発見不能?探偵の張り込みは見付けられるのか!

調査を依頼する人なら、探偵がどれだけのプロフェッショなるのなのか気になる人も多いでしょう。

高い費用を払うだけの価値があるのか?それとも、費用を出すだけのプロフェッショナルな仕事はしてくれないのか?

リスクを考えられる頭の良い依頼者の方ほど、探偵のレベルについて推し量ることを忘れません。そこで、今回はとある依頼者の方から過去に聞いた『張り込みへの不安』について答えると共に、張り込みの具体的な方法や、安全策について詳しく説明させてもらいます。

張り込みって絶対に見つからないの?

 最近、とある方から「探偵の張り込みって絶対に対象者に見つからないんですよね?』と不安そうな質問を受けました。おそらく、多くの探偵なら「そんなことは絶対にありません!プロの仕事ですので!」というのでしょうが、私はその時、質問されて少しの間考えてから「100%ではありませんが、発見されない確率は9割以上です」と答えました。

 

張り込みにせよ調査にせよ、この世界に絶対はありません。

もしも探偵がビジネスの場で依頼者に張り込みに精度に尋ねられたら「まず発見はされません」と答えるかもしれません。

また、調査には個人の力量や経験の差があるので、下手な探偵であれば、発見される確率が高いと答えるかもしれません。

探偵の張り込みは発見される確率は確かに数パーセントながら残っている方法でしか行えないのです。

 

張り込みが発見されるケース

 

張り込みをしている探偵が偶然対象者に発見されるケースは多々あります。

しかし、過去の経験をふりかえってみると、その多くは偶発的なものではなく、探偵が対象者を甘く見ていた結果起きる現象だと考えています。

いつでもミスなく調査を行うのは理想ですが、探偵の全てがそうではありません。

また、人間はかならずどこかに油断が生まれます。

それも、自分の想定の外側で起きる確率が高く、探偵自身はミスの可能性を認知できないこともあります。

 

車両の張り込み

 

張り込み中は出来る限り運転席ではなく、後部座席に座り、サンシールドやカーテンなどが張られた暗い車内に身を潜め、対象者の様子を伺います。

エンジンは切、一件して路上に車が止まっているようにしか見えない状況にするのです。

張り込みに使う車両もできるだけ地味で、視界に入っても気にならないものを選びます。

色は白やシルバーなどを好み、不安感を与える黒は出来るだけ避けます。

車種も販売台数が多く、なおかつ目立ちにくい中古車を使い、時には作業車に偽装することもあります。

 

車両の張り込みが発覚するケース

 

車両の張り込みが発覚するケースは、徒歩よりも少ないです。

探偵が張り込みで車両を使う最大の利点は、車の中に人間がいることを悟られないためです。

しかし、下記のような原因で発覚することがあります。

 

運転席に座ってしまう

 

運転席に座った状態で張り込みを行う必要もありますが、探偵は出来るだけ目立たないように後部座席を選んで座ります。

しかし、中には油断のせいや、判断を誤ったせいで運転席に座り続けてしまい、対象者に不審車両としてマークされることがあります。

 

エンジンを切り忘れる

 

エンジンを付けたままで張り込むことは、探偵業界ではセオリーではありません。

しかし、状況によりエンジンを切ることが不可能な場合もあります。

また、やはり油断のせいでエンジンを切り忘れてしまい、騒音によって対象者に目を付けられる探偵もいます。

 

車からの出入り

 

エンジンを切り、車内の様子を外に悟られないようにしていても、張り込み中にはトイレなどで外に出る必要があります。

また、経過報告(およそ1時間おきに写真を撮影する)のために、車を降りて撮影することもあります。

この時に、警戒している対象者に車内に人間がいることを見られてしまうことがあるようです。

車からの出入りは細心の注意を払う必要がありますが、やはりこれも油断が生むミスでしょう。

 

車の位置を間違える

 

張り込み車両をおく位置は、原則として『対象者のいる建物の窓から見えず、出入り口だけを確認できる位置』となります。

もちろん、離れた距離から確認できれば、窓から見えても、相手からは車の車種やナンバーが確認できないので安全です。

しかし、やはり時としてこの原則を忘れてしまい、建物の窓から見える位置に車を止め続けてしまう探偵もいます。

こうなる原因は油断ばかりではなく、張り込みを行う箇所を誤ってしまったり、その場所以外では張り込めないということもあるでしょう。

 

徒歩の張り込みが発覚するケース

徒歩の張り込み、ほとんどが車両と同じような理由で対象者に見つかってしまいます。

また、車両よりも発覚率が高いので、徒歩での張り込みは車での張り込みよりも危険度が高いと言われます。

 

住宅街での徒歩の張り込み

 

地方の探偵ではまずありえませんが、都心部の探偵の中には、過去に住宅街で徒歩のまま張り込んだという経験を持っている人がいます。

その場合、やはり近隣からの苦情や通報の確率がたかいことや、対象者に発見される確率が高いため、彼ら自身苦い思い出として記憶しています。

都心部の探偵が徒歩での張り込みを余儀なくされる理由は、2人1組の組み合わせが、徒歩とバイクということが稀にあるからです。

都会では、2名一組の調査の場合、車両と人では交通渋滞のせいで尾行が不可能になる可能性があります。

そのため、理想はバイクに車両、そして徒歩の3名体制なのですが、費用の問題や、探偵事務所事態の粗雑さ、経営難により、張り込み用の車両を現場に投入できないことがあるようなのです。

こんな時、応援の探偵を呼んで張り込み用の車両を現場にもってきてもらうしか無いらしく、現場の調査員はかなり苦労するようです。

 

張り込みを完璧に行える探偵

 

私が見てきた限り、張り込みでミスをしない探偵は間違いなく事前調査をしっかりと行っています。

忙しい大手探偵事務所でも事前調査を行っていますが、時には調査をはじまる直前に現場に向かい、事前調査を行わなくてはならない時もあります。

事前調査をしっかりと行う探偵は、張り込みが危険なものであることを十分理解しているベテラン探偵が多いです。

反対に、新人の探偵は張り込みを甘く見がちで、張位置の選定も甘く、事前調査も適当にやりがちです。

ベテランの探偵というのは口にこそ出しませんが、ベテランになるまで様々な調査のミスを経験しています。

だからこそ、張り込みがいかに危険なものか理解しているので、油断することも少なくなるのです。

 

まとめ

張り込みというのは、一見して簡単そうに見えるので、依頼者の方も注目しない技術かもしれません。

しかし、探偵にとって、調査の間は尾行を行うよりも張り込みをする時間のほうが長く、その技術が高いかどうかで、調査技術の半分が決定すると言っても過言ではありません。

実に地味な部分ではありますが、張り込みが得意と自負する探偵がいたら、依頼者にとっては心強い味方だと思って良いでしょう。