浮気をするのは本人の意思。だからこそ、どんな浮気であれ浮気をした人間に避難が集中するものです。
……と、世間一般では言われていますが、果たして本当にそうなのでしょうか?確かに浮気の責任は本人がとるべきものです。しかし、安易に責任を取らせるだけで、本当に浮気問題を解決したことになるのでしょうか?
そんな疑問を持った人のために、今回は浮気の本当の原因につて、浮気とのかかわりが強い順にランキング形式でご紹介させて頂きます。浮気の仕組みに興味のあるかたは是非ご一読ください。
浮気の原因は本人よりも、環境が大きい?
浮気をするのは確かに本人の意思によるものです。
ただ、その意思というのがクセものです。
実は、人間は「こうしたい」という意思をコントロールすることは不可能なのです。なにを考え、何を実行するにも、それは別の事象から生まれた結果にしか過ぎません。
例えば、あなたが浮気をするとして、その行動原理はどこから出てきたのでしょうか?本能?それとも誰かに唆されたから?もしくは、何かの文章を読んだ結果か、誰かの行動を真似したくなったからか、それともコンプレックスか……
……この様に浮気をすると言っても一言では片づけられない原因があり、それらが複雑に絡まりあっているのです。
第1位『異性への愛情が薄れる』
人が浮気をする最大の原因は、異性への興味関心が薄れてしまうからです。
浮気とは、その字の通り浮ついた心を指します。一つのことに集中せず、周囲のものに興味関心を持ってしまう姿勢。
つまり、心の「飽き」を示した言葉なのです。
そのため、昔は浮気を飽きっぽさの象徴としても使われており、現在の様に男女関係に用いられはじめたのはつい最近のことなのです。
男女に限らず、浮気をする人間は自分のパートナーに対してそこまで夢中になれてはいません。夢中になれないからこそ、ついつい浮気に走ってしまうのです。
浮気性の人間は飽きっぽい
浮気という言葉がさす通り、浮気をする人間は総じて飽きっぽいものです。
その飽きっぽさは、実は女性よりも男性のほうが圧倒的に多いもの。移り気で、一貫して何かを続けることが出来ない人が多いのです。
男性が飽きっぽい理由は、狩猟本能と飽きっぽさが直結しているからです。狩りをしている時代、男性は一つの獲物を執拗に追い続けるよりも、どこかで諦めて別の獲物を追うほうが効率的だったからです。
そのため、女性よりも男性の方がはるかに飽きっぽく、浮気性にもなりやすいです。
また、浮気性の女性も継続力が無く、何をしてもすぐに飽きてしまうサバサバとした性格なことが多いです。
第2位「周囲の人間が浮気をしている」
浮気を許してしまうのは、その人間のモラルの低さです。
しかし、日本は義務教育を受ける環境にあり、なおかつ家庭も平均的。道徳的な国民性であることも知られています。さらに自由よりも集団性を重んじるため、浮気率も低い…かと思いきや、現在では浮気率はどんどんと上昇しています。
その原因の一つとして考えられるのが、周囲の人間が浮気をしているため、その行いを真似てしまうという心理です。
浮気をしている人間の周りには、浮気をしている人間が多い
浮気をしている人間の周りには、浮気性の人間が必ずと言って良いほど居るものです。
その行動を見ている内に、自分が浮気をしても問題ないと思ってしまい、つい魔がさして浮気に走ってしまうのです。
こうして浮気に走る人間は、本来浮気性でなくとも、他人の影響によって浮気の味をおぼえ、そのまま泥沼の中に足を入れていきます。そして、快楽に身を完全に委ねてしまった途端、浮気から足を洗えなくなるのです。
浮気をしている人間の行動を見ている
たとえ友人でなくとも、浮気をしている人間の行動を見続けていれば次第にモラルがマヒしていきます。
友人以外で浮気を学んでしまう相手は様々です。
例えば自分の両親が最も良い例でしょう。親はモラルの規範となる最大のモデルです。そんな相手が浮気をしていたとなれば、子供は浮気をする最大の言い訳を手に入れてしまうはずです。
続いて最近多いのが、インターネット上で浮気をしいてる人間の言動を見てしまうことです。特に女性は不倫や浮気といった発言に敏感で、インターネット上での浮気や不倫に関する発言を見る癖があります。
それが初めは怖いもの見たさであったのが、次第に多くの女性が浮気をしていることに気が付き、自分も浮気をする口実を見つけていきます。
日本には「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という言葉がありますが、浮気もまた、自分以外の人間がしている姿を見ることで、自分に免罪符を与えることが出来るのです。
第3 位『異性に傷つけられた』
人が浮気をためらうのは、浮気によって自分のパートナーを傷つけてしまうからです。
しかし、過去に異性に傷つけられてしまった経験がある人は、別の異性を傷つけることを復讐だと思い込み、浮気を繰り返すことがあります。
過去に浮気をされた
過去に浮気をされた人間は、その後、今度は自分が浮気をする側に回ることがあります。
もちろん、それは異性への敵意があるから。また、浮気によって受けた心の傷を癒すためでもあります。
異性から酷い扱いを受けた
過去に異性にひどい扱いを受けた人ほど、異性に対する復讐心が宿っているものです。
また、その異性は恋人や友人に限らず、自分の親である可能性もあります。その結果、傷が癒えずに大人になれば、異性に対する不信感がより大きくなってしまい、浮気をすることに快楽さえ覚えていくこともあります。
まとめ
浮気は決して許されることではありません。
しかし、その原因は根深く、決して一言で語れるものでありません。また、一見して本人の意思であり、本人もまた「自分のせいだ」と発言していても、実際には本人の意思ではなく、幼少期の体験や周囲の環境、または教育といった原因であることも考えられます。
さらに、最近ではここに遺伝子による影響という新たなファクターが加わりつつあります。浮気問題とは、考えれば考えるほど奥深いものです。浮気の責任がどこにあるのか、簡単に決定し、押し付けることだけは辞めたほうがいいかも知れませんね。
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