依頼するのはリスキーなのか?復縁屋とその手口とは?

現在交際している異性とどうしても別れることになったら、貴方はどうしますか?

もちろん、私もそんなことを言われたら悩むでしょうが、多くの場合は、結局は別れを受け入れるしかないと思います。

どうにもならないことが世の中にある以上、それを受けとめ、次の恋愛へとつなげていくしかないのが、人の恋愛のあり方でしょう。

しかし、人の恋愛観が様々である以上、世の中には別れを切り出された時の対応も様々。中には、どんな手段を使ってでも別れを阻止しようとする人も居るので、そんな人々が最後に行き着くのが『復縁屋』と言われる職業人達のもとなのです。

復縁工作を専門に行うプロ集団

 

復縁工作とは、別れた相手との復縁を行う職業であり、以前までは看板に堂々と『探偵事務所』の名前を貸している所が多く、探偵業務の一つとして考えられていました。

しかし、現在は探偵業の届出を行っていても、業務の届け出を行っていなかったり、復縁工作の看板を下げ、別の名前で同じ業務を行っている会社もあります。

 

復縁工作の方法

 

復縁屋がいかにして復縁を成功させようとするのか、疑問な方も多いでしょう。

そのプロセスは非常に手が込んでおり、様々な工作員が連携して一つのターゲットを復縁にまで持ち運んでいます。

 

対象者の周辺調査

 

復縁工作を行う前に、多くの復縁屋が対象者の周辺を調査します。

調査方法は尾行、張り込み、撮影、聞き込み、インターネット調査など多岐に渡りますが、その手法は探偵の業務と非常に酷似しています。

復縁屋は探偵業の届出を出していることが多いのは、周辺調査を行う必要があるからです。

もしも、探偵業の届け出も出しておらず、周辺調査を行った結果を報告するようなことがあれば、探偵業法違反となるからです。

 

得られた情報から作戦を練る

 

周辺情報によって狙うのは、対象者や別れさせるよていの異性の汚点です。

とくに、別れさせる相手の異性が別に浮気相手を作っていたり、過去に異性トラブルにまみれていたり、金銭的なトラブルがあるなど、別れる原因となりそうな汚点は細かくチェックします。

対象者はその趣向や趣味、異性の好みから交友関係、行動パターンを調べあげ、その後に行う工作方法を練る材料にします。

 

工作員の接触

調査によって得られた情報をもとに、工作員が接触し、いよいよ復縁工作がスタートします。

工作の方法は多岐に渡りますが、最も知られているのが、対象者に好意のある異性への悪い噂を流す方法です。

また、同時に復縁を願う依頼者の良い情報をもたらし、依頼者との復縁を考えるように仕向けていきます。

一方で知られているのが、ハニートラップと言われる手法により、対象者が好意を向けている異性の注意を工作員に仕向ける、もしくはハニートラップを浮気にみせかけ、工作員が浮気の証拠があると対象者にちらつかせ、異性との関係を引き裂くというものです。

ハニートラップとは、性的交渉によって相手をコントロールする方法です。

古くはスパイの手法として知られている古典的な情報収取技術ですが、復縁屋も同じくハニートラップを行い、様々な工作を可能にしていきます。

 

探偵業界では「ご法度」となっている

 

日本最大の調査業協会である日本調査業協会をはじめ、その他多くの団体では探偵業を行いながら復縁工作を営むことを禁止し、もしも営んだ場合には、協会からの離脱を余儀なくされます。

そこまでして復縁工作を探偵業界が拒否する理由は、復縁工作があまりにもトラブルの多い仕事だからです。

 

成功率が低すぎる

復縁屋という仕事は成功率があまりにも低いことで知られています。

人との関係は、つなげることより、ひびを入れることのほうが意外と簡単なものです。

あること無いこと噂を流すだけでも十分関係に亀裂を付けることが出来ますし、ハニートラップを仕掛けて浮気の証拠をでっちあげることでも、十分異性の関係は避けますし、離縁屋という職業もこの世には人知れず存在するほどです。

ところが、とうの離縁屋も成功率があまりにも低いことで知られています。

いくら悪い情報をちらつかせても無視されたり、ハニートラップに一切載らなかったり、浮気をしても乗り越えて愛をはぐくむようなカップや夫婦はかなりの数存在するからです。

よって、復縁となるとさらに複雑になります。

人の心をコントロールし、狙った相手に好意を抱かせるというのは非常に難しく、心理学を幾ら学んだところで難しすぎる仕事なのです。

 

料金が高すぎる

 

成功率が低すぎる工作であるにも関わらず、復縁工作では高額の費用が必要となります。

一説によれば、一件の依頼で100万円を下ることが無いとのこと。

これだけの金額を支払って、結果が失敗となれば、もはや詐欺に近い行為です。

しかし、復縁屋も悪戯に金額を釣り上げている訳ではありません。

工作には2~3ヵ月の期間が掛かることも当たり前です。

しかも、一つの工作には何人もの工作員が関わりますし、ハニートラップを仕掛ける場合には、見知らぬ異性と工作員がベットを共にすることになります。

これらのコストを考えると、100万円でも安い位です。

 

依頼者とのトラブルが絶えない

成功率の低さと料金の高さにより、復縁屋は常に依頼者とのトラブルが絶えません。

金額もあまりに高いため、裁判沙汰になることもしばしば。

それゆえ、一部の復縁屋は自ら工作を「失敗しました」とは言わず、料金を受けた以上成功するまで続けるとして、依頼者のほうがから依頼を断るように仕向けるような会社まであるのです。

他にも、復縁屋はトラブルの原因となりやすい「不倫関係の復縁」も行っています。

復縁を願う人物には、不倫相手を自分のもとに戻そうと画策する人が一定数います。

普通なら、すでに既婚者である人間が不倫相手をそうまでして自分の元に戻すことはありません。

しかし、不倫関係ですら相手を支配したいと考える人間は、その不倫にあまりにものめり込み過ぎており、かなり危険な状態にあることが多いのです。

それゆえに、簡単に復縁屋を信じて高額の費用を支払うのですが、成功率の低さもあり、失敗することも多く、のちのち依頼者と不倫相手、復縁屋を巻き込んだ泥沼のトラブルへと発展しかねないのです。

 

まとめ

復縁屋に依頼することは、依頼者にとってはかなりのリスクを必要とします。また、事業者側とのトラブルも絶えないので、探偵業界ではすでに自主規制を敷いています。依頼しないほうが良いのは明白ですが、それでも必要に駆られて依頼するのであれば、それなりのリスクを覚悟してください。