婚活詐欺はすでに会社ぐるみに?変わりつつある結婚詐欺の手口

結婚詐欺とは、結婚願望に強い人が騙されてしまう悪質な犯罪です。

しかし、そうとは分かっていても結婚願望そのものを否定する訳にはいきませんし、出来れば多くの方が幸せな結婚をしてほしいのが本音です。

また、あまりにも相手を警戒しすぎてしまうと、恋愛そのものが発展しません。人間である以上、警戒心を解かなくては恋愛は行えないのです。

しかし、そんな人間の習性を利用するのが結婚詐欺の悪質さ。

そこで、今回は結婚願望が高い方たちのために、最近登場しはじめた新たな結婚詐欺の手口についてご紹介させて頂きます。もし自分も被害にあっていると思ったら、ぜひ注意してください。

会社ぐるみの結婚詐欺が登場

婚活パーティーを利用した詐欺が最近流行していますが、中でも悪質さが目立つ事件としてある事件が注目されています。

その事件はIT会社役員が結婚を餌に多くの女性からお金を騙し取ったというもの。

しかし捜査が進む内に、この事件が個人のものではなく、男性が役員となっているIT会社の資金調達のための手段であった事実が判明したのです。

事件が発覚したのは2015年10月。

犯行に及んだ男性は自身が既婚者であるにも関わらず、結婚相手を求める人たちが集う婚活パーティーに参加し、そこで30代の女性と知り合って交際に発展しました。

さらに男性は「親の介護をするため」と偽り女性の信用を勝ち得た後、「仕事が成功したらニューヨークで一緒に住もう」などと結婚をほのめかす発言をした後、現金900万円、腕時計、タブレット端末10代をだまし取った後行方が分からなくなりました。

その後女性が警察に訴え出て捜査が進んだ結果、男性が逮捕されます。

しかし捜査が進むにつれ、この詐欺事件が個人のものではなく、会社ぐるみで行われた犯行という驚きの事実が判明しました。

新たな被害者と、会社代表の逮捕

2016年1月8日。前述の詐欺容疑で逮捕された男性の余罪が明らかになりました。

新たな被害者となった女性は、現金1350万円、タブレット端末33台と、合計1580万円相当をだまし取られていましたが、この件にはなんと男性が務めるIT企業の社長が関わっていた事が判明。同社長の詐欺容疑によって逮捕され、同男性は再逮捕されました。

その後の調べにより、両容疑者は会社の資金集めにより結婚詐欺を行ったことが判明。

男性は社長を「監督」と呼びメールによる指示を受けていた事から、結婚詐欺の計画は社長が出していたのではと考えられています。

資金繰りのために富裕層の女性を狙った?

今回の詐欺事件は個人ではなく、企業による組織的な詐欺事件となっており世間を騒がせました。

また、詐欺の被害額も高額。さらに被害者が見つかれば、被害額が増える可能性もあります。

ただ、この事件の被害額は、たった2人の被害者から出ていることを忘れてはなりません。

しかも1人につき1000万円以上をだまし取っていることから、あえて富裕層を狙って計画的に詐欺に及んでいた様子が伺えます。

富裕層の女性は、男性に対してお金を惜しまない部分がありますからね。それも好きになってしまった女性となれば尚更のこと。お金を持っている人ほど詐欺には気を付けなければなりません。

ただ、だからといって中間層や低所得層の女性も油断してはいけません。今回は資金運営の資産を集めるための詐欺でしたが、通常の結婚詐欺の被害額は十数万円程度が多いので、預貯金が少なくとも十分に狙われてしまいます。

組織ぐるみの結婚詐欺は日本史上初?

日本における結婚詐欺についての歴史を調べてみた所、なんと企業による結婚詐欺が今回初ということでした。

また、犯罪の歴史においても、一つの新しい犯罪が現れれば、その犯罪を真似る人間が出るのは必然的。

また、今回の報道を見た結婚詐欺犯、もしくは結婚詐欺師予備軍が婚活パーティーや婚活サイトを利用した組織的詐欺に走る可能性は十分にあります。

結婚詐欺による手口は年々複雑化していますが、ついに組織的な詐欺グループが出てきたとなると問題です。婚活はくれぐれも注意しなくてはなりませんね。

組織的結婚詐欺グループから身を守るには?

今回の事例から防御策を考えてみると、最も大切なのは「資金融資」を絶対に行わないことです。

組織的詐欺グループとなると、一個人よりも計画的に犯行を行うことが予想され、手口もかなり巧妙になると思います。

となると相当厄介な相手となりますが、今回のケースを見ても分かる通り、だまし取る金額があまりにも多額という特徴があるのが分かります。

これが会社の運営資金を手に入れる為でしょうが、おそらく今後も同様の動機で犯行を行う企業が現れれば、確実に一度に大量の金額を「融資」として受け取ろうとするでしょ。

また、細かい指示などを携帯で受けていたはずなので、携帯電話の中を調べられれば、詐欺グループからの連絡を見つけられるかもしれません。

さらに結婚詐欺の特徴である「親の面倒を見ている」というキーワードは今回の事件でも使われました。この言葉に騙されないようにぜひ気を付けてください。

結婚詐欺の調査は可能?

全ての探偵社が結婚詐欺調査を行っている訳ではありませんが、結婚詐欺調査を行っている探偵社は存在します。

また、調査項目には載ってないものの、依頼内容を聞いて調査可能だと判断したら依頼を受けてくれる探偵社がほとんどでしょう。

ちなみに、結婚調査はそう簡単なものではありません。費用もそれなりに高くなりますが、被害総額が大きい場合、お金を取り返せる可能性はあります。

また、詐欺の証拠を手に入れれば警察への立件も可能となります。

まとめ

結婚詐欺の手口も非常に複雑化してきましたね?

婚活サイトや婚活パーティーの流行により、結婚詐欺師はより効率的に獲物を狩ることができるようになってきました。

こうした場所に潜り込んでいる結婚詐欺しは、パーティー主催者やサイト運営者の目を巧みに交わして被害者と接触するので、被害の発生を完璧に止めることは出来ません。

しかし、被害発生後でも詐欺容疑で立件することは可能です。警察に被害を訴え出ると共に探偵社にも調査を依頼してみましょう。