離婚協議でもしも円満調停に持ち込まれたら要注意

浮気が発覚したあと、その夫婦は必ず離婚をする訳でありません。

本サイトのトップページでも触れていますが、大手探偵社のデータによれば、浮気調査によって浮気が発覚した依頼者のうち、離婚に至る夫婦はたったの3割と言われ、残る大体数の依頼者は家庭関係の修復を行うことを願っている愛情深い人達です。

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しかし、浮気や不倫を絶対に認めず、探偵社の調査によって初めて発覚するような人間は、自分の保身のためなら身を粉にして動けるようなずる賢さと自己中心的な思考を備えているものです。

つまり、このような人間の大半は他人を騙す事に特に躊躇いは無く、なかでも自分を愛している配偶者を騙すことにすら何の良心の呵責を得て居ないということです。

そして、こうした人間が離婚を言い出され、多額の慰謝料請求をされたり、養育費の支払い、もしくは親権を渡して欲しいなどの条件を出された時には、ある決まった行動を取る人間が多いのです。

それは、『円満調停』と言われるもので、これによって依頼者が騙されてしまい、後々痛い目に会ってからはじめて配偶者に騙されたことに気が付く人もいるのです。

円満調停とは?

円満調停とは、通常の調停の様に離婚を行うためのものではなく、夫婦関係の修復のために行われる調停の事です。

これは夫婦間の関係修繕のための話し合いを家庭裁判所で行うものと理解してもらえれば良いです。第三者(調停委員会)の立ち会いのもとに話し合いが行われるので、無駄な喧嘩や言い争いが起こりにくく、夫婦関係改善のための条件などについて冷静に話し合いが出来る事から、浮気問題が発覚した夫婦が用いる事の多い関係修復の手立てとして知られています。

しかし、この方法を貴方から提案するのなら良いですが、もしも配偶者から提案された場合には必ず裏に何か無いか用心しましょう。

 

浮気をした人間が円満調停を行いたい理由

浮気によって離婚を申しだされた人間が、円満調停によって夫婦関係の修復を願い出てくるのには、次の様なメリットが相手側に発生する場合があるからです。

慰謝料の額を圧倒的に減らせる

もしも浮気によって離婚しない場合は、請求できる慰謝料の額が一気に減額される事となります。

例えば離婚を前提とした慰謝料請求の場合は、浮気問題によって受けた精神的損害+離婚による損害が発生するので、その額も300万円前後が相場になります。

しかし、離婚をせずに慰謝料を請求すると、受けた精神的損害分のみとなるので、50万円以下の慰謝料が妥当な金額となることが多いのです。

つまり、慰謝料を減らすために一時的に結婚関係を維持し、調停によって小額の慰謝料を支払に済ませようとしているのです。

もちろん、円満調停を行う全ての人間がこのような計算をしているわけではありませんが、こちらが慰謝料請求をしたとたん円満調停を願い出てきたようであれば、それは相手側の弁護士の入れ知恵である可能性もあります。

離婚の事実を清算できる

一度調停で和解案が決定してしまえば、もはやその後、過去の浮気などを理由に『やっぱり慰謝料を請求します』などと言って慰謝料を請求することはできません。

これを見越して、相手側は一度円満調停によって夫婦関係を修復するつもりがある事を示し、調停を成立させたのちに、今度が相手から『性格の不一致』などを理由に離婚を請求してくる可能性があります。

または、一度は結婚するふりに見せかけ、結局は仮面夫婦を貫き通し、相手側から再度離婚請求が出てくることを見越した持久戦に持ち込んで来る可能性もあります。

大変卑劣なやり方だと思う人も多いでしょうが、本気で自分の事しか頭に無い人間であれば、これぐらいの方法は当たり前の様に取ってくるものです。

また、こうした判断は下手をすると法律のプロである相手側の弁護士が指示している可能性もあるので、そこまでいくと素人ではなかなか相手の姿勢を崩すことは難しいかもしれません。

 

円満調停を行う時の注意点

以上のような行動を取る人間も居るため、相手側が申し出てきた円満調停には十分警戒しなければなりません。

また、上記の通り夫婦関係の修復を願う依頼者も多く、浮気をされた側が円満調停を望むケースもありますが、もしも相手がこちらを騙すつもりであれば、良いカモにされて終わってしまいます。

では、円満調停によって欺かれないためには何をすれば良いのか?

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それには次のポイントを重視して相手の出方を判断しなければなりません。

不倫相手と別れたかどうか確認する

円満調停によって相手を欺こうとしている人間の場合、別居中に不倫相手と未だに連絡を取り合っている可能性があります。

また、最悪の場合、別居先で不倫相手と同性している可能性もあるので、先に調査を行い、別居先を確認する必要があるかもしれません。

慰謝料請求をした途端に円満調停を申し出てきた場合

はじめは夫婦関係の修復の姿勢を見せていなかったのにも関わらず、慰謝料請求をした途端に円満調停を申し出てきたのであれば、明らかに慰謝料の減額を狙っての行為です。

このように身の保身に徹している人間は、例え円満調停となっても、それさえ終われば再び貴方を裏切り、身勝手な行動をするはずなので注意が必要です。

 

円満調停の申し出にはとにかく気を付ける

例え浮気問題があったとしても、夫婦関係が再び修復され、幸せな家庭を築ければそれほど幸せな事はありません。

しかし、相手がもしも浮気について反省していなければ、とても夫婦円満はのぞめません。

例え円満調停を申し出てきても、それが相手の作為によっての申し出である可能性があるのならば、その申し出を易々を受けてはならないのです。