聞き込みにはどんな種類がある?探偵の聞き込み方法

浮気調査が尾行、張り込みを主体とした行動調査が重要になるのに比べて、所在調査は、聞き込みはじめとする内定調査が重要になってきます。

そこで、今回は聞き込みの種類と、その詳しい方法について解説させて頂きます。依頼の際の参考にしてください。

聞き込みには3種類の方法がある

聞き込みと一口に言っても、その手法には3つの種類があります。

3つの聞き込み手法
  • 直調
  • 化調
  • 電調

探偵業界は何かと専門用語が多い業界ですが、中でも聞き込みに関するこの3つは非常に厄介です。

何せ、この言葉は探偵業界でも使い方がまちまちで、細かいと所で使い方が違ったりするのです。

しかし、大まかな部分では使用法が一緒ですので、これら3種類の聞き込みについて詳しく解説させて頂きます。

 

直調(ちょくちょう)

直調とは、対象者に対して直接的に聞き込みを行う調査です。

通常の聞き込み(取材)は、本人よりも出来るだけ遠い人物から行いますが、直調の場合は本人から直接情報を得るため難度はかなり上がります。

また、情報を得るためには信用を得るためにお店に通ったり、何度か話をしながら徐々に情報を得ることもあります。

直調は探偵業界では「本人」だけでなく、「その周辺人物」にも聞き込みを行うことを指す場合があります。そもそも、「聞き込み」という言葉ですら「取材」と呼ぶことがありますから、それだけ名称が統一されていない業界なんです。

また、直調を「直接会って聞き込みを行う」と解釈している探偵事務所もあるようです。どれが正しいかは一概には言えません。しかし、私個人の経験からいうと、とにかく「本人」に対して聞き込みを行うことを指す場合が多いと感じています。

 

化調(ばけちょう)

化調とは、探偵が自らの身分を隠して聞き込みを行うことです。

ただ、探偵の聞き込みは基本的には身分を隠して行うので、そもそも全ての聞き込みが「化調」であるという意見もあります。

しかし、化調の特徴は身分を偽るだけでなく、「別の身分」に成りすまして聞き込みを行う点にあると思うので、探偵が自らの身分を明かにせずに聞き込みをするなら、それは化調と言わないと考えます。

化調の方法は様々ですが、その目的は対象者の信頼を得るためです。対象者のプロフィールに合わせて、相手が気を許しそうなプロフィールを作成し、その身分に成りすましながら聞き込みを行います。

代表的な化調は土木関係者やセールスマンです。どちらも作業着やスーツという簡単なアイテムでプロフィール作りが出来るのが特徴です。

それでも、探偵が絶対に身分を偽らないプロフィールがあります。

それは「公務員」と「実在する組織、団体の名称を利用したプロフィール」です。この二つは、身分を偽ることによって利益の損害が発生してしまう他、刑法違反となってしまうのです。

 

電調(でんちょう)

電調とは、電話を使った聞き込みのことであり、探偵業界では頻繁に行われています。

なぜ電調が頻繁に使われているのかというと、その方が費用の削減になるからです。

実は、だれかの住所や連絡先を調べるために聞き込みをするとなると、リストに載る連絡先が何百件となる場合があります。

こんなとき、一つ一つ普通に聞き込みを行っていては時間もお金も掛かりすぎてしまい、その負担は全て依頼者へ向かってしまうのです。

しかし、電調によってリストを効率良く潰して行くように聞き込みをしていけば、経費も時間も削減できるため、より低料金で依頼者にサービスを提供できるのです。

しかし、電調も一歩間違えると違法調査となり、行政処分どころか実刑判決を受けてしまうこともあります。

例えば、電気や水道、ガス会社、役所などに本人になりすまして電調を行って本人にまつわる情報を引き出そうとした場合、セキュリティの不正回避により不正競争防止法違反などの罪に問われる可能性があります。

 

聞き込みが得意な探偵はベテランが多い

探偵業界では、若手探偵よりもベテラン探偵の方が聞き込みが得意というのが通説です。

この説については、私も同感です。確かに今まで会ってきた探偵の皆さんは、ベテランの方の方が明らかに聞き込みが上手かったのを覚えています。

ベテラン探偵が聞き込みが得意な理由は、上記3つの手法に精通しており、なおかつ人生経験の豊富さが重要なポイントだと考えます。

また、聞き込みは話術のみならず、声のトーンや目線、立ち方や身なりなどを駆使して相手からの信頼を得る技術が最も重要だと言われます。

その点、ベテラン探偵は見るからに人生経験が豊富そうな方ですし、物腰も落ち着いているので、若い方よりも相手に信頼される要素を沢山備えているのです。

ただ、性別や顔の作りによっても聞き込みの成功率は変わります。若い調査員でも、女性の調査員の方が男性調査員より聞き込みの成功率が高いですし、若くてイケメンの調査員の方が、あまり容姿が優れない調査員よりも聞き込みの成功率が高という意見もあります。

 

聞き込みは一歩間違えると危険な行為

探偵の聞き込みは簡単に行っているようですが、そこには細かな分類があります。

また、分類によって必要な技術が変わるので、探偵によっては直調が得意であったり、電調が得意であったりします。

また、ただ話を聞くだけでは情報が引き出せないため、探偵は様々な方法を駆使して情報を聞き出しますが、その方法も一歩間違うと違法調査となってしまいます。また、昔の探偵業界には違法調査に頼るような風潮があったことも確かです。

しかし、数々の事件と探偵業法の制定により、現在の探偵業界はどんどんと健全化の道を歩んでいます。

違法調査に頼ることなく、聞き込みを成功させるための方法を模索する探偵社も増えました。また、結果だけを優先させず、調査手法に違法性があれば調査を断念する勇気ある探偵社も少しづつ増えてきているのです。

 

まとめ

聞き込みは調査における重要な要素であり、探偵個人にも得意、不得意がある以上、依頼内容によっては聞き込みが得意そうな探偵社を選ぶ必要があるでしょう。

また、聞き込みは結果ばかりを優先させると、簡単に法律のラインを越えてしまう可能性があるので、怪しい探偵社を選んでしまうと危険な目に合うかもしれません。

探偵社選びは十分に注意して、できるだけ信頼でき、なおかつ聞き込みが得意そうな探偵社を見つけ出しましょう。