実録浮気調査:介護士の浮気

昨今の高齢化社会の影響と共に、日本では幾つもの介護事業所が生まれています。

その結果、日本中で「介護士」と言われる職業人が必要となり、今では多くの人が介護施設で働いていますが、浮気調査のターゲットとして介護士の方の調査を行うことも多くなってきました。

そして、何人もの介護士を調査していくうちに、介護という仕事がいかに浮気に適した環境にあるかを知る機会も得たのです。

相談内容

今回の相談者は東北地方にお住まいのUさん(30代・女性・介護士)

Uさんは数年前に同じ介護施設で働いていた旦那さんと結婚し、現在も同じ介護施設で働き続けています。

しかし半年ほど前に旦那の浮気が発覚。

夫婦喧嘩の末、2ヵ月程前から別居生活に突入しており、旦那さんもUさんも互いに離婚には同意しており、現在は離婚についての話し合いをしている段階とのことでした。

ただし、旦那さんが別居先をUさんに頑として知らせていませんでした。

この事から、おそらく浮気相手と一緒に住んでいると考えたUさんは旦那さんの裏切りを許せず、浮気の証拠を掴み、慰謝料請求を行うために探偵社に相談してきたのです。

 

依頼内容

Uさんの旦那さんの別居先が浮気相手の自宅と考えられたのは、Uさんの浮気相手と思わしき人間が付近の別の介護施設の人間である可能性が高かったせいです。

しかし、浮気が判明しても、Uさんは浮気相手について教えることを拒んだ為、相手の素性は不明。ただし、その相手に関しては何名かの候補が存在しました。

Aさん

付近の特別養護老人ホームの介護士。

年齢は20代前半。旦那さんとは研修で知り合う。

Bさん

Uさんの介護施設がある市のケアマネージャー

旦那さんとは面識があり、飲み会などで知り合い何度か連絡を取り合っているところを目撃。

Cさん

Uさんと旦那さんが務める介護施設の常勤看護師。

年齢は30代でバツイチ子持ち。旦那さんと親しい様子だが、浮気問題が発覚していこう話している様子がなく疑わしい。

 

この様に、Uさんが疑う人間は何人もいましたが、いずれも決めてに欠けるため、Uさん自ら浮気相手かどうか本人に確認をとることが出来ないでいました

また、介護施設という場所は非常に女性が多い職場で、男性スタッフの方が少ないこともあり、これらの容疑者以外にも旦那さんは何名もの女性と親しく、的を絞り切ることができないそうでした。

ただし、旦那さんの別居先さえ判明すれば、浮気相手にも自然にたどり着けると予想した私たちは依頼者と協議を行い、調査計画を立案。

調査員2名により、旦那さんの帰宅先を判明させたのち、もしも浮気相手の氏名や名前、顔写真を確認することが出来ればその場で調査を終了。もしも判明しない場合は、翌日早朝より調査を再スタートさせ、別居先から対象者以外の人間が出てこないかを確認し、その容姿と出勤先を確認することとなったのです。

 

調査開始

今回の調査開始場所は、Uさんと旦那さんが務める介護施設からでした。

その日、Uさんは休みでしたが、同じ介護施設であるためシフト表から旦那さんの退勤時間が6時であることを知っていた為、5時半より介護施設周辺で張り込みを開始しました。

しかし、調査開始前に敷地内に対象者の車を探すも、どこにも車はありません。

そこで本部に連絡し、相談員から依頼者に確認をとってもらうと、なんと対象者が自転車で出勤したことが判明したのです。

実は調査が行われる前、依頼者から対象者が車通勤をしているとしか聞かされておらず、その日は車両2台で尾行を行う予定でした。

 

しかし、だからといって自転車を取りに行っている余裕もありません。

それに、車でも自転車を尾行できない訳ではありません、距離さえ取り間違えなければ、短距離の尾行なら行えると判断。そのまま対象者が出てくるのを付近で待ちかまえました。

やがて退勤時刻になり、建物から対象者が出てきました。

すると、対象者は敷地内に止めてあった自転車に乗って走りはじめました。

 

「対象者が敷地を出て国道方面へ」

「了解、近づきすぎるなよ」

 

無線連絡を終えたあと、私たちは車を発進さえ、慎重に対象者の後を追いました。低速で走る自転車の尾行は非常にやりにくいものです。それも車通りの少ない国道ともなるとなおのことで、私達は対象者との距離を100メートル以上開けながら尾行を続けました。

すると、走り始めてから30分程が経過した所で、対象者はようやく国道から脇道に入り、大きな市営団地の中へと入っていきます。

そして団地内の一棟に自転車を止めたのち、そのまま団地の中へと入り、その一室へと消えていきました。

別居先を確認した私達はそのまま表札を確認しましたが、表札は一切でていません。ポストも空であり、同居人の氏名を確認することはできませんでした。

 

しかし、ベランダ側を張り込んでいた調査員から連絡が入ります。

「女性がベランダに居ます」

これはしめたと思い、すぐさま無線機を取り「女性の姿は確認できますか?」と尋ねました。

ただ、この時はすでに夜の7時。

室内からの明かりで、人影が女性であることは判明しても、その顔まで確認することは叶わず、調査は翌日に回されたのです。

 

そして翌日。

その日、対象者は朝8時から出勤予定でしたが、同居人の女性の出勤時間が不明なため、早朝6時から調査を開始しました。

すると、やはり先に同室から女性が姿を現しました。

女性は20代前後。服装は上下ジャージ姿でリュックを背負っており、片手にはごみ袋をぶら下げています。

そして女性は朝のゴミ出しを終えたあと、対象者と同じく自転車に乗り走りはじめました。

そして、到着したのは付近の介護施設。

敷地内に自転車を止めた女性は、そのまま職員用出入り口の中へと消えていったのです。

 

調査結果

この調査の結果、女性の出勤先と容姿をUさんに確認してもらった所、その女性はUさんが浮気相手の候補者として挙げていた中の一人である「Aさん」であることが判明しました。

この調査の後、Uさんと旦那さんが正式に離婚し、多額では無いものの、慰謝料の支払いに応じてもらえたという連絡が入りました。

介護という仕事はこの国に無くてはならないものですが、その現場は常にストレスにまみれており、浮気や不倫に走りやすい環境が整っているのは悲しい現実ですが、これも仕方がないことなのか、今でも咀嚼しきれない自分がいます。