ストーカー加害者はDVの可能性もあり?暴力衝動から見るストーカー被害

かつてからストーカー被害は男性が加害者、女性が被害者となり続けるケースが相次いでいましたが、ストーカーの実態そのものを見てみると、女性ストーカーの数も男性とほぼ同数いるという調査結果もあります。

男性ストーカーが目立つのは、男性がストーキングと共に、相手に危害を加えるような行動が多いからです。しかも、ストーカー加害者の男性は、ストーカー被害を受けている女性にDV問題で訴えられていることも珍しくありません。

そこで、今回はストーカーとDV問題の関連性について詳しく説明すると共に、DVとの関連性についても説明させて頂きます。

DV加害者はその後ストーカー化しやすい

DV加害者は、相手が別れを切り出したあとも納得することはありません。別れないようにより暴力による支配を行おうとするのが加害者に共通する行動です。

しかし、そこからさらに別れるために家を逃げ出すと、今度は加害者はストーカーとなって被害者に迫りはじめるのです。

被害者を再び支配しよとする

DV加害者は被害者に対しては強い依存状態にあります。

それゆえに、別れることなど納得できず、何がなんでも相手を自分のもとへと取り戻そうとします。その結果、今度はDV加害者からストーカー加害者となり、被害者を追い続けていくのです。

この加害者が厄介な点は、DV的な資質とストーカー的資質の両方を持ち合わせている点です。相手を発見するまで諦めない執拗さと、法を無視するような大胆な、さらに相手を見つけ出すなりすぐさま暴力行為に走るという残虐性です。

ここまで攻撃性が高い加害者となると、被害者は元パートナーだけにとどまらず、被害者を守るための周辺人物(家族など)にまで危害が及ぶ可能性があります。

子供も取り戻そうとする

DV被害を受けた場合、おおくの女性は子供を連れて被害者のもとから逃げ出します。

しかし、逃げた出したあと、加害者は妻を子供を盗み出した犯人と思い込み、被害者を攻撃するばかりか、子供を誘拐するような事すらありえるのです。

この様な事件はかなり昔から続いており、誘拐された子供をさがすためにも探偵が活躍しています。

 

執拗で凶暴なストーカー

ストーカーの全てが相手を殺すつもりで動くわけではありません。

ただし、DV加害者である人物がストーカー化した場合はそうも言っていられません。彼らは他のストーカーよりも遙かに高い確率で被害者を殺害しようとします。

ストーカー殺人犯の多くはDV的な素質を持っている

ストーカー事件の末、相手を殺害するまでに至ったケースの多くは、加害者に多くのDV的な素質を備えています。

この特徴は交際中に明らかになることが多く、その時点で被害者は加害者から逃げ出そうとしますが、その時点ですでにDV被害と言えるような行動が多くなっています。

さらに、逃げ出した相手にはとにかく危害を加えるために行動し、相手を追い詰めるためなら暴力も厭いません。その結果、相手を屈服させることが出来なければ、最終的には殺害に至るケースもあるでしょう。

逃げても延々と追い続ける

DV加害者がストーカー化として危険なのは、相手がどこまで逃げても、その後を永遠と追い続けようとする点です。

DV被害者は加害者から逃げるためにシェルターを利用するのは当たり前。その住所も連絡先も変えるばかりか、名前までも変えて姿を消そうとする人もいます。

ですが、そんな相手すらも加害者は追いかけようとするのです。中には役所に出向く、被害者の配偶者として出向いて移転先を探し出そうとすること。

シェルターの位置を調べるために車にGPS発信機を取り付けようとすること。さらには、引っ越し先を無理やり聞き出そうと相手の実家に出向いて、家族を恐喝することもあるのです。

法律が効果を発揮しない

DV加害者の多くは接近禁止令が出されていますが、DV加害者には接近禁止令は殆ど効果がありません。

というよりも、そのほかの様々な違法行為を犯してでも被害者に接近しようとするので、警察すら手に負えない相手でもあります。

例えば実際にあった事件では、DV加害者から逃げ出した被害者を追いかけ、その自宅をつきとめた加害者の姿を見た被害者が接近禁止令を出しましたが、それでも効果がなく、加害者は禁止令違反として罰則を支払うことになりました。

しかし、それでも加害者は接近をやめず、次には暴力沙汰に発展。今度は傷害容疑で逮捕されたのですが、それでも加害者の監視を辞めなかったのです。

これがDV加害者がストーカー化した場合の恐ろしさです。

この国で人の安全を守り、危険な人物の動きを制限するためにあるはずの法律も、警察も、ストーカー加害者の目的を阻止するにはあまりにも不完全なのです。

DV加害者は自分の立場や将来を無視できる

DV加害者がここまで凶暴化する理由は、彼らが自らの将来や社会的立場すらも一切無視し、ただ被害者を付け狙い支配しようとする危険なストーカー・マシーンとなってしまいます。

彼らは自らの将来や幸せに興味がありません。

あるのは被害者をただ支配するか、もしくは危害を加える、もしくは殺害することです。このような危険な人物を止めることは簡単ではありません。執拗さはともかく、とにかく原始的な暴力に頼る以上、法律でその行為を抑止することは難しく、被害者はひたすらに逃げ続けるしかありません。

 

DV加害者からのストーキングは逃げ切れるのか?

DV加害者からのストーキングから完璧に逃げ切るには、警察や国から以外の人間からは絶対に追跡できないよう、自分のすがたを完璧に消し去るしかありません。

しかし、そんな手法はどこにでもあるものではありません。国外に逃げ切る、もしくは名前を変えて完璧に他人のふりをしえて生活でもしない限り、ストーカーに見つかる恐れがあるのです。

ストーカーが諦めるのを待つのが現状

ストーカー被害者が心の安息を得るためには、加害者がストーキングを諦めるのを待つしかないのが現状です。

この様な現状から抜け出し、よりストーカー被害者が安全な生活を送るためには何をすべきなのか?

ストーカー問題に関わるすべての人間が考えなければならないのかもしれません。