彼らはどこから情報を集める?ストーカーの手口を詳しく見る?

 ストーカーが被害者にとって恐ろしい存在です。しかし、その恐ろしさは相手の凶暴性以前に、何が何でも相手の情報を収集しようとする執念にあるのです。

 

ストーカーの情報源

 

ストーカーの情報源は決して一ヵ所ではありません。

彼らは目的のためなら手段など選ばず、時として驚くようなルートをたどって依頼者の個人情報を手に入れます。

探偵として調査をしていて良く思うのは、情報を取るために最も必要なのは知識でも技術でもなく『執念』です。

ストーカーはもちろん情報収集のプロではありません。

社会人どころか、中には人と話すことが苦手な学生だったり、インターネットを扱えない高齢者もいます。

しかし、そんな彼らは朝から晩まで、あらゆる時間を個人情報の収集に費やし続け、最終的には求める個人情報を手に入れるのです。

 

インターネットでの情報収集

現代のストーカーがまず真っ先に使うのはパソコンやスマホなどの電子機器を使った情報収集です。

ただ、彼らはただのストーカーで、クラッカーやハッカーではありません。

殆どの人間はアクセスの不正回避をするための知識もなければ、方法もわかりません。

ですが、彼らはあくまで公開されたウェブサイトなどから、驚くほど地道な情報収集を繰り返します。

 

職場関連

 

職場関連で恋愛になった人間は、情報収集のために職場の人間を使います。

その方法は多彩ですが、主に職場内での立場によってアクセスできる情報が異なります。

 

同僚などは同じ同僚から情報収集

同僚がストーカー化した場合、情報を集めるために、同じく会社の同僚から情報を集めようとするでしょう。

ストーカー被害を受けた人間は、被害が深刻化すると必ず引っ越します。

会社もやめるかもしれません。しかし、転職先や引っ越し先の情報について職場の同僚から情報を得るパターンが多いのです。

 

上司などは人事ファイルを使用

 

上司が部下をストーキングする場合には、人事ファイルなどを閲覧する可能性が高いです。

また、人事部などに働きかけて、詳しいプロフィールを手に入れようとするかもしれません。

いずれにせよ、企業の中でストーカー化した場合、役職の高い人間のほうが危険です。

また、部下に対するストーキングを行う人間は支配的で攻撃性が高い傾向にあります。

 

友人から情報を得る

学生ストーカーはクラスメイトから情報を得ることが多いです。

また、友人を使ってストーキングを行う女性も多いので注意です。

別れた相手の情報について、共通の友人から情報を聞き出そうとする人間は、自分がストーカーとは言いません。

むしろ、自分が被害者であるかのようにふるまい、友人を共犯に仕立てあげてしまいます。

ストーカーだけでなく、DV加害者もこの方法で被害者の実家や居場所を聞き出そうとします。

情報提供を求められた友人も、状況を正確には把握していないため、中にはストーカー被害者の手助けを喜んで行ってしまう人もいます。

ストーカー犯罪の手助けをしないためにも、相手の発言が一方的な被害者口調ながら、実際の被害について支離滅裂な発言をするなら、あまり深入りしないほうが良いでしょう。

 

ライフライン関連会社

 

最近のストーカーは非常に知恵を付けてきたのか、水道やガス、電気などのライフライン関連会社の従業員を騙して情報を聞き出そうとします。

ライフライン関連会社から情報を得る手法は、実は探偵業界の中でも使われていました。

完全に違法な調査であるため、存在を明らかにする探偵事務所はそう多くありませんが『電調』という名で知れ渡っています。

電調により、はじめてストーカー事件が起きたことが明らかになったのは2012年11月に発生した『逗子ストーカー殺人事件』この事件では、違法営業の探偵が電調を駆使し、ストーカーに被害者の連絡先を渡していました。

 

郵便局や運送会社

郵便サービスを利用して被害者の情報を突き止めようとするストーカーもいます。

気を付けてもらいたいのが、転居先を調べるために、以前の住所にGPS付きの荷物を送るストーカーです。

GPSは小型なものも多く、位置情報取得回数を減らせば、バッテリーも1週間はもちます。

この機能を使って、位置を掴もうとする悪質なストーカーもいるのです。

他にも、郵便物の配送状況を確認する方法などを使っておおよその住所を突き止めようとするストーカーもいます。

 

市役所

 

市役所への電話により、被害者の情報を盗み取るストーカーもいます。

ストーカー被害者は警察に相談すると、被害者の情報を第三者に提供しないように保護措置が取られます。

ですが、このシステムはまだ完全とはいえず、中にはうっかり第三者に情報をもらしてしまう職員もいるのです。

また、住民票取得のための委任状を偽装する可能性もあります。

ストーカーが落ち着くまでは、引っ越して簡単に住民票を移動させないほうが安全でしょう。

 

警察署

警察からストーカーが情報を盗み出す・・・こんなことがあるとは誰も思わないでしょうが、過去には何度か警察からの情報をもとに、ストーカーが被害者宅を発見した事件が起きています。

こちらも市役所と同じく、被害者の情報は本来第三者に提供されるものではありません。

しかし、警察官のミスによって、被害者に情報がもれるケースが度々発生しています。

こればかりは被害者の努力では一切解決できません。

ストーカー事案を取り扱う以上、警察にはより一層被害者の情報をもらさないようにしてもらうしかありません。

 

まとめ

ストーカー対策を行う以上、ストーカーがどのような方法で被害者の情報を集めるか調べる必要があります。

しかし、まだまだストーカーに対する調査、研究は進んでおらず、被害者が自ら知識を集め、防衛策を施すしかありません。防ぐ工夫をほどこしましょう。もし被害にあっているなら、まずは敵であるストーカーの手口をしり、情報漏えいを防ぐ工夫をほどこしましょう。