お金が無くても心配無用?ストーカーから逃げる費用は警察が補助してくれる!

世の中何事もお金とは言いませんが、幾ら被害者と言えど、ストーカーから逃げるためにはそれ相応の費用が必要になります。

しかし、その費用の全てを出すのが難しい人や、自分が被害者であるのに、わざわざお金を払って逃げ出すことに嫌悪感を感じる人もいるはず。

しかし、実はストーカー被害を受けた人が逃げる場合には、警察から補助金を受けることが可能な制度があることをご存じでしょうか?この制度を知らないばかりに、過去には悲惨な事件も起きているので、今回はお金とストーカー被害について詳しくお話させて頂きます。今ストーカー被害に合っている人は是非参考にしてください。

ストーカーから逃げるためにはお金が必要

日本で起きるストーカー被害の多くはわざわざ引っ越しが必要なレベルのものではありません。

しかし、ストーカーによる傷害・殺人事件は年々その数を増しており、油断をしてストーカーから逃げずに日常生活を送ろうとするのは、かなり危険な行為と言えるでしょう。

しかし、この資本主義社会ではストーカーから逃げるにもお金が必要となります。また、費用の問題からストーカーから逃げるのを断念し、仕事を優先させるような人がいるのも問題でしょう。

 

引っ越し費用は誰でも必要になる?

ストーカーが自宅周辺をうろつきはじめ、悪質な嫌がらせを行うようになったら、まずその場を離れるのが一番の方法です。

ですが、ストーカー被害者が引っ越しをするからといって、引っ越し業者が無料割引を行ってくれることはありません。引っ越しのための費用は当然被害者が支払うこととなるため、お金が無い人だと逃げることも難しいでしょう。

ただ、引っ越し費用は自分で行うことが出来れば、それなりに節約することが可能です。単身者ならば、家具は捨てて大切な荷物だけもって移動するなら、レンタカーを借りるだけで事足りるかもしれません。

 

新居の費用は高くつく

ストーカーから逃げるための引っ越し先を実家に設定するのはかなり危険です。特に親密な関係にあったストーカー(元恋人や夫婦)ならば、ストーカー相手は実家の住所も押さえているので、現在の住所から消えたとなれば、まず真っ先に自宅に向かうでしょう。

となると、今度は新しい新居を探さなくてはなりません。入居費だけでも10万円以上は必要となる場所が多いので、貯金が無ければ引っ越しは難しいでしょう。

 

新たな仕事を見つける間の生活費

ストーカー被害にあった場合には、引っ越しだけでなく、仕事も転職を余儀なくされるケースが多いです。ストーカーは自宅だけでなく、勤務先も押さえている事が多いので、自宅だけを変えても、職場も変えなければストーキングが終らないのです。

この様に、ストーカーから逃げるだけでもかなりの大金が必要になるので、お金の心配をして逃げることをせず、ストーカーに襲われてしまったケースもあります。

特に2016年9月に東京都で発生した「目黒遺棄事件」では、被害者が警察にストーカー被害を訴えていたにも関わらず、被害者がストーカーから逃げるための引っ越し費用などを心配するため退避をせず、そのまま元交際相手の加害者に殺害、遺棄されました。

この様な悲惨な事件が起きてしまったのは悲しいことですが、実はこのような事態にならないよう、日本の警察では次のような制度が存在するのです。

 

逃げる費用は警察から借りることが出来る?

2000年初頭から連続しはじめたストーカー事件の影響は、日本警察に様々な制度を改変を促していきました。

しかし、2015年から導入されたストーカー被害者に対する非難費用の補助制度は、あまりにも一般の人々に知られていないばかりに、多くの辛い事件が続いてきました。

ストーカー被害者への非難費用補助制度

2015年、警視庁はストーカーやドメスティックバイオレンス被害者のための非難費用補助制度を作りあげ、予算としてストーカー被害者7500人分の宿泊費、約1億3300万円を盛り込んでいます。

対象となるのはストーカー被害者の中でも緊急避難が必要となる人々であり、ホテルなどの一時的な宿泊施設に逃げるための費用を警察が負担することが可能となりました。期間は4泊を想定しています。

引っ越し費用などは負担の対象にはなりませんが、あまりにもお金が無いようなら、警察による補助も期待できるかもしれません。また、一時的にせよ避難が出来るなら、それだけでも安心というもの。少しでもお金の心配をしないだけマシというものでしょう。

 

警察でも費用負担の話を被害者に説明しわすれる?

上記のような制度があっても、被害者に説明し忘れてしまう警察官がいるのも事実です。特にストーカー対策を専門に行っていない警察官が対応した場合には、費用の補助などについてうっかり説明し忘れてしまう事もあるようです。

ただ、うっかり忘れたせいで不必要な被害者が出てしまうのは問題です。事件が起きてからばかり仕事をするようでは、被害者は一向に減ることは無いでしょう。

 

シェルターに入るという選択肢も

ホテルに宿泊せずとも、シェルターに入って身を守る方法もあります。ただ、シェルターは管理が非常に厳しく、入るのを嫌がる人も多いのが問題でしょう。

幾ら縛られるのが嫌だといっても命には代えられません。また、シェルターはあくまで一時的な退避場所なので、安全な住居が確保できれば、すぐに出ていくことができます。

 

まとめ

ストーカーから逃げるためにもお金が必要とは、なんとも世の中の理不尽を感じるかもしれません。とうのストーカーは一円も損していないのですから、このままでは被害者は損だけを受け続けることになります。

出来れば、お金を惜しまず逃げるのが先決ですが、諸事情にそうはいかない人もいるでしょう。しかし、お金が無いからといってストーカーの餌食になるのは、あまりにも不条理というものではないでしょうか?

そんな時には、まよわず警察に相談し、補助制度を利用したり、シェルターを利用、または友人や知人を頼って逃げるか引っ越しをするように心がけ、自分の命を最優先しましょう。