もしも友人がストーカー被害にあったら?ストーカー被害者を守る方法

今や年間数万件規模で発生しているストーカー事案。その問題解決のために警視庁をはじめ、かく所でストーカー被害者の保護制度が実施されています。

しかし、それでも被害者の数は減る所か、ストーカー被害による様々な事件が起こり続けている現状では、政府や専門機関の力だけではどうにもできないことがあります。

そんな時、被害者にとって頼れるのは身の回りの友人や知人ということになります。しかし、専門家ではない人々が、ストーカー被害者に一体何を出来るのか?相談された人間は誰でも不安に思うことでしょう。

そこで、今回は友人がストーカー被害にあった時の対処の方についてご紹介させて頂きます。ぜひとも活用し、自分のために使うようにしましょう。

ストーカー加害者を守るために気を付けたいこと

ストーカー被害の相談を受けた時、その関係が親しい間柄であればあるほど、友人のために何ができないかと必死になるでしょう。

ですが、まずは次のことに気を付けて相談を受けないと、相談を受けた側が被害を受けることになります。

ストーカーに直接立ち向かうことはしない

ストーカー被害の被害者は、加害者よりも弱い立ち位置にいることが多く、中にはDV被害までも受けている人もいます。そのため、相談を受けた人は弱い被害者を守るためには、ストーカーと直接対決してストーカー行為を止めさせようと考えるかもしれません。

しかし、これは危険な行為に他なりませんし、あまり効果があるものでもありません。特に危険なストーカーほど、直接対峙するのは危険きわまりありませんし、下手をすると、自分と被害者の間を邪魔する厄介ものとして、ストーカーにターゲットにされかねません。

ストーカーに対して強い姿勢をとっても身の安全を守れる自信が無い限り、ストーカーと直接話し合いを行うのは危険です。相談を受けても、安受けあいだけはしないように気を付けてください。

警察や専門機関への相談をうながす

被害者から相談を受けたら、まずは警察に相談したか確認してください。被害者の中には、対外的な評判を気にするがあまり、被害の実態を貴方以外の人間に相談していない可能性があります。

また、警察に相談した場合に、事が大事になって仕事を失いかねないと心配になり、ついつい相談できずにいる人もいます。

しかし、ストーカー対策の基本は警察に相談し、法的な処置を取ったり、シェルターに入居するといった所から始まります。自分に相談する前に専門機関に相談しているのかどうか、まずは確認するようにしてください。

 

警察が対応してくれないと相談されたら

友人や知人にストーカー問題の相談が来ると、中には警察の対応があまりにも悪いために、どうしていいか分からず相談する人もいるでしょう。

そんな時は、状況はかなり複雑になっているので、慎重に状況確認しながら事態を把握してください。

被害の度合いを確認

警察の対応が悪いものの、被害者へのストーカー行為がエスカレートしているなら、まずは被害の状況をしっかりと確認してください。

ストーカーの出没頻度、行われた嫌がらせ行為、その結果、被害者が負った損害がどの程度なのか確認してください。

ストーカー被害が深刻であるなら、警察も相応の対処をしてくれるはずです。それでも警察が動かないとなると、被害者が警察への相談の仕方が悪いか、警察がストーカー被害を甘く判断しているかのいずれの場合があります。被害が明らかにひどいようなら、次に警察がどんな対応をしているのか聞き出しましょう

警察がどの程度の対応をしているのか確認

被害の程度が低く、緊急性が無いと判断できるようなら、警察は積極的に被害者を守ろうとはしません。また、警察側は出来る限りの対応はしているものの、その限界を超えた被害を受けているかもしれません。

警察が被害を甘くみているようなら、友人もつきそい、警察に直接相談にいくことで事態の深刻さを訴え出ることが出来ます。また、先にストーカー被害の実態も確認しているなら、被害の証拠(いやがらせ電話の数、ストーカーが行った器物破損の証拠など)をもって警察に行くことで、より相手を動かしやすくなります。

一方で、警察側が接近禁止令や一時退避を被害者に促していても、被害に歯止めがかからないケースもあります。

また、被害者が仕事の都合などでシェルターに入ったり、一時退避を拒むケースも十分に考えられます。警察の対応が悪いからと言って、その全てが警察の責任という訳でもありません。

被害者が自らストーカーから身を守ることを怠っている可能性もあります。その場合には、被害者を諭して避難するように促すしかありません。

 

命の危険がある場合には?

今すぐにでもストーカーから命を狙われる危険性があるなら、次のような方法で被害者を一時的にも守るほうが良いでしょう。

自分の家に被害者を退避させる

ストーカーによって殺害される被害者の多くは、自分の家の周辺、もしくは自宅内で殺害されています。つまり、自宅さえ離れれば、一時的には被害者の命を守れるということです。

もしも被害者が危ういとおもえば、迷わず自分の家に退避させるようにしましょう。

数日間でも家に退避させれば、その間に被害者に警察のシェルターに入ってもらう余裕や、引っ越し、実家に帰る余裕を与えることが出来ます。

ただ、その間に仕事に行かせるのは止めさせましょう。仕事に行く最中にストーカーに尾行され、今度は貴方の自宅に被害者がかくまわれている事実を知られてしまうかもしれません。安全には十分に配慮し、自宅にかくまっている間により安全な場所へと非難できる手筈を整えましょう。

お金を渡してホテルなどに避難させる

被害者に金銭的余裕が無く、相談された側の人間にお金の余裕があるなら、お金を貸してホテルなどに一時避難させるのも一つの方法です。

お金は掛かりますが、それでも被害者を非難させることを怠ったせいで友人を失う可能性を考えれば、この方法で被害者の命を守ったほうがメリットが大きいでしょう。

実家に帰させる

ストーカー被害にあうのは、決まって一人暮らしの女性です。行く当てがないなら、実家に帰るようにうながしたほうが良いでしょう。

本人の意思を尊重して実家に帰らないという選択しもありますが、退避先が無いのに自宅に居続けるのは自殺行為のようなものです。

出来るだけ早く親に相談して実家に帰る手筈を整えましょう。

 

ストーカー問題は命の問題?

ストーカー被害は甘く見られがちですが、この事案が最終的に行き着くのは被害者の殺害という凄惨な結果であることを忘れてはいけません。

最悪の事態を防ぐために行う空振りも、友人の説得も決して無駄ではありません。

希望的観測はせず、現実的にものごとを解決するように心がけることが、被害に合っている友人を救う最良の手立てなのです。