浮気をする前に別れるべき?悩める人へ一言

最近、不毛な男女関係を続けるかカップルや夫婦を表す言葉として『共依存』が多く使用されています。

また、カウンセリングの世界においても、最近は共依存という言葉を使用することによって、浮気問題がいかに夫婦の両者における問題なのかを浮き彫りにすることが出来るので、一度でもこういったカウンセリングを受けた方なら、浮気症のパートナーに依存する自分と、自らに依存しているパートナーの心理にも気が付けるはずです。

それでは、共依存とは何なのか?

そして、浮気問題における依存の役割とは?

今回はこの辺りについて詳しく書いていこうと思います。

共依存とは?

共依存とは、心理学の世界において、お互いに依存しあう関係を示す専門用語です。

もともと、共依存は医療現場で起きる患者と治療者の共感性を示す言葉として使われてきました。それがアルコール依存症患者の治療において、患者を治療するためには、アルコールを与えてしまう患者の家族に対する治療も必要であることが解ったため、互いに依存しあう関係、すなわち共依存という言葉が治療にも使われる様になりました。

共依存関係にある人間同士は、互を愛情で縛りあうことで、お互いの成長を阻害してしまう悪循環を生みます。

例えばアルコール患者の場合、本来は治療が必要な人間であっても、アルコールをやめられない夫の治療を妻が拒む場合があります。これは、妻が夫に対して尽くすことに自分の価値を見出してしまっているためですが、同時にアルコール患者も妻に助けられる事を愛情と感じているからです。

 

浮気問題における共依存

浮気問題における共依存関係の場合、浮気をする配偶者の面倒を見ることによって、自分の立場を確保ながら、そこに存在意義を見出している夫や妻の存在が問題となってきます。

もちろん、浮気をする側が一番悪いのですが、そのまま共依存が続いてしまうと、結局は浮気をする側も浮気をやめることができず、夫婦の成長が阻害される結果を生んでしまいます。

また、浮気をしている人間も、自分が浮気をしても愛してくれる配偶者が居るために、パートナーにたいして依存的になってしまいます。

そのため、共依存関係にある夫婦の場合、浮気をした人間の治療と同時に、浮気をされ側の配偶者の治療も同時に行って行くのです。

 

共依存関係は悪い事?

浮気問題カウンセリングの分野においては、共依存関係は浮気を助長させるものとして扱われますが、通常の恋愛においては、少なくとも共依存関係にあることは半ば正常であると考えられています。

例えば、お互いに浮気してほしくないと考えたり、別の異性に連絡してほしくないと考えてしまったり、いつも二人きりで居たいと考える事は、愛情深いカップルや夫婦においては当たり前の事。

むしろ、依存関係にまったくない恋愛や結婚というのは、そこに本当に愛情があるのかどうか疑わしいとも思えます。

しかしながら、これも結局は程度の問題であり、あまりに愛情が行き過ぎてしまったがあまり、機能不全に陥ってしまう事を共依存と呼ぶと言われています。

 

共依存で発生するデメリット

浮気問題において、共依存に陥っている配偶者には以下のような特徴がみられます。

 

自分が居なければ駄目だと思っている

浮気を繰り返してしまうパートナーなんて、誰だって見捨てたくなりますが、共依存関係にある場合、配偶者は相手を見捨てようと思っても見捨てられず、むしろ自分がいなければ誰もこんな人間の面倒を見てくれないと感じてしまいます。

確かに、本当に相手が面倒を見てくれなければ、そんな人間は一生パートナーを見つける事は出来ないかもしれません。

しかし、例え夫婦であってお互いは他人であり、もしも別れた後のパートナーを心配する必要はありません。これが恋愛関係であれば猶の事、相手のその後の人生に関与する必要などまったくありません。

なのにも関わらず、浮気性のパートナーと別れられない配偶者は、まるでパートナーの親の様な発言をする傾向にあるため、共依存関係を見抜ける重要なファクターとなります。

 

何かに対して依存的な傾向にある

共依存に陥っている夫婦の場合、もともと様々なものに依存しやすいため、その他の依存傾向も見て取れると言います。

例えばアルコールやタバコ、ほかにも日常的に同じことを繰り返さないと不安で仕方がなくなる週間があるはずです。

また、交友関係が狭く、友人も少ない傾向にある様です。

 

面倒見が良いと言われる

他人の面倒を見たがる人間に対して「あなたは共依存症です」と指摘することじたいナンセンスです。

しかし、やはり共依存関係になりやすい人は、その言動が大変利他的で、他人を助けることに喜びを覚えている人が殆どです。

それゆえに、普段から面倒見が良い人が多く、ボランティアや宗教活動に熱心かもしれません。

 

他人と自分との線引きをしっかりとしていない

他人は他人、自分は自分、といった考え方は、自分を尊重し、なおかつ他社を尊重できる理想的な関係を築けるかもしれません。

しかし一方で、他者との関係性が曖昧になればなるほど、相手を尊重する感情を忘れてしまい、ダメな所ばかり目についてしまうでしょう。

と、同時にそんなダメば部分も許容するか、むしろ駄目な部分を自らが犠牲となることによって補おうとするため、共依存の関係を増長してしまいます。

 

パートナーが浮気をしたら、共依存関係だけは避けるべき

パートナーが浮気をしてしまった場合、決して共依存関係だけは避けなければなりません。もしもそんな関係を続けてしまえば、パートナーは結局延々と浮気を繰り返し、その浮気に対して配偶者も延々と傷つき続けてしまうでしょう。

そのため、まずは共依存関係を解決し、配偶者の浮気を増長させる真似をしないようにしなければなりません。

その後、離れた場所から本人援助をしながら、浮気性の改善を促しつつ、再び関係修復を目指すのが一番良い方法でしょう。

結果的に別れる事となってもそれは構いません。結局、それは自然な事であり、その方がのちの人生を幸せに過ごせるという事が多いです。