ストーカーが願う被害者の多くは単身者であり、一人用のアパートやマンションで暮らしています。学生や社会人といった違いはあれ、傷害や殺人の被害者となる人間の多くは一人暮らしで、なおかつ女性というのが一般的です。
では、ストーカーがどの様にして自宅を襲うのか、また、自宅を守るためにはどの様にすればいいのか?その方法について詳しくご紹介させて頂きます。
自宅周辺に出没するストーカー
ストーカー被害者が襲われる場合、ストーカーは次の3パーターンの方法で自宅を襲おうとします。
自宅に侵入して待ち伏せ
自宅に侵入することが可能なら、ストーカーは被害者が外出している間に自宅に侵入し、被害者がかえってくるのを待ってから襲撃を掛けます。
自宅に侵入する方法は、カギや窓を無理やりこじ開ける方法と、合いかぎなどを使用する2種類の方法があります。いずれの方法も、ストーカーにとってはそう難しい事ではありません。窓を割って入れば、被害者が自宅に入ってからしばらくは侵入者に気が付かれませんし、ドアを開けた瞬間に襲えばそれだけで十分です。鍵をあけるのは難しいですが、元交際相手なら、合い鍵を作ることで侵入することが出来ます。
ちなみに、合い鍵を渡されていなくても、被害者の使用している家の鍵の番号さえ分かれば、カギ屋に依頼すれば合い鍵を作ることが可能です。
自宅前にて待ち伏せ
自宅前で待ち伏せをし、被害者が帰宅したタイミングを狙って被害者に襲い掛かる可能性があります。待ち伏せ地点となるのは、マンションの内部、もしくは一軒家の玄関の近くの物陰などが多いでしょう。
マンションや自宅の周辺に車を止めて張り込みをすることも可能ですが、一般人は調査用のための車両をもっていないため、自分の車はが被害者に割れています。張り込みをするためにはレンタカーを使用するしかないので、それは少し難しいでしょう。
待ち伏せをしていたストーカーは、はじめから被害者を殺害する目的のものもいれば、話し合いを目的としているストーカーもいます。ただ、話し合いがこじれてしまえば、相手は被害者を襲うかもしれません。十分に注意しましょう。
ストーカーが自宅に訪れる
被害者が家にいるタイミングを狙って、ストーカーが自宅に戻る可能性があります。
訪れるストーカーの目的の多くは、力づく手被害者を支配するか、殺すことのです。相手が自分に従わなければ殺害するため、はじめから凶器を準備しているストーカーが多いです。
また、凶器がなくとも男性なら素手で被害者を殺すことが可能です。首をしめる、殴打するなどで被害者を殺したストーカー多く存在します。
自宅内に侵入するストーカー対策
自宅に侵入するストーカーに対策を施すなら、鍵とカメラの設置、セキュリティ強化が欠かせません。
鍵の強化
窓や部屋の鍵を強化することでストーカーの侵入をある程度防ぐことが出来ます。特に窓がわの鍵の強化はストーカーの侵入を防ぐためにも重要です。
ストーカーはドアの鍵を開けるような高度な開錠技術を持てってはいません。そのため、侵入してくるなら合いかぎを使用するか、窓を破壊して入って来ると考えて良いでしょう。
もしも元交際相手がストーカーになっているなら、はやめにドアの鍵の交換を行ってください。窓の鍵は2重ロックのものを使用し、窓を割っても簡単に入ってこれないものを使用すと良いでしょう。
セキュリティ対策
自宅を守るためのセキュリティ対策は、アルソックなどの大手セキュリティ会社が個人宅単位で可能にしています。
費用はかかりますが、自分以外の人間がドアをあける、窓を割って室内に入る、室内で動態を検知すると、センサーから警備会社に連絡が入り、自宅に警備員がやってきます。
こうしたセキュリティだけでもしっかりとやっておけば、自宅に侵入するストーカーに警戒することが出来るでしょう。もしも外出中に侵入したら、ストーカーの相手は警備員がやってくれるでしょう。
室外に待機するストーカー対策
室外に待機するストーカーには、室外に設置するカメラやインターフォンなどが活用できます。
室外にカメラを設置する
室外に監視カメラを設置することが出来れば、周辺に怪しい人物がいないか確認してから帰宅することが出来ます。
最近の監視カメラはインターネットを通じ、外出先からも映像を確認することが可能です。これにより、家の周辺にストーカーが潜んでいないか確認してから家に戻ることが出来ます。ただ、使用するカメラは必ず赤外線暗視装置付きかナイトビジョンタイプを使用しましょう。
インターフォンカメラを遠隔操作式にする。
マンションやアパートに住んでいる人の場合、玄関の周辺に監視カメラを設置できないケースが多いですが、最新のインターフォンなら監視カメラの変わりに使用することが出来ます。
最新のインターフォンはインターネットを通じ、外出先からもカメラの画像を確認できます。こうすれば、自宅前に怪しい人物がいないか確認できるでしょう。
知り合いに先に周辺を見てもらう
ストーカーは危険な人物ですが、被害者以外の無関係な人間に危害を加えません。そこで、被害者が家に帰るまえに、加害者もまったく知らない誰かを先行させ、自宅周辺を調べてもらう方法があります。
ただ、その人物が怪しい動きをして、被害者の代わりの偵察だと悟られると危険です。出来ればこうした危険な真似はせず、探偵などのプロに依頼したほうが良いでしょう。
自宅に訪れるストーカー対策
自宅に訪れるストーカー対策は非常に簡単ですが、それを見越して、ストーカー側も様々な手を使ってくるので注意しなくてはなりません。
別人を装って侵入する相手には
ストーカーが自宅に訪れる時、そのままでは会ってもらえないとわかっているなら、様々な変装をして被害者にドアを開けさせようとするかもしれません。
こんな時には、郵便業者も、宅配業者も、ありとあらゆる人間に言われてもドアを開けてはいけません。安全な場所に移ることが出来るまで、信用出来る人間いがいにはドアを開けさせないようにしましょう。
まとめ
ストーカーに襲われないようには、自分で自分の身を守らなくてはなりません。
ただ、自宅を狙われているなら早めに引っ越しの準備をして、安全な場所に退避できるよう専門家の助力を仰ぎましょう。
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