ストーカーは人をコントロールする?ストーカー達の知性

多くの人は、ストーカーを知性のない愚かな犯罪だと思っているでしょうが、それは大きな誤りです。

ストーカーは確かに好意に基づき、激しい恋愛感情や憎悪、そして被害妄想によって突き動かされています。

しかし、ストーカーは決して馬鹿ではありません。むしろ、彼らは標準かそれ以上の高い知性をもっており、感情的に行動しながらも、冷酷なまでに計画的で狡猾な手口で被害者を精神的にコントロールしようとします。

ストーカーは口が上手い

ストーカー加害者となり、警察に逮捕されるタイプの人間は世の中のごく一部のストーカー達であり、それ以外のストーカー達は逮捕されることなくストーキングを続けます。

逮捕されないストーカー達は非常に頭が良く回ります。

言葉巧みに被害者を洗脳し、被害届すら出させません。

もし被害届を出されたとしても、せいぜい指導的警告か警告ていどであり、逮捕にまでいたらない。

しかし、ストーキングは飽きるまで続けるような危険なストーカーが実は世の中に多数存在しています。

 

プレゼントを送ることで相手を支配する

 

ストーカーはまず自らがプレゼントを贈ることで相手を支配しようとします。

好きな相手にプレゼントを贈るというのは普通のことかもしれません。

ただ、プレゼントを渡すことにより、人は相手に対して『何かを返さなくては』という心理状態に陥ります。

心理学の世界では『好意の返報性』と呼ばれるこの現象は、プレゼントを贈る側が無意識に自覚して行っています。

 

プレゼントを贈ることは、ストーカーを行う隙を作る

プレゼントでも、特に高価なプレゼントを贈られた人間は、好意の返報性の法則により、そのプレゼントと等価のプレゼントを返さなくてはと思い始めます。

この現象を利用し、ストーカーはまだ親しくもない相手に高価なプレゼントをいきなり送り付けたり、綺麗な花や、好意が大量につまった詩などを送りつけ、相手からの好意を得ようとするのです。

あまりにも行き過ぎたプレゼントを一方的に送り付けてくるのは、相手の気持ちもまったく考えていない証拠です。

ですが、この一方的な行き過ぎたプレゼントこそ、実は彼がストーキングを行う切掛けを作り出しています。

 

ストーカーからのアプローチを断れなくなる

あまりにも行き過ぎたプレゼントに人が困惑する理由は、返すべき好意を自分が持ち合わせていないからです。

その困惑は不快感さも含まれていますが、確実に『等価の好意を返せない』というプレッシャーも含まれます。

このプレッシャーが強い人間ほど、ストーカーからのアプローチを断れなくなり、やがてはストーカーに激しい洗脳を受けはじめます。

ストーカーは無意識にそのことを理解しているため、プレゼントを送り付け、自分の好意を一方的に受け入れさせる下準備をするのです。

 

罪悪感を感じるように仕向ける

プレゼントなどの贈り物をしたあと、多くのストーカーは自分の好意を相手に受け入れてはもらえません。しかし、プレゼントを渡したことにより、自分の言葉に反論の余地をなくす下地を作った加害者は、次に被害者に罪悪感を植え付けようとしはじめます。

「なぜ僕の誘いを断るのか?」

「自分がこんなにアプローチをしているのに、なぜ君は答えてくれないのか?あまりにも冷たくないか?」といった発言は、男性ストーカーの常套手段です。

彼ら自身は本当に自らを被害者だと思い、このような発言をしていますが、実際には彼らは高い知性により、無意識に相手に罪悪感を湧きおこらせ、被害者をコントロールしようとします。

 

「貴方だけが私を理解してくれる』

女性ストーカーが良く使うのが、「心がつながっている」「自分をわかってくれるのは貴方だけ」「本当の私を知れるのは貴方だけ」といった発言により、男性をコントロールしようとする手口です。

