常に不規則

 

現場での仕事は基本的に決まった時間はありません。

それも、不規則というレベルをはるかに超えており、24時間、どのタイミングからでも調査が始まり、そして終わります。

例えば、相手が公務員の浮気調査の場合、その多くは夕方5時前前後から勤務先の張り込みが始まり、帰宅するまでの間調査が進みます。

一方、サラリーマンやキャリアウーマンの場合、仕事が終わる時間が変動しやすいので、夕方5~夜9時までの間に調査がスタートすることが多いです。

その一方で、相手が専業主婦になると、日中から調査がスタートすることが多くなります。

自営業者の場合も同じで、仕事の合間に浮気をする可能性が高く、朝早くから自宅近辺を張り込みます。

調査の開始時間が不規則なら、終わる時間も不規則です。

夜の1時や2時に仕事が終わることもあれば、たった1時間の調査で済んでしまい、午後6時には現場が終るということもしばしばです。

 

不規則な時間により病気になる探偵も

探偵にとって最大の敵は、あまりにも不規則な調査時間と、長時間同じような姿勢を取ることで病気になりやすい点です。

探偵がなりやすい病気としては、胃潰瘍やヘルニアが多く見られます。

胃潰瘍になるのは日々の不規則な生活が原因です。

人間は規則正しい生活をしないと簡単に胃腸を弱らせてしまうので、胃潰瘍のほかにも十二指腸炎になる人も目立ちます。

ヘルニアになる原因は、張り込みや尾行、現場の移動などで長時間に渡って車に乗り続けるからです。

同じ姿勢を繰り返すと、やはり腰を痛めやすくなります。

そのため、張り込みの最中などにはよく小さく体を動かして、頻繁に姿勢を変える探偵が多いのです。

 

休日に急に呼び出されることが多い

 

探偵事務所を自ら経営する人間には休日そのものがありません。

しかし、サラリーマン探偵であるはずの調査員にも、じつは休日らしい休日がやってくるのは稀なことなのです。

 

浮気調査は土日でも行う

浮気をしている人間は、土日に浮気相手と旅行に出かけたり、デートを楽しむことが多く、探偵も土日を返上で調査することがあります。

ただ、あらかじめわかっていれあ良いのですが、急に事務所から「今日対象者が動くらしいんだが、いけるか?」と、休日の調査員が電話で呼び出されることがしばしばありません。

依頼者にしても、いつ対象者が動くかわかりません。

前日までは浮気相手と会わないと思っていたのが、今日になって突然あうことがわかることも珍しくないのです。

 

まとめ

 

探偵の日常はかなり忙しいものです。

気が休まる時は殆どありませんし、あるとしたら、尾行が終り、張り込みに入った瞬間位のものでしょう。

こうしたハードな仕事をこなす探偵は、やはりどう考えてもタフでなければやっていられません。

歳をとるごとに体力的を付けなければ仕事はできません。

ただ、最も重要と言われるのがメンタルメンでのタフさです。探偵の仕事は体力的によりも、精神的にきついことが多いので、この厳しい業界で生き残り続けたベテラン探偵の殆どはあっけらかんとした性格の人が多く、多少のことでは動じない強い精神力を持っています。