狂ったストーカー?それとも純愛か?男性を追い回す女性達

人は誰でもストーカーになる可能性を秘めています。

ストーカー行為とは「好意に基づく感情により、特定人物に対してつきまといや嫌がらせを行う行為」と法律で名言されています。

この法律であれば、別れた異性に何度もメッセージを送ったり、電話をすること、会おうとすることも、相手が不快感を示せば全てストーカー行為となります。

世の中の男女を見てみると、別れた異性を追い回す人はかなりの数がいます。

しかも、臆病な人ほど相手に告白をして潔く判断を任せることが出来ません。かといって、一度抱いた恋愛感情というのはそう簡単に消せません。また、恋愛感情を抑え込めるほど意志の強い人間はそう多くありません。誰もが恋愛によって人生を狂わされている以上、どんな人間でも、一歩間違えるだけで、恋愛の果てにストーカーになると思って良いでしょう。

 

ある女性につきまとわれ続けた男性

 

かつて、私の知り合いの一人が依頼として私に相談してきたことがありました。

話を聞いてみると、どうも昔別れた女性が、なぜか自分のSNSのアカウントを特定して話しかけてきたそうなのです。

その後、不気味に思い相手のアカウントをブロックしても、別のアカウントで何度もフォローされ、ついには非公開にしたのですが、今度はどうやって調べたのか、自分の自宅に押し掛けてきたというのです。

自宅にやってきた昔の彼女にさすがに恐れた男性は、仕事に出かけるふりをして「今度あらためて〇〇の店で会って話をしよう」となんとかその場を切り抜けたのですが、その時に会って話をするも怖く、ついには私に相談してきたのでした。

 

学生時代の彼女

男性をストーキングしているという女性は学生時代に交際していた相手でした。

就職を期に仕事が忙しくなり、自分から別れたというのですが、別れる時には特に何のトラブルも無かったそうです。

さらに彼女は、別れてからすぐに別の彼氏を作っていたらしく、直後からストーカー化するような兆候は一切無かったそうでした。

それが突然、なぜ自分のストーキングを始めたのか?解せない部分はあまりにも多く、男性は困り張ってていました。

また、男性を困らしていたのは、別れた理由が自分の仕事であることと、自分が彼女を振ってしまった負い目からでした。

この男性が女性と別れたのも本位ではなく、仕事の忙しさのせいですれ違いになっていた彼女には、自分よりもふさわしい相手がいると思っての行為だといいます。

しかも、現在は新たに交際してる女性がいるため、その女性に過去の彼女にストーカー行為を受けていると表沙汰にすることもできないと訴えました。

この手のお人よしの男性ほど、ストーカー女性にターゲットにされやすのは事実です。

警察に届け出ることも躊躇い、なおかつストーカー女性には強い態度に出れないのでは、ストーカー相手をより深みに嵌めているようなものです。

 

話し合いへの同席

 

この男性からの相談は、費用をとって本格的な調査を行うのではなく、あくまで一友人として受けることにしました。

手伝うのは、話し合いへの立ち合いのみ。

その時、知人男性がもしもストーカー行為をやめるように言えなければ、私の口から直接伝え、場合によっては警察に届け出るつもりでいました。

話し合いの当日、店に私と男性が入ると、すでに席には例の女性が待ちかまえていました。

女性はいぶかしげに私を見たあと「この人は?」と男性に尋ねるので、代わりに私が「友人です、すこし立ち会ってもらいたいと頼まれまして」と、自分が探偵であることを告げて席につきました。

女性ははじめから明らかな敵意を私に向けていました。

ストーカーを行う人間は、自分がストーカーであることを明らかに自覚してます。

探偵が席にいれば、当然ストーカー行為をやめろと言われるのだと感づくでしょう。

話はまず男性からはじめました。

SNSをブロックした理由や、過去の別れを謝り、今新しい彼女がいること、そしてつきまといを辞めて欲しいことを話はじめました。

隣にいた話は、隣の男性に不安を覚えてことを覚えています。

ストーカー女性を目の前にして、まだ気を遣うような対応をするのは、相手に勘違いをさせる切っ掛けを作るからです。

これはまず、さすがに自分の口から言わなければだめか・・・・

そう思った時、相手の女性が涙ぐむのが見えました。

ストーカーとは思えない反応です。

そして、喋り出した言葉に私と、そして男性も思わず声を上げて聞き返していました。

 

「告白して、フラられようと思ってたの」

涙ぐむ彼女は、ストーカーにはもう見えませんでした。

そこに居るのは、ただ辛い恋愛に胸を裂かれそうになっていた女性でしかありませんでした。

 

忘れられなかった恋心

 

興奮が落ち着いたあと、女性はぽつぽつと自分のことをしゃべりだしました。

男性と別れたあと、何人かの男性かと交際したものの、やはり上手くいかなかったこと、そして、別れるたびに、いつも男性の事を思い出してしまい辛くなっていたことなど、様々な思いを口にだしていきました。

そして、SNSアカウントを特定するまでにその思いが募った頃、相手からブロックをされてもやはり諦めきら得ず、なんどもフォローしてしまったことを謝り、最後には、自宅について知ろうと当時の友人に電話をした時、新しい彼女が居ることを知ったといいます。

 

「忘れるために、おもいきりフラられようと思ってたの」

彼女の目的は、男性への思いを男性の手によって断ち切ってもらうことでした。

そのためには、なんとか直接話をしてフラれるしかないとまで思い込んでいたそうでした。

その後、男性は女性の思いを受け止め、改めて女性をフリ、別れを告げたのです。

 

ストーカーの大半は恋愛に翻弄された人間たち

 

ストーカー化する人間は根っからの悪人であるケースとは殆どありません。

その大半はただ交際していた相手を忘れられない人達であり、言い換えれば、愛情が深すぎた人々ともいえます。

男性を追い回した女性も、少し冷静になれれば、自分の行為のせいで男性に恐怖心を与えてしまうことも想像できたでしょう。

しかし、恋愛というな驚くほどひとを狂わせるもので、目的のためなら、恋愛相手の気持ちなど一切考えられなくなるのです。

 

恋愛感情に支配されすぎないために

人は恋愛によって支配されています。

人間の生きる目的が子孫を残すことである以上、激しい恋愛感情をに身を焦がし、ストーカー化する男女は今後も減ることはありません。

また、ストーカー問題は被害者が対抗策を取っても、被害を完璧に食い止めることが出来ません。

加害者は自らの意志で諦めることが出来ないため、下手をすると本人か相手が死ぬまでストーキングを辞めません。

こんな事態にならないためにも、恋愛をする時には自分がストーカー化しないよう気を付けることも大切です。

もしもストーカー行為をしていると思ったら、自分の状態をすぐに誰かに相談してください。自分で止められない行為でも、他人なら止められることが出来ます。

また、カウンセリングを受けることで、自分がストーカー化することも防げます。

好きな相手に不快感や恐怖を与えないためにも、強い意志を持ち、自分を変える努力を怠らないようにしましょう。