事実、彼女達は本当にそのように感じ、正直な発言をしているに過ぎません。

ですが、ストーカーとなり支配的な欲求が強まっている時に出るこの言葉は、「自分を救ってくれるのは貴方だけ」という意味が強く、女性を守ろうとする男性の本能を利用し、相手をコントロールしようとする本能が強く働いています。

 

相手の意見を曲解する

 

相手の発言を曲解することも、ストーカーにとっては支配する手段の一つです。

言葉の曲解は、一見して相手に不快感さを生み出すように見えますが、別の視点から見ると、曲解による理解は、謝った妄想を相手にも植え付ける効果を生んでいます。

 

「本当は自分のことが好きなんだろ?』

 

常に怯え、ストーカー被害のことを常に考えている被害者に対して、ストーカーは時折「それは自分のことが好きだからに違いない」と言い出すことがあります。

普通に考えればそんな訳がないのですが、激しい不安で精神的に追い込まれ、昼夜ストーカーについて考えている人間がこの言葉を聞くと、抱えた不安から逃れるための脱出口のように見えるのです。

非常に狡猾な手口ですが、ストーカーは無自覚に、しかしその効果をはっきりと意識しながら発言しています。

 

「本当は回りに止められているだけなんでしょ?」

ストーカーは時折、被害者が自分に合わない理由を、被害者ではなく被害者の回りの人間のせいだと思い込みます。

その結果「親や友人に自分たちの関係が否定されているんでしょ?」と言いだします。

この発言も不気味ですが、実際にストーカー被害者は被害の相談を周囲にし、会う事を禁じられています確かな事実が含まれているが、意味はまったく別の言葉として脳が処理しきれず、不安と混乱を一層大きくさせ、洗脳されてしまう人間も出てきます。

 

根拠のない暴言

 

相手が簡単に支配でないと分かり始めると、ストーカーは次第に攻撃的な手段・・・つまり、恐怖や不安、もしくは精神的苦痛による支配を実行しはじめます。

その第一段階となるのが、被害者に根拠のまるでない暴言を吐き始めることです。

暴言というのは、自分の思い通りにならない加害者が力づくで相手を支配しようとするもので、非常に自己中心的、かつ子供じみた方法です。

ですが、加害者は被害者のことなどおかまいなしに、どんな暴言でも吐き続けるでしょう。

 

「この裏切り者」

 

ストーカーはよく、被害者に対して「裏切り者」「なんで裏切るんだ?」といった暴言を発します。

これは、彼らの被害者意識からくる発言で、事実とはまったく異なり、根拠はどこにもありません。

ですが、裏切りものと何度も言われると、ストーカーの好意を裏切ったかのように錯覚する被害者もあらわれ、自分のせいのように考える人も出てきます。

 

「お前は最低の女だ」

男性ストーカーは、よく女性被害者を「最低」呼ばわります。

もちろん最低なのはストーキングをしている加害者です。

ですが、女性というのはメンタルがあまり強くないため、自己嫌悪に陥りやすい人が多く、最低だと言われると、中には本当に自分が最低かのように思いこむ人もいるのです。

 

「愛情なんて持てない男よ」

女性ストーカーは男性に対して「愛情がもてない」「冷酷な人間」といった発言もします。

こちらももちろん根拠はありませんが、男性に罪悪感を呼び起こさせる上で、これほど効果的な発言はありません。

真面目な男性ほど、この言葉でストーカーから縁を切りずらくなるでしょう。

 

脅迫する

罵詈雑言による攻撃がはじまると、ストーカーは力によって被害者を屈服させ、自分のものにしよとうとしはじめます。ですが、いきなり暴力をふるうことは殆どなく、まずは言葉によって相手を脅迫しはじめます。

「撮影した裸の写真(リベンジポルノ)をばらまくぞ」

交際中に相手の裸を撮影していた場合、ストーカー行為に発展すれば、まず脅迫の材料として使われます。

さらに、相手が従わない場合には、かなりの確率で画像や動画インターネット上にばらまかれたり、印刷され、バラ撒かれると思ったほうが良いでしょう。

ですが、かといってストーカーの言いなりになる必要もありません。

こんな時には、警察に相談し、リベンジポルノ規制法違反の疑いで捜査してもらうことも可能だからです。

ただ、出来ればストーカー的な気質のあるパートナーには、間違っても裸の写真などを送らないようにしましょう。

 

