実録結婚前調査:男性をもてあそぶ女性詐欺師

結婚詐欺というと、ほとんどは男性が女性に対して仕掛けるものかと思われているかもしれませんが、実際に結婚詐欺を働く人間は女性の方が多いと言われています。

しかし、世の中の風潮では男性が女性にお金を貢ぐのは詐欺とみなされにくく、男性側も詐欺被害にあっても泣き寝入りしてしまう事が多いのです。

知らぬ間に毒牙にかかる男性

今回ご紹介する依頼者は地方都市に住む会社員の男性(40代)

この男性はかつて結婚していたものの、三十代半ばにして離婚。その後数年は離婚のショックから立ち直れず、仕事のみに打ち込みながら生きてきたと言います。

しかし40歳を超えた辺りから一人暮らしの寂しさや、老後への不安などが募りはじめるようになってきたため、婚活イベントに参加するなどして結婚相手を探すようになりました。

そして、とある婚活イベントで好みのタイプの女性と出会い、交際がスタート。

お相手は家庭的な雰囲気の清楚な女性で、雰囲気もおおらか。

また、話をしてみると過去に自分と同じ様に離婚経験があるとのこと、しかもその離婚は相手の浮気が原因であり、しばらくは恋愛すら恐ろしくなっていたと言います。

しかし、その内に両親が他界し、やはり依頼者同様に将来への不安が募って婚活パーティーに参加し始めたと言います。

これを、知った依頼者は『自分がこの女性を守らなくては』と、俄然結婚への意識を高めていったのです。

 

相談内容

しかし、この女性と交際していく内に、以下のような不審な言動が次第にみられはじめていきました。

両親の存在

当初、すでに他界したという両親でしたが、ある時この女性の家に訪れた際に、部屋の隅に段ボール箱の空き箱が置かれていたのが目についたと言います。

その送り主は女性とおなじ名字で、名前からして女性。この事について女性に尋ねてみると『親戚から送られてきたの』と言われ、翌日には段ボールは部屋の中から無くなっていました。

しかし、その日は段ボールの収集日でも無く、慌てて段ボールを捨てる理由がわかりません。この事から、依頼者は実は女性の両親はまだ生きて居るのではないかと疑う様になったそうでした。

金銭を求め始めた事

結婚の予定を組みたいからといって、結婚資金を二人で工面する事になりました。

しかし、仕事の忙しい依頼者の変わりに女性が結婚の準備を行うと申しで、そのために自分の口座におよそ300万円の資金を振り込んで欲しいと言われました。

いきなり大金を振り込んで欲しいという申し出に戸惑った依頼者は、一旦その場で思いとどまったものの、女性からは

『私との結婚の約束は嘘だったの?』

『本当は結婚なんてする気がないんでしょ?』

といって、無理やり300万円を振り込む約束をさせられてしまったのです。

 

依頼内容

今回の依頼内容は、この女性が本当に結婚詐欺を目的としてるのかどうかを調べるため、彼女の今までしゃべってきた証言内容に嘘がないかを確認するための調査が行われました。

最初に重要になるポイントは『過去の男性歴』です。

もしも彼女が結婚詐欺を常習的に行っているのならば、過去にも同様の被害者が要るはずです。

次のポイントは『両親の存在』です。

もしも結婚詐欺を行っているのなら、この女性は自分の両親に嘘の結婚報告をしないため、本来は生きている両親をすでに死亡したものとして、被害者と両親が会わない様に策を講じているはずなのです。

また、依頼者の相談内容にあった荷物の件からも、両親が現存している可能性も高いです。

 

調査開始

今回の調査は調査員2名を使用し、2週間にわたる結婚調査を実施しました。

まずはじめは対象者の実家がどこにあるのかについてです。

これを特定するのはかなり困難でしたが、女性が捨てたゴミを調べてみたところ、その中に依頼者が見たものと同じものと思われる荷札を発見。その住所地を確認し、その日のうちに聞き込みに向かいました。

その結果得られたのは、やはり対象者の両親は存命だということ。しかも、話によれば時折実家に帰ってくる対象者の姿を見たという近隣住民からの証言も得られたため、ますます雲行きが怪しくなってきました。

次は対象者の過去の男性歴についての調査を進めました。

このために、まずは対象者と交流のある人物についてのリストアップを依頼者に頼んだものの、女性には親しい友人などが居ないため、聞き込みを行う事が難しい事が判明しました。

そこで、まずは女性の行動を1週間ほど観察し、そこで親しげに接する人物を特定する作業を開始しました。

すると、この女性が頻繁に出入りするバーを確認。バーの常連客や店主に対して取材を行い、女性の過去の男性関係を聞き取る事が出来ました。

その結果、女性は依頼者と出会う前に何人もの男性とこのバーを訪れており、そのつど親しげな様子であったということ。さらに、バーの席で結婚の話が出たことも少なく無いと聞かれたのです。

 

調査結果

今回の調査の結果、この女性が語った自身の過去の殆どは偽られたものでした。

さらに、過去に女性と関係があったと思わしき男性からの証言を得たところ、やはり結婚資金を預けた直後に連絡がつかなくなり、およそ100万円が女性に奪われたそうでした。

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このことを依頼者に報告した結果、通報するかどうかは自分で対象者に聞いて確かめたいと言われましたが、その後、おそらくこの女性は刑事告訴されたでしょう。

人の愛情を利用して次々と男を騙す女性には、くれぐれもご用心ください。