結婚調査を依頼する方の中には、結婚予定の相手に水商売の経験が無い不安な方もいらっしゃります。
また、これから結婚する方の中にも、過去に水商売をしていたり、現在水商売をしている事を隠しており、その点について不安に感じている方もいらっしゃるはず。
そこで、ここでは結婚調査における水商売調査の実態についてご説明させて頂きますので、より良き結婚のためにも是非とも知識を蓄えてください。
水商売の調査が必要な人物とは?
結婚調査を行う上で過去の水商売の調査が必要となるのは次の様な人物である事が多いです。
飲酒癖が酷い
過去に水商売の経験がある人物の多くは、仕事を辞めた後でも飲酒癖が残っている場合が殆どです。
これは厳密に言うとアルコール依存症なのですが、アルコール依存症と水商売は切っても切り離せない関係にあります。
また、飲酒癖以外にも、喫煙なども同時に水商売の経験があると思われる原因の一つとなっています。
倫理観や道徳観の薄さ
異性関係のみならず、その言動に倫理感や道徳観の薄さがにじみ出ている人間は過去や現在に水商売を行っていると思われる事が多いです。
ただ、この場合は単に倫理観の薄さや道徳観の無さに対して不信感を持った結果、結婚調査を行うため、水商売のみを疑っている訳ではありません。
夜遊びなどの生活の乱れ
結婚予定の相手の夜遊びが派手な場合、もともと夜の世界に居た人間なのでは?と疑われる場合があります。
また、この場合は水商売=浮気などをしやすい人間と考えている依頼者も多いため、水商売の調査と同時に浮気調査も並行して行われる場合が多いです。
派手な服装
水商売に向いている派手な容姿を好む人物の場合、過去や現在進行形で『もしかして、水商売をしていたのではないか?』と疑われてしまう場合がります。
なぜ過去の水商売が問題となるのか?
ここまではこれから結婚調査を行おうとする依頼者に対して説明をさせて頂きました。
しかし、過去に水商売を行っていたり、現在水商をやっている方にとって『なぜそんなに水商売がそんなに問題視されるのか?』とお怒りの方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、一つだけ言えるのは、少なくとも探偵が水商売という仕事に対する偏見を持っていません。探偵も同じ夜の世界の仕事。ダーティーさで言えば探偵の方が遥かに上というものです。
ただ、一部のエリート層にとっては過去の水商売というのはかなり問題なようです。
まじめな人間ほど水商売への偏見が激しい
水商売という派手な仕事をしている人間に対して危機感を持っているのは、規則正しく、ルールを守り、なおかつ真面目に生きて来た人間である事が多いです。
こうした人々は自分自身にも厳しいルールを敷いている事が多いので、出世しやすく、努力家であり、人間としては大変立派な方が多いです。
しかし、人間はいずれも完璧では無いという言葉が指す通り、まじめで立派な人間でも欠点というものがあるので仕方がありません。
異性関係の乱れへの恐怖
結婚調査で水商売で働いていた事を知っても、すぐに別れを決意する人間はまずいません。
しかし、男性は女性を、女性は男性に好意を持たれる事ではじめて成立し、疑似恋愛ともいえるような関係によって金銭を得る事も多い水商売の人間に対して大きな不安感や恐怖心を抱く人は大変多いです。
つまり、水商売をしているパートナーを持っている人物は、常に浮気や不倫に怯えざるを得ないという事です。
また、男性の場合は女性の異性関係の多さそのものに恐怖心や嫌悪感を抱く人間も多いので、水商売の仕事を隠している場合にはその後の関係が悪化する可能性が高くなります。
信用性の問題
一家そろってエリート層の人間であったり、富裕層との付き合いが多い家系に入った人間が過去に水商売を行っていた事が発覚すると、それだけで軽蔑されたり、本来の能力に関わらず差別的な発言がなされるのは事実です。
ただ、その場合でも直接本人に対して事実を指摘するような人間は居ませんし、能力が優れた人物であれば過去の事実に関係なく新たな親類の間で認められて行くでしょう。
しかし、選民意識が強い家系に入った場合、たとえ能力があったとしてもステイタスによって差別的な扱いを受ける事も多く、特に嫁姑問題にも大きな影響を与えるようです。
このように、過去の水商売や現在水商売を行っている人間が、まじめ過ぎる人間や浮気や不倫にたいして過度の恐怖を抱いている人物、または選民意識の強いエリート一家と関わるとなると多くの問題をクリアする必要があります。
こうした事は、社会も友人も家族も結婚相手もはっきりとは言わないでしょう。
ただ、探偵社に依頼される内容とは常に社会の裏側に隠された人間の本音。水商売の調査を依頼する人間が要る以上、結果的に起こる対人トラブルも確実に存在します。
水商売は悪ではない
探偵として多くの結婚調査を行ってきましたが、その中で水商売の過去を隠している人の多くは、自身が行っていた水商売の過去を悔やんでいます。
この点においては、いくら綺麗事をならべてもしょうがありません。水商売の事を差別的な偏見を持ってみている人も多いですし、それは水商売の過去を隠している人間が一番分かっているはずです。
また、差別的な偏見を挟まずとも、事実のみに着目してみて水商売という仕事に携わる人間が起こすトラブルの多さを危惧する人間や、異性関係の乱れが起こりやすい点を心配する人間、派手な生活を好まない人間からすれば、やはり結婚調査によって未然にリスクを取り除きたいと考えるのは必然ともいえるでしょう。
ただ、水商売に仕方なく入る人間や、水商売を真面目に行っている人間。または、水商売を心の底から愛している人間もたくさん要るのも事実です。
そうした人間を、『水商売という社会的に軽くみられがちな職業についていた』という形式的な調査のみで報告書を提出するような探偵は、きつい言い方ですが『三流』としか言い様がありません。
では、優れた探偵はどの様な調査を行うのかと言えば、それはただひたすらに事実のみを深く追いかける点にあります。
そこには偏見や調査員の偏った主観などが決して入ることは無く、事実は事実として伝える事こそが卑しくも探偵の仕事。ただ水商売をしていただけで終わらせず、なぜ水商売をしていたのか?
勤務態度はどうだったのか?お客さんとの関係は?その他の生活態度はどうなのかまで、しっかりと調べていきます。
つまり、その職業に関わらず、結局はその人柄や生活態度まで調べるのが結婚調査。
そして、その結果得られた報告書を決して偏見を交えて見て欲しくないというのが探偵の本音ですので、この点については依頼者にも対象者にも、是非ともご理解ください。
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