「不正の事実をもらす」

お互いに秘密を共有しあっていた場合、その事実を公表すると言って被害者を脅迫します。

なかでも不倫関係の末ストーカー化した男女がこの手の手法を良く使います。

相手の配偶者に不倫の事実をバラスといって脅したり、勤務先にもバラすといって復縁を迫ってきます。

他にも、やましい秘密を握っているなら、何でも脅迫のネタとして使ってきます。

 

「根拠のない噂を言いふらす」

本当にやってもいないことを、さも本当にやったかのように言いふらすとして被害者を脅すストーカーもいます。

「性的に乱れた生活を送っている」「過去や現在に犯罪を犯している」などと、ありもしない噂を流して被害者を陥れようとするのです。

また、ストーカーは良く被害者を陥れるために警察や消防に嘘の通報をします。

 

「自殺をほのめかす」

ストーカーは自分の要求に従わない場合、自殺するといって被害者を脅します。

そのけっか、自殺したストーカーはまずいません。

彼らは相手をコントロールするために自殺をほのめかすだけです。

しかし、自殺に関する発言はただの嘘とも言い切れません。

ストーカーの多くは自らをストーカーと認識し、自分の手では行為を止められなくなっています。

脅迫行動にまで出て来るの、なかには自殺によって行為を止めたいと考えるストーカーも出て初めているはずです。

 

「殺害予告」

ストーカーの脅迫が最終段階に入ると、被害者を殺すとして脅します。

また、被害者だけでなく、被害者のまわりの人間も同時に殺すと脅し、その脅しを本当に実行してしまったストーカーもいるのです。

もしも殺害予告が出たら、警察に相談すればストーカー禁止法違反で即座に相手の身柄を拘束できる可能性が高いです。

また、警察が対応してくれない場合は、ストーカーとの連絡を絶つため、一時的に身を隠す必要があります。

 

許しをこい、チャンスを得ようとする

今まで暴言を吐き、恐喝までやってきたかと思えば、ストーカーは突然ン相手から許しを乞い、再び関係を修復するチャンスを得ようとします。もちろん、こんな発言に乗る被害者はいませんが、問題は、ストーカーの提案を断った場合、再び脅迫が再開する恐れから、中にはストーカーに騙され、再開を約束してしまう人もいるのです。

「最後にもう一度会って話をさせてくれたらストーカーをやめる」

今までの自分の行動を反省するような口ぶりで、相手にストーカー行為をやめることを条件に、もう一度会おうと要求してくる加害者もいます。

しかし、その結果ストーカー行為が止むことはありません。

それどころか、最後の話し合いを相手を殺害するチャンスだと考え、被害者を殺してしまうようなストーカーも珍しくありません。

 

ストーカーと話はしない

 

ストーカーはあらゆる手段で貴方を洗脳しようとしてきます。

その洗脳に負けずにいるのは難しく、特に元配偶者や交際相手の場合、相手に支配されやすいので、会話自体が危険な行為ともいえます。

特に怖いのは、ストーカーの中でも話術に長け、知性豊かな相手です。

この手のストカーは男性で、社会的地位のある人間に多く、被害者もつい口車に乗せられ、長々のストーキングを続けられるでしょう。

また、彼らは罪に問われないよう工夫するため、被害者は警察にストーキングを立証することが難しいかもしれません。

加害者とは基本的に接触せず、電話などには出ないことが鉄則です。

ストーカーはとにかく被害者とのコミュニケーションを求めていますし、コミュニケーションを取ることで、加害者がより被害者意識をまし、行為がエスカレートしやすいです。この場合は、周囲の人間か専門家に代わりにコミュニケーションを取ってもらい、被害者は決して言葉を交わさないように気を付けなければなりません。