インターネット(メディア)調査とは?

尾行、張り込みを主体とする探偵社の調査も時代の流れに合わせ、今では現場での調査が7割、残りの3割はインターネットやデータを利用した調査方法にシフトしつつあります。

インターネットを利用した調査方法はクラック行為と誤解されがちですが、探偵社はそのような違法手段を取る事はありません。

基本的にはネット上に公開されている様々な情報を分析し、そこから調査対象者に関係のあるものを選別し、個人の特定やその行動パターンの把握などに利用します。

インターネット調査とは

インターネット調査とは、インターネット上の各ホームページを閲覧し、その中から調査対象者に関する個人情報を特定する方法です。

この方法は別名『OSINT』とも呼ばれており、探偵のみならず警察、軍、情報機関や情報セキュリティの分野でも積極的に行われています。

また、一般人の間では2チャンネルで行われている個人の特定作業が有名ですが、こちらは個人に対する名誉棄損、もしくはプライバシーの侵害にあたる行為なので世間ではかなり煙たがられています。

 

インターネット調査の種類

インターネット調査には主に以下の様な種類が存在します。

ブログの発見

個人の仕様しているブログを発見し、その投稿内容から個人のプロフィールに関する情報や、不審な行為が行われていないかを調べます。

ブログによる調査はSNSよりもかなり詳細な情報が書かれている事が多く、行った場所や人数、その個人名など、とにかく沢山の情報を得る事が可能です。

また、ブログにはSNSアカウント等やその他のウェブサイトのIDが記載されている事が多く、新たな情報源を得る事が出来ます。

ただ、ブログはリアルタイムに更新するものでは無いので、そこに記された殆どの情報は過去のものである事が多いです。

SNS(マイクロブログを含む)からの調査

Facebook、Twitter、mixiなどのSNSから個人に関する情報を得たり、不審な動きが無いかを調べる事が可能です。

Facebookの場合、個人の詳細なプロフィールが記載されている事が多く、学歴、職歴、所在地域や本名などからアカウントを特定することは容易です。

ただし、Facebookを頻繁に更新する日本人は少ないため、他のSNSにくらべれば投稿内容から得られる情報は少ない傾向にあります。

しかし、行った場所や食べたものなのど写真が豊富なため、それらの写真から過去の詳しい行動経緯を探る事も可能です。

Twitterの場合、140文字という短文のみの投稿となるので、基本的には詳細な情報が投稿で寄せられる事はありません。

しかし、感情的な言葉や物事に対する本音など、その人となりを知るのに役立つ投稿が多く、個人の性格や趣向を知るのに役立ちます。

その他の特徴して、現在地ツイートなどの機能を使用しているユーザーも多いので、リアルタイムに現在地を知ることも可能です。

また、Twitterは他のユーザーとのコミュニケーションが活発である事から、ユーザー同士のつながりによって個人に関する情報を得る事も可能です。

ニュースメディアなどからの調査

過去にメディアに取り上げられた事がある人物の場合、インターネット上にその記事が公開され続けている可能性があります。

ただ、事件報道の場合は一定期間が経過するとページそのものが削除されてしまうため、キャッシュが残っていなければ特定が難しい場合があります。

ですが、最近では過去の事件などを記録し続けるブログやサービスも増え始めているので、数年以上前の事件もインターネット上から検索する事が可能になりつつあります。

PDFデータからの調査

インターネット上の調査はwebスペースにアップロードされたPDFファイルにもおよびます。例えば過去の論文や図書、議事録、もしくは作業用の資料など用途が様々なPDFがインターネット上にあふれていますが、これらのPDFからも対象者の情報を得る事ができます。

最近では多くの図書がPDF化されてWEBにアップロードされていますが、中にはアップロードする予定が無かった流出情報も多くあります。こうした情報は大変貴重な当該情報であるため、PDFデータを集めて突き合わせる事で、それらが本人に関係あるものなかを推察します。

インターネット図書調査

近年では図書館の書籍が続々と電子化されており、実際に図書館に赴かなくてもインターネット上で過去の図書に関する調査が可能です。

オンラインサービス調査

オンラインサービスを使用して官公庁などから情報を受け取り調査に役立てます。

特に探偵が多く使用するのは不動産登記簿に関するサービスで、優良ではありますが調査時間を節約するのに役立ちます。

 

インターネット調査が行われる種類

各種インターネット調査は次の様な調査で使用される事となります。

浮気調査

尾行や張り込み知られる浮気調査でもインターネット調査が多く利用されています。

特に浮気の証拠を探るよりも、浮気相手に関する情報や浮気をしている日を特定するために用いられています。

また、こうした調査は探偵社も行えますが、依頼者が行う方がより効果的かもしれません。

行方調査

行方調査では調査対象者に関する情報を得るため、インターネット調査も同時並行で行われます。

インターネット上に残された記述などを頼りに行く先の手がかりをつかんだり、対象者の趣向などを把握することで捜索範囲を限定します。

こうした調査ではブログやSNSを中心に行われますが、未成年の家での場合は宿泊先を求めてインターネットで知り合った知人を頼りにしている場合が多いので、出会い系掲示板なども確認します。

 

インターネット調査の重要性

現在の探偵業ではインターネット調査をないがしろにしている業者もありますが、これから世代が移り変わるにつれ、インターネット上の情報をいかに調査に有効活用できるかは、その組織の持つ調査力を左右する要因となります。

そのため、調査員の数が多い大手探偵社に依頼するときも、できるだけどのような調査手法を取るのかを訪ね、そこにインターネット調査が含まれているかを確認した方が良いです。

この時、もしもインターネットについて詳しく無かったり、インターネット調査の重要性を把握していない場合、向上心の低い探偵社である可能性があります。