インターネットを介する男女の関わりは、今やリアルでの男女関係以上に加速しています。
その中心はインターネット黎明期を過ごしたゼロ年代以降になりますが、実は今、中高年の間にもインターネット恋愛の普及が見られているのです。
では、いったいなぜネットに疎いはずの中高年がインターネット恋愛にはまり、やがてはネット浮気に至っていくのか、そのプロセスについて実例をもとにご紹介させて頂きます。
この記事の内容
中高年のはまるインターネットとは?
インターネットが日本で普及したのは2000年以降。それよりも前に青春を過ごした中高年にとって、ネットはおろか、パソコンすらほど遠い存在だと思われるかたもいるでしょう。
しかし、そんな時代はすでに遠く過ぎ去っています。今やネットは特別な知識や、キーボードを操るタイピングのテクニックがなくとも、誰でも簡単に扱えるものになりました。
スマートフォンの普及
かつて、インターネットを扱うといえばパソコンを扱えることが前提条件とないっていました。
しかし、パソコンに対して基礎的な教育を若い頃に受けなかった中高年にとって、遊び感覚でパソコンを使うのはかなりハードルが高いものです。仕事で覚えることはあっても、プライベートでは殆ど使うことが無いのが当たり前です。
ところが、現在はインターネットをより手軽に扱えるアイテムが登場しました。そのアイテムとは「スマートフォン」スマホは、専門的な知識がなくともインターネットを扱えるほか、中高年が一番覚えるのが苦手となるキーボードが存在しません。操作はガラゲーと同じ方式で入力でき、なおかつどこでも手軽にネットワークに接続できるため、中高年の間にも一気にネット利用者が増えました。
暇つぶしのためのコンテンツが増加
中高年はネットでの活動にそれほど興味がありませんでしたが、最近はネットを使った暇つぶしのためのコンテンツが大量に登場しています。
特に中高年に人気なのはアプリとブログの二つです。SNSを使ってコミュニケーションを取るのは苦手えも、ブログのようにマイペースに行えたり、アプリのようにゲームを楽しむのは、むしろ中高年にとってはうってつけです。
ブログに関しては主に趣味のつながりを増やすことを目的としている場合が多く、多趣味な中高年ほど自分のブログを運営しています。
ゲームは若者がメインですが、暇つぶしのアイテムとして主婦やサラリーマンにも人気が高いアプリがいくつもあるため、ネットを使って遊ぶことが当たり前となりつつあります。
コンテンツを通して浮気相手が出来てしまう中高年
中高年がネットで浮気をするなど、かつてではまるで考えられなかったことでしょう。
当然、出会い系サイトなどはかなり昔からあり、浮気や不倫の場となっていたのは間違いありません。しかし、こうした場所を利用することはハードルが高く、かなり積極的な人しか利用しません。
しかし、現在のネット浮気の特徴は、もともとはただのネットを介した友人だったものが、いつの間にか好意がめばえてしまい、浮気になっていくというパターンです。
そこで、次項からそれぞれのサービスから浮気に発展してしまった実例をご紹介させて頂きますので、参考までにご覧ください。
ブログから浮気に発展してしまったA子さん
専業主婦であるA子さんが浮気相手と出会ってしまったのは、自分の運営していたブログのコメントからでした。
A子さんはもともと料理好きで、とあるレシピサイトのサービスの一つである料理ブログを長年続けていました。自分の子供うや旦那さんのために作るお弁当の写真をアップしたり、ほかの人レシピを参考に料理を撮影してブログにアップすることで、かなり多くの料理仲間を作っていたようです。
ただ、そんな中に一人の料理好きの男性がいたそうです。
男性はA子さんと同年代で独身。料理が好きでレシピをネットにアップしはじめたところはまりはじめ、今ではブログもかなりの人気だったそうです。
そんな二人がネットの中で出会い、お互いに惹かれはじめるのにさほど時間はかかりませんでした。お互いに料理が好きであるため、互いのレシピを交換することで、一気に親密度がまし、ついにはLINE:IDを交換するまでになりました。
この頃になると、A子さんはすでに男性のことをただのネット友人とは見れなくなっていました。相手の男性は優しく、A子さんの悩みを聞いてくれるばかりか、料理も上手。また、相手もA子さんに様々な悩みを相談して悩みの内容などからも、本当に純粋な人なのだと思ったといいます。
LINE IDを交換したあと、二人のコミュニケーションは主にチャットがメインとなりました。その最中に、時折はじめての通話をすると、A子さんはますます男性に気持ちを入れ込み、ますますコミュニケーションの頻度が高くなっていたそうです。
その結果、A子さんと男性はついにリアルで会うことになり、その日の夜にA子さんは男性の家に泊まって一夜を過ごしてしまったのです。
ネットゲームから浮気相手と出会ってしまったBさん
Bさんは中年サラリーマン。奥さんも子供もおり、忙しい営業の日々を定年まで勤めあげるつもりでした。
しかし、その最中にはまってしまったアプリゲームがBさんの人生を狂わせることになりました。
Bさんがはまったアプリゲームはオンライン対戦が可能な複数対戦型ゲーム。営業のあいまに暇つぶしで後輩から教えてもらったものを始めたものの、ついついのめいこんでしまい、暇さえあればゲームをし続けていたそうです。
その最中に、ゲームの中である女性と出会うことになりました。相手の女性は専業主婦で、昼間でもゲームに参加しており、チャットのコミュニケーションも頻繁に行っていたそうです。さらにゲームのレベルも高く、かなりやりこんでいたBさんよりもレベルは上だったといいます。
この女性と同じゲームをプレイしていくなか、はじめはゲームの相談などしかしていなかったBさんですが、そのうちに女性からプライベートな悩み相談を聞き、それに真面目に答えているうちに、ついうちその女性が心配になりはじめてしまったといいます。
そこから、今度は相手の女性からLINE;IDが送られ、さらにコミュニケーションの頻度が増していきました。そのころには、すでに女性の好意は明らかであり、Bさんもまた女性のことを好きになっていたそうです。
そして、ついに実際に会うことに。ゲームを通したオフ会ということでしたが、Bさんにすればデートとなんら変わりありません。そして、実際に会ってみると相手の女性の美しさに目を奪われ、そのまま何度かデートを重ねたのち、ついには不倫関係に発展してしまったといいます。
ネットからLINEに移行するのが、中高年不倫の特徴
インターネットを使いこなす中高年でも、意中の相手が見つかれば、必ずといって良いほどLINEを交換します。
LINEはゲームよりも親密なコミュニケーションが取れます。チャットはもちろん、カメラを使って相手の顔をみながらのビデオ通話も可能。しかし、これがより互いの好意を刺激してしまい、やがては実際の浮気へと発展していくのです。
まとめ
ネットでの出会いは、リアルでの出会いよりも簡単といわれています。
そのため、自分に自信がなくなりかけている中高年でも、浮気相手を見つけるのはより簡単。
しかも、はじめは浮気などする気がなくとも、ついうち相手に恋心を抱いてしまう危険性があるのもネットの怖さです。ネットの危険性についてあまり知識のない中高年だからこそはまりやすいネット浮気の罠は、知識を蓄えて解決するしかないのです。
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