実録浮気調査:離婚をさせない旦那

浮気調査を行えば簡単に証拠が取れるという考えを持っている方もいるでしょう。

しかし、調査員の実力だけではなく、現場の状況によっても難度が変わるので、そう物事は簡単にはいきません。

そこで、今回は証拠を得るために苦労した一例についてご紹介させて頂きます。

相談員

今回ご紹介する相談者はHさん(女性:会社員:40代)

Hさんは実は旦那さんとの間はすでに冷え切っており、半別居状態での生活が続いているといいます。

別居生活になっている理由は、旦那さんの不倫が原因でした。

不倫が発覚したのは依頼から1年程前。その前からHさんは旦那さんの浮気について薄々感づいていたのですが、旦那さんから突然「離婚をしたい」と言い出したことにより問い詰めた所、じじつが発覚したそうです。

しかし、証拠を突き付けても旦那さんは浮気については認めず、「言いがかりだ!そっちが証拠をねつ造したんだろ!」と言いがかりを付けて別居に走ってしまったそうです。

依頼内容

今回の調査の対象者は関東地方にある企業の取り締まり役員で、年齢は50代です。

通勤には常に愛車を使い、高速を利用していました。勤務時間は不定期であり、取捨時間も帰宅時間も日によって変わるほか、出張も頻繁に行くため、前日にならないと予定が分からないことも多いそうです。

別居先は勤務先の近くにある高級マンションで、その住所地浮気相手と一緒に住んでいる可能性が高いとのことでした。

浮気相手の年齢は30代ほどで、職業は不明。噂によると、付近の飲食店(キャバクラ)の従業員であるとのことでした。

不倫関係になったのは3年程前であったそうで、何度か一緒に不倫旅行に行った形跡もあったそうでした。

 

しかし、Hさんはまさか離婚をして不倫相手と一緒になるとは思っていなかったそうでした。もともと、旦那さんへの愛情も冷めており、子供と生活のために関係を続けていただけに過ぎなかったそうです。

結果的に旦那さんは不倫相手と一緒になるために離婚を申し出てきたばかりか、不貞行為を認めず、弁護士を立てて裁判を起こしてまで離婚を進める構えを見せているそうです。

そこで、こちらも弁護士に相談した所、過去の浮気について立証できる可能性はあるものの、出そろっている証拠だけでは不十分であるとの回答がありました。そこで、弁護士からの紹介で探偵事務所に相談を入れたとのことです。

調査計画

今回の調査は、別居に至る前に旦那さん(対象者)が浮気をしていた証拠を固めるため、現在も別居先で浮気相手と同居している様子を確認する必要がありました。

そこで、調査先を対象者が住んでいる高級マンションを張り込み、そこに住んでいる対象者と不倫相手の姿を核にすることにありました。

しかし、ここで問題が発生しました。対象者のマンションはオートロックで、なおかつ受付があるタイプ。しかもエレベーターはキーカードが必要という厳重な守りでした。

この様なマンションでも、依頼者と同居している対象者なら、依頼者の許可を経てマンション内に入ることも可能です。

しかし、別居先となると依頼者からの許可がないので、敷地内に勝手に立ち入ることは出来ません。もしも敷地内に入ったら、住居不法侵入になります。

そこで、まずはマンション内から出てくる不倫相手を特定するために1週間の張り込みを行い、依頼者から得ているキャバクラ(勤務先)に出かけるかを確認することにしました。

調査開始

張り込みを開始した直後、まずは対象者がマンションから出てきました。そのまま敷地内に止めてある車に乗って発進。そのまま勤務先方面に向かいます。

しかし、まずは不倫相手の確認です。相手の写真は持ち合わせていませんでしたが、まずはマンションを出入りする30代と思わしき女性を全て撮影しました。

マンションを出入りする女性を撮影した理由は、その後浮気相手が勤務していると思わしき店を訪れるためです。

この方法は、本人の写真が無いものの、勤務先と住所のみが判明している場合に良く使われる方法です。

それぞれの場所で写真を撮影すれば、勤務先と住宅の両方に出入りしている人間を見つけ出せます。となると、まず間違いなく対象者となります。

マンションから出入りする人間を夕方まで撮影した初日、勤務先と思わしきスナックを訪ねましたが、該当する女性は存在しませんでした。

しかし翌日、同じようにマンションを出入りする女性を全て撮影し、そこで新に判明した女性住居者と、昨晩勤務先で働いていた女性が同一人物であることが判明したのです。

となると、不倫相手はもしかしたら対象者と一緒に住んではおらず、半同棲状態にあるだけかもしれません。

そこで、勤務先から帰宅する不倫相手を尾行すると、勤務先からほど近いマンションに一旦立ち寄ったのち、その足で対象者のマンションに向かう様子を確認しました。

ただ、これだけで調査は終わりません。

なぜなら、対象者と同じマンションに出入りしていても、対象者と同じ部屋に出入りしているとは言えないからです。

ただ、セキュリティの厳しいオートロックマンションとなると部屋の出入りを外部から確認することは出来ません。

そこで、部屋の出入りはあきらめ、対象者と一緒にマンションに入るシーンを捉えることにしたのですが、これが簡単には行きませんでした。対象者と不倫相手は殆ど別々に行動しており、同じタイミングでデートをすることが殆ど無かったのです。

「これは無理かもしれない…」

と諦めかけた時、なんとその晩、運よく対象者が帰宅途中に不倫相手の店により、勤務を終えた不倫相手を車に乗せたのです。

これはチャンスだと思い慎重に尾行を続けると、対象者の車はマンションの敷地に泊まり、車から出てきた二人はそのまま玄関へ。しかも、不倫相手がオートロックキーを操作してマンションの中へと入っていく様子を捉えたのです。

調査結果

この調査の結果、なんとか不貞行為を立証できるだけの映像証拠を手に入れることが出来ました。

ただ、この手の調査は常に厳しいものです。マンションへの出入りは確認できても、同じ部屋に入るかどうか見れないと、裁判では相手に付け入る隙を与えることになります。

また、証拠を得るためには時間も掛かる以上、費用も多く掛かるかもしれません。これから浮気調査を依頼する方は、ほしい証拠がどんなものか、相手のマンションがオートロックなのかは調査の前に分かったら、探偵に相談して調査方法について検討しましょう。