探偵にはどんな依頼が出来るのか?調査項目の種類とは

浮気調査で有名な探偵ですが、実は探偵にはまだまだ沢山の依頼項目がある事をご存じでしたでしょうか?

そこで今回は、探偵が行える調査をご説明させて頂き、探偵を求める人々がどの様なニーズを持っているのかもご紹介させて頂きます。

浮気調査

浮気調査は探偵の代表的な仕事です。

ただ、探偵の歴史の中では比較的歴史が浅く、戦後の高度成長期より需要が高まったといわれています。

ですが、今や探偵業界の中で半数以上のシェアを誇る調査項目だけに、浮気調査のみで生計を立てる探偵も少なくありません。

浮気調査は、またの名を「行動調査」と呼ばれます。

行動調査とは、尾行と張り込みを駆使して行う調査全般を指す言葉であり、探偵業界では主に浮気調査の代名詞となりつつあります。

浮気調査は探偵業の主な収入源となっているため、ほぼ全ての探偵社は浮気調査をメインに据えた営業方針を取っています。

ただ、その調査技術や経験は各探偵社ごとに大きく変わるので、依頼時にはどの探偵社が良い探偵社なのかしっかりと見極めなくてはなりません。

所在調査

所在調査とは、連絡先がわからなくなってしまった人を探すための調査です。

かつてお世話になった恩人や友人、知人、そして生き別れてしまった家族など、大切な人の連絡先を知りたいと思った事は誰でもあるでしょう。

ただ、連絡先を調べようと思ってもそう簡単には行きません。特に携帯電話の番号が変わってしまった相手の行き先を調べるのはとても苦労が要りますが、その作業を皆さまに代わって行うのが探偵です。

探偵が行う所在調査は、主に聞き込みによって情報を得る所からスタートします。

そのためには、調査開始時にどれだけ沢山の情報を持っているのかが重要となるので、もし所在調査の依頼を考えているなら、調査の前にできる限り沢山の情報を集めておくようにしましょう。

また、この調査は実は最近とても需要のある調査項目となっており、業界では浮気調査に次いで以来数が多いとも言われています。

なにせ、近年に入って個人情報保護法が制定されて以来、個人が個人を探し出すことは困難になってきていますから、それこそプロに依頼でもしなければ大切な人の連絡先を知ることが難しくなったのかもしれません。

行方調査(家で調査)

行方調査とは、何らかの事情によって急に姿を消した行方不明者の捜索を指します。呼び名は各社様々ですが、基本的には「行方調査」や「人探し」「家出人調査」などと呼ばれています。

人を探すという意味では所在調査と似ている調査項目ですが、その決定的違いは警察に行方不明者の届け出が出された対象者を捜索する点にあります。

行方調査の手順としては、まずは必ず警察に行方不明者の届け出を出してもらうか、すでに出されている事を証明してもらわなくてはなりません。

続いて、行方不明者の捜索のための情報を依頼者から貰い、各探偵社の捜索手順にそって行方不明者の捜索が開始されます。

この調査は行方不明になってから出来るだけ早く依頼したほうが発見率が高まり、行方不明者の安全も確保しやすいです。

ただ、日本の行方不明者の生存率は7日間を超えた辺りから格段に生存率が高まるため、行方不明になってから1年、2年後に調査を依頼しても、人知れず生活拠点を築いている行方不明者を発見する事が可能です。

しかし、その依頼料金はあらゆる調査項目の中で最も高額だとも言われています。

比較例としては、浮気調査の相場が20万円程度なのに対して、行方不明者捜索の相場が60万円前後となると言われています。

これほどまで調査料金に差が出るのは、行方調査はフル稼働で多数の調査員を動員しなければ早期発見が難しいのが原因です。

また、この調査は人の命が掛かっています。費用を出し惜しみするよりも、より早く行方不明者を発見したいと考える人が殆どなのです。

結婚調査

近年、その依頼数をじわじわと伸ばしているのが結婚調査です。

結婚調査の歴史は非常に古く、探偵でない一般人による結婚調査であれば、もはや戦国時代にまでそのルーツを遡れるとも言われています。

この調査項目はお見合い文化の成長と共に探偵業界にも依頼数が増えていきましたが、高度経済成長期を境に依頼率が減少、代わりに浮気調査がその数を伸ばしていったと言われています。

ただ、近年の婚活ブームにより、再び依頼数が上昇しはじめています。

その中でも、婚活サイトやイベントを悪用する結婚詐欺被害を防ぐための調査が目立ち始めているのも注目すべきポイントです。

結婚調査の方法は、主に聞き込みによって行われますが、聞き込み以外にも尾行や張り込みを行って普段の素行を調べたり、勤務先や住所、家族構成、交友関係を調べる事も可能です。また、結婚前の異性関係を調べるのも結婚調査の項目に入るなど、非常に多くの事柄が調べられるのが特徴です。

