悪質な情報入手方法、危険な悪徳探偵の調査方法とは

探偵の世界は常に変わり続けています。

かつては混乱を極め、数々の悪徳探偵たちが暗躍していた業界でしたが、法整備や業界内の自浄作用が働き続けた結果、今や探偵業界には殆ど悪徳探偵が消えていると言われています。

しかし、違法営業の探偵(探偵業の届け出を行わないで営業を行うが、まだ悪徳探偵として業界周辺で依頼者をカモにしていると同時に、業界内にも、表向きはまっとうな探偵社のふりをしながら、かなり悪質な手法を使って調査を行う探偵は完全には消えていません。そこで、探偵業界に存在する悪質な探偵の存在を明らかにし、依頼者に警戒を促すためも、今回は悪徳探偵と言われる人々の特徴と、違法調査の実態についてご紹介させて頂きます。

 

悪徳探偵の実態

 

業界内外にはびこる悪徳探偵には2種類います。

一つ目は、違法営業を行う本物の悪徳探偵達であり、かれらは犯罪を犯すことも辞さず、なおかつ依頼者を騙すことも躊躇ありません。

つまり、探偵の名をかたる犯罪者達であり、もはや探偵ではないことから、偽探偵やもぐりの探偵とも呼ばれます。

一方で、依頼者の方々に気を付けてもらいたいのが、調査手法のみが悪質な悪徳探偵事務所です。

 

業界内でも存在が明らかにならない『影の悪徳探偵』

業界内には、その存在こそ明らかにならないものの、調査でのみ違法な手段を用いる探偵事務所です。

依頼者から搾取もせず、詐欺も働きません。

契約もまっとうで、料金も良心的。

なおかつ、業界内でも特別大きな噂になるようなことがありません。

経営規模は小さいことが多く、目立つことがないのか、同じ探偵であっても、その探偵事務所がまさか・・・なんてことがあります。

彼ら『影の悪徳探偵」達は、表面上は探偵として目立つこともしません。

彼らが表舞台に出て来るのは、違法調査が明らかになり、警察に逮捕される時だけです。

 

個人情報の搾取

 

違法調査に頼り切った影の悪徳探偵事務所が良く行うのが個人情報の搾取です。

個人情報を大量に手に入れることで、所在調査などを簡単に、なおかつ手軽に行おうとする方法です。

 

ライフライン関係会社から情報を盗む

 

探偵が逮捕されるニュースが流れる中、最も多い逮捕理由は、ライフライン関係会社から情報を盗んだというものです。

ライフライン関係会社は個人情報保護法を固く守っている会社が多く、そう簡単に顧客情報を流すことはありません。

しかし、カバーするエリアに住む殆どの住人の住所、名前、電話番号を持っているため、特定の人物の居場所や連絡先を知るには、ライフライン関係会社を狙うメリットが大きいのです。

情報を盗むため、悪徳探偵は会社の下部に位置し、顧客情報にアクセスできる人間に狙いを定めて接触を図ります。

特に狙われるのが、点検業務などを行う職員です。

彼らは顧客情報にアクセスできる権限をもっており、なおかつ給与が安いためお金に困りがちです。

こうした人物に近づいて、個人情報一件につき数千円から1万円程度の価格で情報を買い取っています。

 

携帯電話会社から情報を盗む

悪徳探偵は携帯電話会社もターゲットにします。

携帯電話会社は日本でも大手は3つしかありません。

そのいずれかに調査対象者が加入しているため、個人情報を盗む価値は大きいと言われています。

携帯電話会社でも、探偵は社員に近づき情報を漏らすかわりに、金銭を支払う算段を取り付けます。

携帯会社で探偵と取引を行いやすいのが、派遣社員として働く営業マンです。

携帯電話会社は、コストカットのために派遣社員を大量に雇用しています。

彼らは会社の中でも最も低い立場にいますが、営業業務のために顧客情報にアクセスする権限を持っており、同時に金銭的にも余裕がありません。

こうした人物ほど懐柔されやすく、情報漏えいに協力してしまいます。

 

公務員の協力を

 

公務員は国のサラリーマンとして、市民の情報を守る義務と責任ある立場です。

ところが、その市役所職員ですら、悪徳探偵と共謀し情報漏えいに強力しています。

公務員が情報漏えいに走る理由は、やはり金銭です。

公務員の給与は安定していますが、それでも生活が苦しい公務員は沢山います。

特に怖いのが子持ちの家庭で、公務員はローンも組みやすく、補助も熱いですが、かえってそれが公務員にとっては不相応とも言うべき高額のローン組が可能となってしまい、車や住宅ローンで借金まみれになる人も珍しくないのです。

借金を仕事で返そうにも、公務員は給与が突然上がることはありません。

完全なキャリア制度えだり、仕事量によって金額が変わることもありません。

つぶしが効かない仕事が多く、転職も難しいため、お金に困った公務員は、探偵からの報酬に目がくらんでしまい、情報漏えいに協力してしまうのです。

しかも、公務員からもたらさられる情報は探偵にとっては最も旨味のあるものばかりです。

ナンバーから所有者を調べることも可能。名前と生年月日から家族構成、全住所、所得金額まで、調査のために必要なありとあらゆる情報が揃ってしまうのです。

となれば、悪徳探偵が協力者に支払う金額も大きく、たとえ公務員といえど悪事に手を染めやすくなります。

 

調査力のない探偵が悪事に走る

 

影の悪徳探偵達が違法調査に手を染めるのは、調査力があまりにも無いからです。

 

合法的な調査は難しい?

調査の中で、探偵なら誰もが一度は「もっとも簡単な方法があれば」と思うことがあります。

なぜなら、探偵は警察のように住所の紹介も、車のナンバーから相手を調べることもできないからです。

探偵は合法的な方法で調査を行うために、恐ろしいほど多くのアイディアと失敗とチャレンジ、そして地道な努力を繰り返しています。

簡単な調査方法がない分、その障害をクリアするために多くの調査技術を開発しています。

しかし、違法調査に頼る探偵はそのような努力を行いません。

法さえ犯せば情報は簡単に手に入るという安易な考えを持っている探偵たちは、そもそも探偵に必要な調査技術を持ち合わせておらず、生み出す努力も怠っています。

 

影の悪徳探偵に依頼するデメリット

 

影の悪徳探偵に依頼しても、依頼者はその手法が合法か違法か判断がつきません。

調査の手法は報告書に詳しく記載されることがなく、素人目ではまず判断は不可能です。

ですが、もしも違法調査が原因で逮捕された場合、その被害が依頼者のもとに及ぶかもしれません。

また、警察の捜査により、対象者に調査の事実が発覚する恐れもあります。

活動歴が短く、あまりその名を知られていない探偵事務所(看板の露出が少なすぎる事務所)に依頼するときには、ぜひ気を付けてください。