男性の浮気は許されるのに、女性の浮気が許されないのは何故?

世間の風潮として良くあるのが、男性の浮気は仕方が無く、女性の浮気は許されないというものです。

こうした風潮により、女性は『なぜ自分が浮気をしたら許されないのか?』と、本気で思っている方も多いかもしれません。

男性の浮気が許されてしまうのは何故?

男性の浮気が許されてしまう風潮の根底にあるのは、やはり男性の浮気が『雄としての有能性を示すシンボル』として未だに機能しているからでしょう。

しかもそのシンボルは、男性の間のみならず、女性に対してもいまだに有効なのです。

もちろんこれは道徳や倫理観などとは少し外れた場所にあるので、多くの人はこの意見に嫌悪感を示されるでしょう、

しかしながら、これはもはや人々が普段意識していない範囲でおきている本能のレベルの話なので、私たちがどうにかしようと思って簡単にできるものではありません。

浮気が優れた男性の機能として作用するのは、浮気をする男性ほどテストステロンと言われる男性ホルモンが大きく関係しているとも言われますが、実際の所は、女性は常にどこからバイタリティあふれる男性に魅力を感じているのが原因かと思われます。

 

浮気をする男性は女性へのアプローチを惜しまない

浮気をする男性はとにかくバイタリティに溢れており、異性へのアプローチを惜しみませんが、こうした行動が女性にとっては大変魅力的に映るようです。

例えば町中のナンパですが、多くの女性は「ナンパをする男性は怖い」と難しいかもしれません。

所がその一方で、女性はまったくナンパを掛けられないと、自身の女性としての価値について疑いを持ってしまう事もあります。

つまり、女性がナンパが嫌がるのは『自分が興味が無い異性から声を掛けられて鬱陶しい』というだけであって、気に入った異性から声を掛けられる事自体は大変うれしい事。アプローチをかけてこない男性は、いくら容姿が良くとも女性にはモテないのです。

また、女性は男性が異性にアプローチをどの程度掛けているかで、無意識に男性として優れているかどうかを図っている節もあります。

例えば男性が同じ年収で、同じ容姿をした男性二名を見た時、自分にアプローチを掛けてくる男性と掛けてこない男性であれば、当然のようにアプローチをかけてくる男性に好意を感じます。

これも男性の能力を、どれだけ異性に対してバイタリティ溢れる行動を測れるかで図るという能力に長けている女性ならではの感覚が大きな影響を与えているでしょう。

これが男性となると、同じステイタス、同じ容姿の女性が2名ならんでいたとしても、自分にアプローチを掛けてくる女性に魅力を感じても、掛けてこない女性も同じように好意を抱きやすいです。

男性は女性のバイタリティには特に興味がありません、むしろ声を掛けてくる事自体に不信がりますし、たとえ興味を抱いたとしても、それはセックスをするチャンスが増えたと思う程度なのです。

 

なぜ女性はバイタリティ溢れる男性が好きなのか?

女性が男性のバイタリティを自身へのアプローチの度合いで図ると記しましたが、それでは一体何故女性は男性のバイタリティをそれほど重視するのか?

それは、男性のハンティング能力が、その後の生活の安定と大きく直結しているからにほかなりません。

実は男性が女性をハントするというのは『欲しいものを手に入れたい』という強い欲望から動いており、その感覚は獲物を狩るという行動と対して変わりません。

例えば、好きな異性に対して振られた男性が居たとして、それでも簡単に女性をあきらめない男性は、恐らく狩の世界でも欲しいものは簡単に諦めないでしょう。

また、好きな女性にあの手この手をつくしてアプローチをする男性は、欲しいものを手に入れるためには様々な手法を凝らしますし、その点で頭の良さもある程度解ります。

さらに、もしも一人の女性の奪い合いとなった場合、男同士の争いが発生すれば、その争いの中で体力と攻撃性を持った男性がどちらなのか解ります。

こうした男性の能力は現代ではすっかり必要とされなくなった様に思うでしょうが、姿や形は変えても、やはり男性の『欲しいものを手に入れたい』という力は、結局は経済を安定させ、女性を幸せにできるだけのお金や物を手に入れる能力に直結しているのです。

 

しかし、女性は知っている

この様に、女性へのアプローチが多い男性ほど雄として優れており、女性を幸せにできる能力にすぐれているのですが、その能力の引き換えとして与えられてしまったのが『より多くの異性と出会い、自身の遺伝子を残す可能性をも秘めている』という遺伝子の悪戯です。

生き物の仕組みというのは大変良く出来ているものですね。優れた遺伝子を持つ男性ほど、その優れた遺伝子を残すチャンス、つまり浮気のチャンスも増えていると……

ただ、このような仕組みも文明を持つまえの人類では有効的に活用されていましたが、文明社会の発達と共に人々の間に一夫一妻制度が定着するにしたがって、文明の仕組みと遺伝子の設計図との間に大きなズレが生じはじめていくのです。

そのズレは女性にはかなりの打撃を生みはじめました。

例えば、結婚して子育てを行っている最中に男性が浮気をしてしまえば、子育中に生活苦に陥ってしまうのです。

だからこそ、より長期的に女性と子供を支えてくれる男性を探すため、バイタリティ溢れる男性を求める本能を押し込め、その上に『信頼できる男性』を選ぶ本能を上書きしたのです。

上書きされていない男性の脳

ただ、この様な本能の上書きがなされたのは女性の遺伝子のみで、浮気によって直接的な被害が少なかった男性の脳には、いまだ『浮気をする男性=優れた男性』とみなす本能が残されています。

その結果、女性は表面的には非難しながらも、本能ではどこかそうした男性にひかれてしまい、男性は浮気を繰り返す同性に対して殆どなんの抵抗も持っておらず、男性の浮気を徹底的に非難するようなシステムを未だ人間は持ち合わせていないのです。

しかし、それも今だけの話。

今後、浮気によって人類が困り続ければ、浮気を非難するシステムが私たちの中によりしっかりと構築されるかもしれません。