ストーカー調査

ストーカー調査とは、その名の通りストーカーの有無を調査する調査項目です。

探偵社によっては、発見したストーカーへの対策も行ってくれる所が多いので「ストーカー対策」「ストーカー対策調査」とも呼ばれています。

ストーカーを発見すためには、依頼者の周辺の監視作業を基本としながら、様々な方法によってストーカー被害の証拠を集めて行きます。

いやがらせ調査

ストーカーとは違い、近隣トラブルや対人トラブルによって嫌がらせを受けている方の調査も受け付けています。

いやがらせ調査の場合は、依頼者の指定した建物やエリア、もしくは依頼者自身の周辺を監視することにより、いやがらせの証拠を手に入れます。

DV被害調査

DV被害調査とは、DV被害を受けている方の周辺を調査し、その被害の証拠を集める調査です。

普通のDV被害であれば、被害の証拠は被害者自らで集められますが、通常とは異なる特殊なDV被害となると、その証拠を自ら集めるのが難しくなります。

例えば、言葉による暴力もDVの一種となりますが、肉体的暴力の様に目に見える物的証拠を残すことが難しく、被害を訴えでるのが難しいケースが殆どです。

しかし、こんな時に出番となるのが探偵です。

言葉による暴力は何時発生するか依頼者にも予測が出来ないので、室内に録音機を設置するなどして、24時間体制でDVの証拠を集める場合もあります。

また、依頼者に小型の録音機を貸し出して普段から身に着けてもらい、DVの証拠を集められます。

他にも、配偶者が子供に暴力を振るっているものの、依頼者には暴力を振るう現場を見せない公開なDV加害者もいます。

そうした相手には、室内に撮影機器を設置し、DVの現場を映像証拠として残すことも可能です。

企業信用調査

日本の探偵業は企業信用調査から始まっており、探偵業の正式な調査項目としては最も歴史が古いです。

企業信用調査の目的は、取引先の企業に問題が無いか調べる事にあります。それにより、取引後のトラブルを減らし、自社の利益を損なうリスクを下げれるのです。

大手企業ならいざ知らず、中小企業にとって取引相手選びは死活問題です。もしも問題のある企業と取引を行えば、相手企業が倒産する事によって連鎖倒産の可能性も十分にあるからです。

この調査は主に企業に信用調査を行う旨を告げて行い、関係者からの聞き取り、または企業の経営状態などをオープン・ソース(あらゆる場所で公開されている情報)から調べあげます。

また、この調査を専門に行う業者を「興信所」と呼ばれており、探偵業とは性質が異なるものとして覚えておきましょう。

雇用調査

信用調査を得意とする興信所で昔から行われているのが、雇用に関係する信用調査です。

かつては大手企業を中心に、新入社員や中途採用する人物に対して雇用調査を行うのが当たり前であった時代があり、その時代には雇用調査のみを専門に行う興信所や探偵事務所が存在しました。

ただ、現在は雇用に際する信用調査の代わりに、大学での評価や業績を担保する場合が多くなってきたので、依頼数も減少傾向にあります。

また、かつて探偵業界に存在していた悪質な業者による差別調査が問題となった為、雇用調査に乗り出す探偵社も少なくなった様です。

犯罪調査

犯罪調査とは、身の回りで起こった犯罪の証拠を集める調査を言います。

ただ、探偵は警察とは違って現行犯以外の方法での逮捕は出来ません。あくまで証拠をあつめるだけですので、それ以上の調査は望めないのです。

しかしながら、警察が積極的に調査を行ってくれない軽度の犯罪は、その被害が拡大しないと警察が本腰を入れて動いてくれないケースが多いので、探偵に調査を依頼して早めに被害を食い止める方が効率が良いとも言えます。

探偵が行う犯罪調査の殆どは、軽犯罪や条例違反となります。

その中でも多いのが、家や車の窓ガラスを割られたり、落書き、もしくはゴミを投げ捨てられるなどの器物破損に関する調査です。また、周辺に出没する不審者や、ゴミの不法投棄なども該当します。

調査の方法は、監視カメラによる定点観測や、調査員が直に被害地域を張り込むなどして行う監視活動がメインとなります。

また、周辺に聞き込みを行ったり、尾行を駆使するケースも多いですが、調査員に危険が及ぶ場合には無理をせず、安全第一で調査を行います。

いじめ調査

世間でいじめ問題が騒がれはじめてから登場したのが、探偵社の調査力を使用してあらゆるいじめ問題の証拠を手に入れようという試みです。

いじめ調査の方法は尾行、張り込みをメインに行いますが、調査対象となる人物と協力して、いじめの証拠を手に入れるためのプランを立案するケースも珍しくありません。

一方、いじめは子供達だけの問題ではありません。企業内で発生するいじめ問題も今では深刻な社会問題ですので、社会人のいじめ調査も請け負っている探偵社が多いです。

盗聴器・盗撮器発見調査

探偵業の重要な仕事の一つに、盗聴器や盗撮器の発見調査があります。

この業務は専門に行っている業者も多く居るのでそちらに依頼しても良いですが、探偵の場合は盗聴器や盗撮器に端を発するストーカー調査にも着手できます。

ペット調査

ドラマや小説の探偵といえば、行方が分からなくなったペットを探しているイメージが大きい人も居るでしょうが、実際の探偵もペット調査を行います。

しかしながら、大手探偵社をはじめペット調査を公式には受け付けていない業者が殆どです。

ただ、スケジュールに予定がある探偵社なら、相談さえすれば依頼を受けてくれるケースも珍しくないので、相談してみるのも一つの方法です。

まとめ

この記事を最後まで読んで頂けた方には、探偵社には本当に沢山の調査項目があることを知って頂けたかと思います。

ただ、実は探偵社の調査項目はこれだけではありません。

このサイトでご紹介した調査項目は、あくまで一般的に多く見られる調査項目に限ったものです。

もしも気になった片は、色々な探偵社のホームページを見てみましょう。そこには「こんな事も探偵がやってくれるの?」と思わず驚いてしまうようなマイナーな調査項目を見つけられるかもしれません。私が知る限りでも、ボディーガード業などを兼業している探偵社もある

ただ、探偵が行うのは「依頼によって行う調査」のみであり、それも法律の範囲を超えないものとなっていますので、違法調査などにはくれぐれもご注意ください。