女性は彼氏の友達を取れるが男性は彼女の友人を取れない?男性は親友を大事にする

海外の科学専門ジャーナル「Human Nature」に掲載された研究結果によれば、男性が生物学的に自らの親友の妻との性交渉に強い嫌悪感を持つ性質が備わっている可能性があることが判明しました。

男性の性的興奮とテストステロンには強い関連性があります。テストステロンとは、男性らしい肉体を形成するために必要とされるホルモン物質ですが、分泌量が上がれば上がるほど異性に対して強い興味関心を持つと言われています。

研究を行ったアメリカ、ミズーリ州立大学の研究チームは、被験者である成人男性の通常時のテストステロン値を計測。その後、被験者と親しい友人の妻と会話をさせながらテストステロン値を測定した所、その分泌量は通常時の値を下回ったのです。

男性は友人の妻と不倫しない

不倫をする人間は、道徳心や倫理観に欠けており、友人の奥さんであっても平気で手を出すような人間というイメージが強いかもしれません。

しかし、この研究結果によれば、周囲の環境によるテストステロン値の変化が大きい男性であればあるほど、友人の奥さんを奪うような真似はしないと言えます。
ミズーリ州立大学のテストステロン研究を主導した人類学者のマーク・フリン教授は、この研究結果を踏まえて同このように述べています。

「男性が親友の妻をターゲットにする機会は多いかもしれないが、たった一度しか機会が無い場合にアプローチを掛ける可能性は十分低い」

これが事実だとすれば、どうやら男性は女性よりも親友との関係を優先する生き物というのは本当みたいですね。

それにしても、なぜ男性は自分の友人の異性に対して性的興奮を覚えないのでしょう。

男性社会の平和を乱さないためのシステム

同研究チームによれば、男性が親友のパートナーに性的興奮を覚えない理由として「仲間同士の社会的平和」を維持するためという説が有力だといいます。

その説を裏付ける研究として、かつて男性の性的興奮とテストステロンに関する面白い結果が出ています。

それは、男性がテストステロンを増大させて性的興奮を覚える相手が、ただ単純に性的魅力のある女性だけでなく、自らと敵対関係にある相手や、競争相手のライバルのパートナーにも及ぶというものです。なお、自分と敵対関係にある異性であれば、その容姿に関係なくテストステロンが増大する可能性が高いという意見もあります。

男性は友人の妻は奪わない?

上記の研究結果を元に考えてみると、男性社会における「略奪愛」の図式とは、恋愛関係から発展するものではなく、別の敵対関係によって生まれると言えるでしょう。

例えば仕事上のライバルであれば、そのライバルの配偶者に対して性的興奮を覚えるかもしれません。

しかし、もしも仲の良い親友であれば、例え同じ相手を好きになったとしても、どちらか一方が潔く身を引き、友人関係を優先させるのが男性なのです。

一方、女性の場合はそもそものライバル関係が恋愛を主体として生まれる傾向にあります。例え友人同士であっても、同じ相手を好きになればライバル関係になるのが女性といえるでしょう。

チームワークを守る必要があった

友人を大切にするシステムが男性に備わった理由は、テストステロンが男性の狩猟本能と密接な関係があることに由来すると考えられます。

かつて、集団で狩猟生活を行ってきた男性は、危険な狩りを乗り切るために男性的な肉体と思考を誘発するテストステロンを勝ち取りました。しかし、男性を攻撃的にさせるテストステロンは、周囲に対しても危害を及ばせる可能性があります。

しかし、狩猟においてチームワークは絶対的に不可欠なものです。また、村を守るため、もしくは領土を広げるために他集団との争い(戦争)を行う上でも、その攻撃性は仲間ではなく敵のみに発揮される必要があります。

その結果、男性の脳はテストステロンの値を、自分との相手がどの様な関係性にあるかで変化させる能力を備えたものと考えられます。

浮気を防ぐなら異性との接触を「友の妻」のみにすべきか?

上記の研究結果や、それに基づく考察をふまえてみれば、浮気予防の対策として異性と会う機会を減らす場合に、親友の奥さんのみに限定すれば良いと考えることができます。

しかし、これには大きな落とし穴があります。

まず、男性の友人とはいっても、その関係性が親密でなければテストステロンの減少は期待できません。会社の同僚程度であったり、後輩、先輩、または取引先といったつながりには親友と言われる存在は少ないのです。

また、男性は同じ男性に対して強いライバル意識を持つ生き物です。その場合、ある集団内であってもライバル的関係にある人間の妻を目の前にするとテストステロンが増大する恐れがあります。

つまり、例え友人関係であっても、心の中に「敵対心」があるなら、相手の妻を略奪しようとする可能性は十分にあるのです。

本当に中の良い親友を見極める

もしも配偶者と会う異性の制限しようと考えるなら、その相手と本当に仲の良い仲間同士の彼女や奥さんのみに限定するのが一番です。

昔からの幼馴染であったり、仕事をしていく中で強い絆を持つ男性同士の友人は必ずいるものです。

そうした相手の奥さんであれば、テストステロンの減少が期待できるので、遊びに行くとしても安心して送り出せるでしょう。

まとめ

浮気性と言われる男性ですが、そこには「自分の仲間の奥さんだけには手を出さない」という、意外にも道徳的な本能が見え隠れしています。

男性社会では、「仲間を大切にする」能力が欠如している人間が一気に信用を失います。

もし貴方のパートナーが親友や友人を押しのけてまで貴方を勝ちとったとすれば、まったく同じ行動と再び別の異性に対して繰り返すかもしれません。

女性へのアピールが強い男性ほどモテますが、仲間や親友を裏切る男性は、異性を裏切ることにも特に抵抗を覚えません。

そんな男性に引っかからないためには、友人や仲間を思いやる優しい男性とお付き合いするのが一番なのです。