探偵が行う行方調査の方法とは?

探偵が行う行方調査の方法は非常にシンプルなものですので、ご依頼者の方々にもどのような調査を行うのか大変分かりやすいかと思います。

また、依頼をする際に「本当に探偵が見つけてくれるのか?」とご心配の方にとっても、探偵社に依頼する一つの目安になるかと思います。

また、ここでご紹介する調査方法は一例にすぎませんので、詳しい調査方法については各探偵社に問い合わせることをお勧めします。その方が各社独自の調査方法について知ることも出来るでしょう。

行方不明者の届け出

探偵社が行方調査を行うにあたり、まずは必ず行方不明者の届け出を警察に行ってもらう事になります。

これはご依頼者様が依頼前、もしくは依頼時に自ら行ってもらうのが基本ですが、探偵社によっては調査の一環としてご依頼者と共に警察に出向き、行方不明者の届け出を行ってくれます。

また、警察からの協力を最大限受けるためには、特異行方不明者として認められる必要があるので、そのための証拠品などを集める手助けをしてくれます。

チラシ(ポスター)作り

行方不明者の捜索には捜索用のチラシ(ポスター)の制作が欠かせず、基本的には依頼が入った段階から作りはじめ、各々の調査員はそのチラシを持って作業を開始することになります。

なぜなら、チラシには調査に欠かせない以下の様なメリットがあるからです。

行方不明者の情報が伝わりやすくなる

チラシ作り最大の目的は、行方不明者の情報を素早く相手に伝える事が可能になるからです。

行方不明者捜索用のチラシには捜索に最低限必要な本の顔写真、身体的特徴、失踪時の衣服や所持品などが一目見ても分かるようになっています。

これにより、時間がなくこちらの話を聞いてもらえなそうな方にも短時間のうちに行方不明者の情報を伝えることが出来るため、調査員の聞き込み能率が高まります。

また、店舗等に張ってもらうだけでも、お客さんが見るだけで「行方不明者が居るんだ」と気にかけてくれるので、不特定多数の人たちにも行方不明者の情報がいきわたる事になります。

さらに最近ではビラのデータをSNSなどに拡散することにより情報提供を募る方法も周流となっています。これは探偵が行わなくともご自分でやられる依頼者が多いですが、お願いすれば殆どの探偵社が情報拡散を手伝ってくれるでしょう。

情報を受けやすくる

ビラを作る事はより多くの人に行方不明者の情報を知ってもらうと共に、その情報を受け取る事も可能にします。

なぜなら、ビラには必ずご家族の電話番号、もしくは担当調査員の番号、そして行方不明者の届け出を出した警察署の電話番号が乗っているからです。

そのため、ビラをみて行方不明者に心当たりがあれば、ビラに書いてある電話番号に連絡してもらい、様々な人から情報を受け取れるのです。

また、より電話を掛けやすくするためにビラの一部に「お礼をさせて頂きます」といった一文を添える方も多いです。

この様に、一見してアナログで頼りないものに見えがちなビラは、行方不明者の捜索では現在最も効果を発揮しているアイテムですので、手を抜いて作ってはいけません。一目見てわかりやすく、見る人に情報提供をしやすくするビラの作り方が存在するので、できる限りプロに制作を依頼した方が良いでしょう。

聞き込み

ビラが作成できた段階で、次は聞き込みに入る探偵社が多いでしょう。

聞き込みは基本的に一度に数名の調査員を導入し、複数の箇所を同時にせめていくローラー作戦を展開するので、ここはどれだけ短時間に多くの場所を回れるのかが勝負となってきます。

また、一度に数人の調査員を動員するといっても、日本全国をカバーできる訳ではありません。私が過去に一人で回りきれた聞き込み場所は200か所ですが、どれだけスピーディーに回ったとしても、おそらく300か所回りきれるかどうかです。

つまり、行方不明者捜索のためには聞き込みを行う範囲をある程度絞り込む必要があります。そのためには依頼者からの情報提供が欠かせませんので、探偵社の調査にぜひともご協力をお願いします。

行方不明者の自宅訪問

行方不明者に関する情報を得るためには、不明者の自宅をご訪問するのも探偵の仕事の一つです。

しかし、いくら緊急事態とはいえ無暗にプライバシーの侵害を犯すことは出来ませんので、自室を見させてもらう場合にはご家族立ち合いのもと行わせて頂くのが基本です。もしも探偵に見て欲しくない場所があるなら「そこは調べないで欲しい」と探偵にお伝えください。

また、立ち合いが難しい状況であるならば、ご家族の同意さえあれば探偵のみでも自宅を調べることは可能です。

その際には自室のカギをお渡し頂くか、マンションの管理人にご連絡して頂く必要があるでしょう。

行方不明者の追尾

行方不明者の発見したとしても、その場で行方不明者に声を掛ける事は緊急時を除いて基本的には出来ません。

なぜなら、探偵は警察ではないため、行方不明者の行動の自由を侵害することは出来ないため、命の危険がある場合や、緊急時を除いては、基本的にはご家族の合流を待つ間に行方不明者を追跡し続けます。

また、最終的にはご本人との話し合いのもと家に連れて帰ってもらいます。

行方不明者が虐待やDVを理由に家出をしている可能性も残されているため、探偵が無理やり拘束する様な真似は出来ないのです。

報告書の作成

行方不明者が発見できた場合、多くの依頼者は報告書の作成を望みませんが、もし仮に行方不明者を発見できなかった場合には、行方不明者の報告書を作成する探偵が殆どです。

この報告書では、行方不明者捜索で聞き込みを行ったすべての場所や、その調査過程において聞かれた情報などが全て記載される事となるので、その後も行方不明者の捜索を続ける時の足掛かりとして効果を発揮します。

アフターフォロー

行方不明者が発見された後も、探偵社の仕事は終わりません。

例えば、行方不明者捜索のために聞き込みを行った箇所に発見とお礼の連絡を入れて回ったり、ビラを回収したりする必要があります。

また、アフターケアとしてご依頼者様の相談に乗ったり、専門家の紹介を手伝ってくれます。

まとめ

主にこの様な方法で探偵は行方不明者の捜索を行っていますが、他にもインターネット調査やメディア、図書など、細かな調査方法が沢山あるので、状況によって使い分ける必要があります。

また、行方不明者の状況によってどんな調査を行うのかは依頼者との協議により決まります。