結婚前には必ず自分のパートナーの行動に目を光らせておく必要がありますが、特に気を付ける必要があるのが、犯罪に関連する事柄です。
その中でも発覚しにくく、なおかつ人生に多大な影響を及ぼすのが違法薬物です。
違法薬物には様々な種類がありますが、そのいずれも人体に大きな影響を及ぼすばかりでなく、他人にも悪い影響を与えてしまいます。
しかし、婚約している当人ならまだしも、周りの人間が気が付きにくいものです。
薬物が発覚しにくい理由
薬物を使用している人間を一般の人間が見分けられない理由は、私たちが持っている薬物へのイメージがあまりにも固定かされているからです。
たとえば「麻薬中毒者」という言葉から連想するイメージとして真っ先にみなさんが思い浮かべるのは目が落ちくぼみ、歯並びがおかしく、挙動が明らかにおかしい人間の姿でしょう。
その姿は、おそらく学校の授業で「麻薬を使用すればこの様になる」と教え込まれた中毒患者の末期症状です。
しかし、ここまでの末期症状に陥る麻薬中毒者は殆どいません。また、粗悪な麻薬(シンナーや質の悪い覚せい剤)を乱用した場合や、中毒性の高い薬物を使用し続けないと、ここまで悪化する事もありません。
つまり、私たちが生活している上で出会う麻薬中毒者とは、私たちのイメージとかけ離れた姿であり、その人物が本当に麻薬中毒者かどうかは、薬物に関する知識を持つ人間でなければ判断できないのです。
麻薬中毒者に良く現れる身体的特徴
使用する麻薬の種類にもよりますが、麻薬を使用し続ければ必ずその身体に特徴が表れるものです。
そこで、以下に主に使用される薬物ごとの身体的特徴の変化についてご紹介させて頂きますので、婚約者がどのタイプに当てはまるかを確認してみましょう。
大麻
大麻は今世界中で流通している麻薬の中でも一部合法化の動きがあるほどの人気を持つ薬物であり、アメリカでは州ごとに合法、非合法の地区が分かれているほど消費量が多い薬物でもあります。
また、日本でも近年大麻の合法化に関する動きが活発化しており、タバコよりも中毒性が低いことなどから、健康害の低さなどから、一部ではタバコよりも健康に良いという意見すらもあります。
ただ、大麻がもたらす身体的影響はまったく無い訳ではなく、タバコとはまったく別の中毒症状が体に現れはじます。
大麻中毒者の特徴
大麻中毒者の外見的な特徴はそれほど多くありません。
ただ、心拍数の増加が増加し、動悸が激しくなる。結膜が充血しはじめ、食欲が激しくなりやすい、平均感覚に障害がはっせいしはじめ、まっすぐ歩けなくなる。さらに口渇が乾きはじめ、胸やけに似た症状がおきはじめ、嘔吐なども始まることがあります。
また、大麻を燃やす煙のせいで咳が止まらなくなることもあります。
言動に関する特徴としては、感情の起伏が激しくなり、急に怒り出したり泣き出すなどの行動が見られます。
こうした行動は、一見して「そういう性格なのかな?」と勘違いしてしまうレベルですので、専門家でも見分けるのが難しいと言われます。
覚せい剤
日本で2番目に使用されているのが覚せい剤です。
覚せい剤の正式名称はメタンフェタミンであり、薬物としては医療の分野において限定的な使用が許可されています。
日本での俗称はシャブ、スピードとも称されており、昔は「ヒロポン」という名称で薬局でも購入することが出来ました。
ただ、覚せい剤がもたらす身体への影響はすさまじく、いずれの薬物の中で最も高い身体的影響を与えてしまいます。
覚せい剤の身体的特徴
覚せい剤を使用している人間を見分ける時に最も効果的なのは、瞳孔の拡大があるかどうかです。
続いてわかりやすいのが、覚せい剤の常用者は食欲が減り、体がどんどんと痩せていく事です。覚せい剤を乱用しながら、肉体を維持できる人間はそうはいません。
さらに、覚せい剤はその言動に明らかな妄想が影響しはじめるため、多くの被害妄想や注視妄想、追跡妄想などを生み出すので、言動に明らかな不審点がみられるはずです。
また、薬物を使用しておらずとも幻視症状が現れはじめ、虫などの小動物が見えるなど、多くの症状を生む事になります。
コカイン
コカインはコカの木からとれる薬物で、医療の世界で麻薬として用いられていいます。
しかし、その中毒性は激しく多数の精神的、身体的障害を引き起こします。
コカインの身体的特徴
コカイン乗用者における症状は多数あります。瞳孔が拡大しはじめ、眠れなくなり、吐き気などをもたらしはじめます。さらに怒りっぽくなり、激しい不安や妄想にとりつかれます。
また、皮膚の下を小さな虫を這うような幻覚を覚えることで知られています。
また、コカインは非常に危険な薬物であり、他の麻薬とは違って摂取量を誤れば、たった一度の摂取でも脂肪する恐れがあります。
薬物乱用を見分けるポイントは
探偵社の調査において薬物の乱用を見分けるためには、主に行動を監視しつつ、本人の交友関係についての調査を行います。
その主な目的は、行動中に薬物の受け渡しがないか、もしくは友人や知人の中に薬物を使用、もしくは売買を行いそうな人物が居ないかを確認するためです。
麻薬の売買は基本的に知人や友人を介して行われます。また、その受け渡しも友人や知人を介する事が多いのです。
ただし、公共の場所で薬物を使用する例は殆どありません。薬物を使用している直接的な証拠を手に入れる訳ではなく、その可能性が推測できる状況を確認するのが主な目的となります。
麻薬使用の証拠を見つけるには?
麻薬を使用している証拠を見つけるためには、血液や尿による検査しかありません。
ただ、その様な検査は警察か医療機関しかおこなえないので、一般人には麻薬の使用を見分ける手立てはそう多くはないのです。
ただ、麻薬そのものを発見するなら、婚約者であれば誰でも行えるでしょう。
考えられる主な隠し場所としては、車の中や財布などを探すと良いでしょう。薬物依存が激しい人物は常に薬物を持ち歩いているはずです。
ただ、ペーパータイプの薬物や、タバコに偽装した薬物など、薬物にも様々なタイプがあるので、自分で薬物を探す場合には少なくとも薬物に関する知識を蓄えるようにしましょう。
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