男性は年下の女性と、女性は年上の男性と不倫関係に陥ることが多いです。
しかし、ある研究家によれは、それは男女の特性ではなく、不倫関係が力関係によって発生しやすいだけという意見もあります。
つまり、力関係さえはっきりとしていれば、年上の女性と、年下の男性という不倫関係も簡単に成立するのです。
依頼内容
今回ご紹介する依頼者はIさん(会社役員:40代:男性)です
Iさんは有名大学を卒業後、大手企業の営業マンとして長い間働いてきたいわゆるエリートサラリーマンの典型の様な方でした。奥さんは専業主婦であり、子供は1人、その子供もすでに小学校に上がろうという年齢です。
しかし、そんな時にIさんの奥さんが不審な行動をとり始めました。
その行動について、Iさんははじめは無視していたものの、次第に気になって、今後の事も考えて自ら調査をしたそうです。
すると、そこには浮気相手が居るとハッキリと分かるような証拠が……Iさんはこれを見て見ぬふりをしようとしましたが、どうしても許せず、子供達の将来も考えて探偵社に相談に来られたのです。
相談内容
Iさんが奥さんの行動を不審に思い始めたのは、次の様な出来事があったからです。
友人と遊びに出掛けることが多くなった
専業主婦であったIさんは趣味などで習い事をしていましたが、それほど交友関係が少ないタイプだったと言います。
むしろ内気で、友人らに遊びに誘われても断ってしまうタイプであり、家で読書をしたり音楽を聴くことを好んでいたと言います。
そんな奥さんが、最近はなぜか友人と出かけることが多くなった当初は、旦那さんも奥さんが社交的になったと感じたそうです。
しかし、どんな友人と普段から出かけているのか聞いた所、その返事に困ったのか奥さんが曖昧に返答したと言います。そこから、旦那さんはもしかしたら浮気の可能性があるのかと奥さんのことを疑う様になりました。
携帯電話の中身
一度奥さんの事を疑い始めてしまったIさんは、奥さんとの関係が崩れてしまうかと思いながらも、つい携帯電話の中身を覗いて見てしまったと言います。
その結果、奥さんの携帯電話から男性との親密な様子を示すメッセージが出てきたのです。
このメッセージの内容から浮気を確信したIさんは、事実をはっきりとさせ、奥さんとの関係を改善するために調査を依頼しました。
調査計画
今回の調査では、奥さんが外出した後の行動を追うことになっていました。しかし、奥さんが一体何時、どんなタイミングで外出するのか依頼者も判断出来ません。
そこで、まずは奥さんが外出で使用する軽自動車にGPS発信機を付け、1週間程行動パターンを把握し、そのデータを元に本調査を行う日取りを決定することにしました。
一週間に及ぶGPS調査の結果、集まったデータを分析すると、週の内2度外出している日がありました。
その時間は午後3時頃から、夜の7時頃まで。この時間帯に奥さんが何をしていたのかIさんに尋ねた所、奥さんは夕方5時から7時まで友人の家にお邪魔していたと発言していることが分かりました。
しかし、GPSのデータではそれよりも2時間も早い時間帯から外出している様子を確認していました。つまり、奥さんはこの二日間を嘘をついていた訳です。
そこで、一週間の内、この2日間をメインのターゲットに据えました。
しかし、それ以外の日にちに浮気をする可能性も外せないため、GPSが不審な動きを見せた場合、すぐに調査を行う予定を立てたのです。
調査開始
調査開始日、私たちはIさんの奥さん(以下対象者と記す)の自宅から調査を開始しました。すると、張り込みを開始して2時間後に対象者の姿を確認。
私達はすぐに尾行に移りました。
対象者の服装はシャツにジーンズといったラフな服装でした。
まるでスーパーに買い物に行く様に買い物バックまで持参していたため、調査をしているこちらも、このままスーパーで買い物をして終わりなのではと不安になっていました。
しかし、主婦の浮気というのは常に周りの目に気を付けているものです。
ラフな服装を心がけるのも、買い物バックを持つことも全て近隣住民を欺くためのフェイク。
不倫デートの途中でだれかに出会った場合にも言い訳ができる様にしていることもあります。
そんな疑念を抱きながら調査を続けていると、対象者はやはりスーパーの駐車場へ。これは本当にただの買い物だったのか……と無線から別の調査員の落胆の声を聴き、私も自分の考え過ぎだったのかと少しだけ緊張を解いていました。
ですが、対象者はスーパーの駐車場に入ったまま動きません。望遠鏡で確認するも、車内で携帯電話を操作しているだけで、買い物に行く様子を見せませんでした。
これはまさか……と再び現場が緊張感に見舞われはじめた時、対象者の車に近づく一人の男性の影が見えました。
男性は車の助手席をノックすると、運転席に笑いかけます。対象者もその笑みに答えると、助手席のドアのロックをはずし、男性を車内に招き入れました。
その男性は、どう見ても10代後半か20代前半にしか見えない若者です。
奥さんは年下の男性を車に乗せたまま車を発進。それから30分後には付近のラブホテルに駐車していました。
調査結果
この調査の結果、対象者の不貞行為を確認。
その後、不貞行為の相手の素性についても調べましたが、それによって驚くべき事実が判明しました。
対象者の浮気相手は、高校を卒業したばかりの若者でした。
これほど若い相手の不倫関係に至った理由について依頼者が後で調べた結果、インターネット上のSNSを利用して出会ったそうでした。
この事にショックを受けた旦那さんは、子供の将来を考えて即座に離婚を決意。実際に話し合いを行い、離婚に至るまでに一カ月と掛からなかったそうです。
まとめ
男性のみならず、女性も年下の男性が好きということも多いです。また、男性も年上の女性に魅力を感じる人も少なくありません。
もし浮気調査を依頼して、その様な浮気の現場に出会っても驚かない様に、初めから受け入れる準備をしておきましょう。
でなければ、ショックのあまり即座に子供から奥さんを引き離したくなってしまいます。
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