ストーカー犯罪が増えている今、いかにしてストーカーに狙われないか、様々な人が考える必要に迫られています。
しかし、ストーカーへの対応策など人にはなかなか聞けません。また、警察に対応が甘いのもストーカー犯罪の問題点。警察に連絡したからといって、相手がストーカー行為を止めるとは限らないのです。
そこで、今回はストーカー調査の依頼が多い探偵目線から、ストーカー対策のポイントを10個ご紹介させて頂きます。
この記事の内容
1.「男女関係はきっちり清算」
ストーカー犯罪の多くは、元恋人や元配偶者が加害者となることで始まります。だからこそ、恋人と別れたり離婚する時には出来るだけ気をつけなければなりません。
特に次のような人達は、解れた後にストーカー化しやすいと言われています。
[bullet_box]
チェックリスト
- 何もないのに日常的に携帯電話の中身をチェックしてくる。
- こちらの行動を常に把握しようとしてくる。
- 独占欲が強く、常に支配しようとしてくる。
- DVなどの暴力行為がある。
- 孤独がちな人
[/bullet_box]
こうした特徴のある恋人や夫、妻と別れる時には徹底したストーカー対策が必要です。
別れる時にはきちんと理由を述べ、もう二度と会わないこと、さらにお互いに新しいパートナーを見つけることを説明しましょう。ストーカー化しやすい人は、自分のパートナーは貴方しかいないと思い込んでいます。
そんな相手には、別れる時に自分よりもっと良い相手が世の中にいること、異性を見つけるチャンスがあることを離し、ターゲットを自分からそらす努力が必要になります。
2.「インターネット上のアカウントの整理」
かつては電柱の影からじっと被害者の家を監視しているイメージがあったストーカーですが、最近のストーカーはリアルよりもネットの世界での監視に重きを置いています。
[bullet_box]
ストーカーが狙いやすいWEBサービス
- SNS(facebook)
- ブログ
- マイクロブログ(Twitter)
[/bullet_box]
これらのサービスでは、自分の普段の生活や、日常では隠されている事柄が赤裸々に書かれているかもしれません。
また、自分の顔写真を載せることも多いのも特徴。自宅の前を監視しているよりも、ネット監視をしていたほうが、よほど多くの情報を手に入れられるのです。
ネットストーキングを止めさせるには、インターネット上に安易に自分の情報をアップロードしないようにしましょう。しばらくの間、何の情報も得られないようなら、ストーカー側も諦めるはず。
また、公開設定を利用して決められた相手とのみ情報交換するのも一つの方法です。ただ、他のアカウントが公開設定を狭めていなければ、会話の内容などで情報を推測されかねません。また、うっかり相手が情報をシェアしてくる可能性もあるので、出来るだけ同じように非公開設定をしているアカウントのみと情報を共有しましょう。
3.「断る時ははっきりと」
ストーカーは相手の返事などを自分に都合の良い方向に解釈します。
貴方がきちんと断ったと思っても、その表現があいまいなら、相手はまだチャンスがあると思い、ストーか活動を続けてしまうでしょう。
こうしたストーカーの特徴を理解したら、相手からの誘いや申し出を断る時にははっきりとその気がないことを表現しなくてはなりません。その結果、嫌われて人間関係が崩れてしまうことを恐れるよりも、ストーカー化したほうがよほどひどい目にあうのですから、躊躇なく断る気持ちが大切です。
4.「余計な刺激は厳禁」
ストカーに狙われてしまったら、絶対に相手を刺激してはいけません。
ストーカーは思い込みが激しく、貴方の感情を読み取ることが出来ません。そのため、ストーキングも好意として行っており、その行動を批判されるような真似をしてしまうと、一気に激情し、ストーキングをさらに加速させかねないのです。
プレゼントを返す時
例えば、ストーカーから何度もプレゼントと称して様々なものが送られてきたら、それらは全て受けとってはいけません。
もし受け取ってしまっても、無言で送り返したり、相手に批判的な文章を添えるのは危険です。丁寧に受け取れない理由を説明し、刺激しないようにきっぱりと断る必要があります。
手紙を断る場合
手紙を断る時にも、相手に批判的な言葉を一方的に浴びせるのは良くありません。
何度も送られてくるラブレターに強い嫌悪感を抱いているかもしれませんが、それをそのまま相手にぶつければ、ストーカーの持つ強い報復心を呼び起こしてしまうだけなのです。
手紙を断る時には、同じように手紙でもう手紙を送らないで欲しい旨を伝えるか、相手が諦めるまで一切リアクションを取らないのが大切です。
5.『ストーカーに連絡先を知られない』
ストーカーに本格的に狙われてしまったら、あとはストーカーの見つからない場所に逃げるしかありません。
しかし、ストーカーはありとあらゆる方法を使って貴方を探しだそうとします。合法、非合法を問わず、住所や電話番号を知るために必死になってきます。
そんなストーカーから逃げ切るためには、ストーカー被害を受けていることを警察に相談し、ストーカーに対する対策を取ってください。
また、ストーカーの証拠を集めれば、相手をストーカー規制法違反で告訴することも出来るでしょう。そうなれば、裁判所からの接近禁止令を受けることで、相手を自分の近くに近寄らせないことが出来ます。
ストーカーには立ち向かうべき?
激しいストーカー被害を受けている人達の多くは、ストーカーから逃れることばかりを考えています。
しかし、逃げる獲物を見れば追いかけるのがストーカーの本能です。逃げれば逃げるほど追いかけようと必死になり、ストーカー行為を加速させるかもしれません。
だからこそ、ストーカーが現れたら、早めに手を打ってストーカーと対峙する必要があります。それも早めに対応することで、苦労なくストーカーを撃退することが出来ます。
ストーカーと対峙するためには、必ず協力者が必要になります。友人や知人、警察、弁護士、そして探偵など、ありとあらゆる人達の後ろ盾を得て、一気に問題を解決しましょう。
簡単に貴方を諦めないからこそ、ストーカーは手ごわい相手です。簡単なトラブルと思わず、危機感を持って対応してください。
コメント