接客業従事者が覚えておきたい従業員へのストーカー対策

接客をメインに働く人は、他の仕事で働く人間よりも圧倒的にストーカー被害に会いやすいです。

接客で出会うストーカーの多くは一目ぼれや恋愛妄想によってストーキングを働くため、明らかな嫌がらせは存在しません。一般客をふりをして偶然を装ってコミュニケーションを取ろうとしたり、中にはプレゼントや手紙を渡すようなストーカー達に対して、接客をする従業員は強い態度に出れず、そんな時でも笑顔を崩せないという真面目な人もいます。

しかし、こんなストーカーを放置しておくの、従業員ばかりでなく、店舗にも被害が及ぶ可能性があります。ストーカー被害を防ぐとは、店の資産である人員と店舗の信用を守るために必要なのです。

ストーカーは従業員にも店にもデメリットを与える?

接客業におけるストーカー被害の恐ろしい点は、被害者だけでなく店舗にとってもデメリットを与えてしまう点です。

特に店舗で従業員を管理する立場にある人は長期的なデメリットに警戒しなくてはなりません。

従業員の作業効率が落ちる

ストーカー被害に合っている従業員はとても真面目な人が多いです。ストーカーも、そんな相手を本能的に見分けてターゲットに定めるので、被害は長期化しやすく、解決しにくくなります。

こうなってくると、従業員の作業効率はどんどんと低下していきます。頭の中にはストーカーに会いたくないという思いや恐怖心が多くなり、細かい作業がどんどんと出来なくなっていきます。

それでも真面目に働かなくてはと、ストーカーにも笑顔で接してしまうため、被害を受けた従業員の仕事ぶりはみるみる内に低下してくでしょう。

 

従業員が仕事を辞めなくてはならない

ストーカーに狙われ続けたストーカーは、最終的には仕事を辞めてストーカーから逃げるほかなくなります。

こんな時、被害者である従業員は自ら意図せぬことで仕事を辞めることになるで、金銭的にも精神的に多大なダメージを負うでしょう。

一方、店側の損害も大きいです。従業員が新人なら良いですが、頼りにしていた主軸のメンバーがストーカー被害によって辞めるとなると、新たな人材を見つけるのに時間も費用もかかります。

また、ストーカーが狙うのは、接客業の中でも優秀と言われる人たちばかり。

容姿に優れ、真面目で、愛想よく、勤勉な人たちは、優秀すぎるがゆえに、ストーカーを勘違いさせる能力にも長けています。

こんな人がストーカーによって仕事を辞めさせられた場合には、売り上げにも大きな影響を及ぼすかもしれません。

 

事件が起きた場合は店の信用問題に

もしも従業員のストーカー被害を防ぐことができず、授業員が被害にあった場合には、その後店側の責任問題に発展しかねません。

これは退職したあとも同じです。今やストーカー事件は報道の花形事件として扱われているため、各メディアも注目しています。

店舗側の信用問題にまで発展すれば、売り上げも落ち込む可能性が高いでしょう。

 

被害者と管理者が協力して対策を

接客業におけるストーカーは、お客様の一人です。

つまり、従業員も会社もそれほど強い態度で出れない相手だけに、その行為は長期化しやすく、警察にも相談できないことが多いです。

しかし、被害を受けている従業員と管理者の双方が協力することにより、ストーカー被害を退けることも可能です。

 

ストーカー被害者が出来る対策

ストーカー被害が起きたら、まずは被害者である従業員がアクションを起こしましょう。

どんな些細な被害でも、ストーカーかもと思ったら、まずは躊躇せずに行動に出ることが大切です。

 

ストーカー被害を同僚に報告

お客様の中にストーカーらしき人間が現れたら、まずは仲の良い同僚に相談しましょう。

ストーカー被害はデリケートな問題です。

いきなり上司に相談する勇気が無い人も多いでしょうし、本当にストーカーなのか、自信が無いことも多いはず。

同僚に相談して、自分がストーカー被害にあっているのか、まずは確認してもらいましょう。

出来れば、次にストーカーと思わしきお客様が現れた時に、同僚に相手がストーカーかどうか見てもらうようにしてください。

もしも、その同僚もストーカー行為だと判断したら、続いて上司に事態を報告しましょう。

 

被害の実態を管理者に報告

接客業では、従業員である被害者だけでは、まず問題を解決できません。そこで、明らかになったストーカー被害を上司である管理者に報告し、対応策を練ってもらいます。

この時に、ストーカー被害が深刻であることを必ず訴えましょう。管理者の認識が甘く、自分だけでは信用してもらえないようなら、前述の相談した同僚と一緒に報告するのも一つの方法です。本人だけの意見では、その意見も勘違いとして扱われるかもしれませんが、二人の従業員からストーカー被害の報告が上がれま、腰の重い管理者も動かざるを得ません。

ストーカーとは距離をおく

事態が落ち着くまで、被害者である従業員は、なるべくストーカーとの接客を避けましょう。もしも避けられない場合は、笑顔はなるべく見せない様にしてください。

口調だけは普段のままでいいので、笑顔だけを顔から消すようにするのが良いです。

また、声のトーンだけでも少し落としたり、相手に勘違いをさせない対応を取るのも良いです。

ただ、出来ればなるべく接触しないほうが良いので、管理者と協力して、その場を離れてください。

 

管理者が出来る対策

管理者は自らストーカー被害を見つけることが出来ないことが多いので、従業員からの報告を受けたあと、なるべく早めに対策を取ってください。

ストーカーはエスカレートさえさせなければ、退けるのはさほど難しくありません。

 

従業員の隔離

被害を受けている従業員は、スト―カー客が店に現れた時点で別の場所に離す手筈を整えておきましょう。

従業員には、加害者が現れたら自分に報告するように伝えておくか、もしくは従業員同士でスムーズに被害者を店の奥や休憩室に逃がす算段を整えておいてください。

 

出勤時間帯の調整

ストーカーはかなり暇な人が多いですが、仕事をしている風であるなら、ストーカーが現れにくい時間帯にシフトをずらすことでも対策を取れます。

相手が夜間に現れるなら日中に、きまった曜日に出るなら、その曜日だけ被害者をシフトから外すことでも効果があります。

 

あまりにも酷い場合は警察へ

ストーカーの行動があまりにも過剰である場合、店だけで対応するのではなく、警察に必ず相談してストーカーを行ってください。

 

ストーカーは孤独感が強く、拒否されることへ強い抵抗を覚えます。つまり、安易な対応でストーカーを店から追い出したりするだけでも、ストーカーは逆恨みをしかねません。

被害妄想が強い相手だけに、その対応は慎重に行い、下手な恨みを買わないようにしてください。

 

まとめ

ストーカーへの対策は、店と授業員が一緒になって対応することで無事に解決できます。

管理者は従業員にまかせきりにせず、従業員は管理者への報告を忘れず、ストーカーに負けない仕事を行っていきましょう。