意外と事務仕事が多い?探偵事務所の日常

探偵の姿を想像した時、その探偵はどんな姿をしているでしょうか?

尾行中?それとも張り込み?もしくはメモ帳とペンを片手に聞き込みをしているかもしれません。

では、調査をしていない探偵の姿はどうでしょうか?おそらく、誰もその姿を思い浮かべたことは無いかもしれません。

しかし、調査がなくても探偵は仕事をしているのです。

朝はまず会社に出社

個人事業主は別として、大~中規模の探偵社に努める調査員の場合、調査が何もない時にはまずは会社に出社します。

出社の時間帯は会社によって様々ですが、探偵社は他の業界に比べれば出社時間が遅い業界かもしれません。私が知っている限り、出社の時間帯は10時前後という所が多いです。

出社の時間が遅いのは、探偵という仕事がとても不規則な時間だからでしょう。

朝は日の出前から調査が始まることもあれば、夜は日付をまたぐこともざらです。そんな業界だからこそ、出社時間は遅めに設定し、社員に配慮している会社が多いです。

 

スーツじゃなくても良い?

出社する際の服装は特に決められていない探偵社が多いです。

よくホームページなどではスーツを着ている探偵の姿を見かけるでしょうが、基本探偵の服装は自由。出社時もスーツを着ることはありません。

 

しかし、それでもあまりにもラフな格好が許されているわけではありません。

基本的にはベンチャー企業の社員を創造してもらえれば良いでしょう。清潔感があり、なおかつビジネスとして最低限のラインを守る服装。チノパンにシャツ、そしてカーディガンといった服装が主流かもしれません。

 

会社に行ってもあまり人がいない

探偵の仕事はとても忙しいものです。時間帯も不規則ながら、仕事の現場もその都度変化します。

特に大手探偵社となると出張の回数は他業界よりもはるかに多く、週に一度は飛行機に乗るなんていう探偵も珍しくありません。

 

そんな業種ならではなのが、会社に出社しても社員をあまり見かけないという点です。

それぞれ忙しく動きまわっているので、全員が顔をそろえて出社することは少なく、朝方の会社はかなり寂しい風景となっています。

 

朝礼もある?

探偵社によっては朝の朝礼がある会社もあります。

朝礼を導入している会社はかなり古典的ですが、土木関係や営業がメインとなる会社だと、安全意識やモチベーションを高めるために朝礼をする所が多いです。

朝礼の内容はさまざまです。自分の問題点や、仕事へのとりくみかた、気を付けたいことなどを述べるところもあれば、コンプライアンスを取るための時間となることもあります。

ただ、探偵は前述のとおり不規則で社員が一同に会することが殆ど無い世界ですので、朝礼に参加できないことも多いです。

 

まずは映像データの整理

探偵が会社についてまず始めるのが、調査のために撮影した映像データの整理です。

現在、探偵業界で最も使われているのがハンディタイプのビデオカメラです。

ビデオカメラは小型で長時間の撮影が可能であることから探偵はとても重宝されています。

しかし、撮影映像の編集は写真よりも多くの時間を割かなければなりません。

また、データの容量も大きいのでネット経由でデータを送信することもままならず、会社に行き直接映像を編集することが多いです。

 

また、探偵社の商品である報告書を作るためには、映像の編集は決して欠かせません。

映像をただ切り貼りするだけでなく、報告書に乗せられるように切り出し、サイズを調整しなくてはなりません。

現在でもかなり大変な仕事ですが、テープの時代は今よりも大変でした。それを思えば、まだまだ楽な仕事かもしれませんね。

 

報告書の作成

調査が無い時、探偵は会社で報告書を書いていることが多いです。

報告書の作成はとても時間がかかります。調査日数が多ければ多いほど報告書は分厚くなっていき、教科書程の分厚い報告書を作らなければならない時もあるのです。

 

報告書の作成には先ほど編集した映像と、調査中の記録をもとに文面を仕上げていきます。

特に苦労するのが、対象者の立ち寄り先に関する情報です。調査報告書では立ち寄った場所に関する正確なデータが必要となるため、店の名前や住所、時には電話番号まで書かなければなりません。

ただ、このインターネット社会であっても、全ての店舗がネットで情報を拾えるとは限りません。中には店名がはっきりとせず、住所もあやふやな店もあるので、報告書を書いている最中に再び調べものに没頭することになります。

 

休憩時間はラーメン

探偵の食事というと、張り込み中にカップラーメンを食べたり、パンをかじっているストイックな姿を思い浮かべるかもしれません。

しかし、調査中はそうであっても、調査が無い探偵の昼食はいたって普通です。会社もオフィス街にあることが多く、一般のサラリーマンに交じってラーメン屋に出向いたり、コンビニ弁当を買って食べたりしています。

また、既婚者の探偵となると、奥さんの愛妻弁当を会社に持参する人もいます。

 

定時は意外と早い

探偵の仕事はとてもハードですが、調査外の探偵は出来るだけ残業をしません。

調査が無い時の探偵は体をしっかりと休めなくてはなりませんし、そうした事情を汲んでくれる探偵社だと、退社時間も5時をしっかりと守ってくれます。

ただ、報告書の作成などが溜まっているとそうも言ってられません。

残業を強要する会社はありませんが、報告書には納期がつきもの。これを破ってしまえばビジネスマンとしては失格です。

 

調査がなくても仕事をしている

探偵にとって、調査がない日はとても貴重な時間です。

厳しい現場でストレスフルな生活を送っているからこそ、調査が無い日はゆっくりと報告書を作りながら過ごしています。

また、会社員としての自覚を取り戻すのも、調査が無い日でしょう。ふつうのサラリーマンとしてパソコンに向かっていると、自分が探偵という特別な職業人ではなく、ごくごくあたりまえに働く社員という気持ちを思い出せます。

 

ただ、調査外でも心労を貯めていると、あっというまに潰れてしまうので、調査が無い日はあまり無理をせず、早めに仕事を切り上げて体を休ませる人が多いです。忙しい探偵だからこそ、調査が無い時はデスクワークをメインにし、神経を鎮める必要があります。