隠された悪質業務、調査をせずに料金はだまし取られる?

探偵という仕事はまだまだ社会的な信用が足りない職業です。

業界は以前よりもはるかに健全化し、悪徳探偵と呼ばれるような事務所は次々と業界の外へと追い出されています。

しかし、一部ではまだ探偵を名乗る悪質な違法業者に依頼者が騙される被害が続いているためか、依頼を考えているけれど、探偵に騙されないか怖くて依頼できない人もいます。

依頼者が一番恐れるのは、調査を依頼したにも関わらず、料金だけをだまし取られてしまうケースでしょう。

そこで、今回は調査料金を本当にだまし取るような探偵がいるのか?

その実態について詳しくご説明します。

調査料金をだまし取られることはありえるのか?

 

料金を振り込み、契約書にもサインをしたのに、調査は粗雑で、料金だけを取ることは確かにありえます。

ただ、そんな探偵事務所に出会う確率は限りなく低く、違法業者である可能性が高いです。

 

粗雑な調査を行う探偵事務所

かつての探偵業界に多かったといわれるのが、料金にはまったく見合わない粗雑な調査を行う探偵事務所です。

探偵がどんな調査をしているのか、依頼している側は直接見ることが出来ません。

その結果を見ることが出来るのは、報告書の内容からのみ。

となれば、偽の写真を張ったり、一度の調査で撮影した映像を何日にも分割したりすることで、調査をしたかのように見せかけることも可能です。

こんな方法で暴利をむさぼっていた悪徳探偵事務所は、そもそも調査力も技術力も人員もたりていない小さな探偵事務所であるケースが多く。

 

違法営業を行い探偵を語る詐欺業者

 

実際には探偵ではない人間が探偵の名をかたり、依頼者に調査料金を振り込ませて、一切の調査も報告書も送らない詐欺被害が小規模ながら続いています。

ネット上を見ても、詐欺を働く違法営業の探偵と一目でわかる探偵サイトが幾つかあります。

また、探偵と名乗るだけでなく、復讐代行や各種工作も行うと明記してあるものが多いです。

 

探偵業法の施工で業界を追われた悪徳探偵たち

 

探偵業法が施行されたことにより、調査料金だけをだまし取るような探偵たちは一気に業界の中から姿を消していきました。

探偵業法とは、探偵の業務を正しく行うための法律です。

施行されたのは平成19年と最近のことで、それ以前には探偵を法で守り取り締まるような法律は存在しませんでした。

法律が存在しない世界で悪徳業者がはびこるのは当然ことです。

真面目な業務を心がけていた探偵たちはこれを良しとせず、国に業界の実情を訴えながら法整備を目指してきたのです。

その結果、暴対法強化の流れに便乗する形で探偵業法が成立。

この法律が出来てからというもの、探偵業界は一気に業界内の悪徳業者を追い出しはじめたのです。

 

水面下に隠れるか、法の外側で活動しはじめた悪徳探偵たち

 

調査料金を騙しとるというのは、探偵が行う最も悪質な詐欺です。

しかし、そんな詐欺にでも頼らなければ利益を上げられない困った悪徳探偵達は次々と業界を追いやられました。

その一部はいまだに業界で目立たぬように活動をし続けています。

調査料金をだまし取るような探偵事務所が、もしも別の探偵事務所に目を付けられれば一環の終わりです。

また、業界内での潜伏を選ばなかった探偵達は、業法の外側で探偵を勝手に名乗りはじめ、知識のない依頼者達を騙しはじめています。

 

料金をだまし取る手口

 

調査料金をだまし取る探偵は、私がまだ若方頃、何度か対決することがありました。

私に調査料金をだまし取られたと相談してきた人間は2人いましたが、いずれも浮気調査であり、料金は3~40万円程。

しかも、世間慣れしていない専業主婦や公務員が狙われました。

 

報告書を作らない分安価にする

料金をだまし取ろうとする探偵事務所では、決まって報告書をつからない代わりに、格安の料金で調査を受けたいと依頼者に打診がありました。

一人の依頼者はその話にのり、合計6回の調査を40万円の金額で行うことが決定しました。

しかし、調査時間の取り決めもなく、さらには調査を行う日取りも、探偵事務所が全て決定していました。

契約書はありましたが、依頼者は内容をあまりよく確認せず、依頼の金の返金に応じてくれません。

この手の詐欺は、かつての探偵業界ではかなりの頻度で起こっていました。私だけではなく、他の探偵たちも「いつまでも結果がでない、騙されている気がする!」と、別の探偵事務所に相談にやってくるのです。

そして、報告書を作らないで、さらには調査の日取りまでも探偵事務所が勝手に決めるようなら、間違いなく詐欺を働いているとみて間違いありませんでした。

 

依頼内容をバラすと脅して口封じ

 

主にインターネット上で活動する偽の詐欺探偵たちは、依頼内容をゆすりの材料にして依頼金だけをだまし取ります。

特に怖いのが、復讐代行なども行うと謳う探偵事務所です。

この手の事務所は実際に復讐を行うことはなく、復讐代行を依頼した事実をねたに調査料金をだまし取り、さらには追加として数百万円もの大金をせしめるのがお決まりの手口です。

こうして高額の金額を請求することで、依頼者はそれ以上違法探偵事務所には関わろうとしなくなります。

また、依頼金が数十万円程度の金額なら、復讐代行に依頼して騙されたとは警察にも届け出ないのです。

 

違法業者たちの特徴

 

調査料金をだまし取る違法業者たちの特徴は「報告書を作らずに料金を安く済ませる」と持ち掛けるか「復讐代行や工作を謳う」点が共通しています。

 

報告書は必ず作ってもらう

報告書を作らなければ、とうぜんそれだけ調査は安くすみます。

しかし、本当に調査をしてくれたのかわからないばかりか、もし浮気をしていても、肝心の証拠が殆ど集まらない可能性があります。

報告書がなければ、探偵の調査はあまり意味がありません。

悪質な業者に騙されないためにも、報告書は必ず作ってください。

 

復讐代行には依頼しない

復讐代行業者に依頼するひとは、主に痴情の縺れのすえ恨みを抱いたような人たちです。

彼氏を奪われた、愛人に逃げられた、別れたパートナーに復讐したいなど、かなり思いつめた人々が多いです。

それえに騙されやすく、冷静な判断が出来ないまま詐欺探偵の間の手にかかります。

 

まとめ

 

探偵業界はどんどんと健全化し、依頼者の皆様に安心して利用できる業界として発展しています。しかし、探偵の名をかたり悪事を働くような業者がいることも事実ですので、注意だけは怠らないようにしましょう。