今回は不倫をする人間の心理について学ぶ上で欠かすことのできない「セックス」を通して、不倫を楽しむ人間達の性質に迫りたいと思います。
この記事の内容
不倫セックスは「非日常を楽しむ」
不倫セックスを楽しむ人間の多くは、そのセックスにある非日常的な感覚に興奮しています。
いつも同じ空間で暮らし、衣食住を共にする奥さんとは決して出来ないスリルを伴ったセックスがもたらす快楽はかなりのものらしく、この刺激にはまってしまった人間は、そのまま長年に渡って不倫関係を継続し続けます。
彼らにとって、不倫とは映画館で映画を見たり、テーマーパークに行ったり、カラオケボックスに行くのとまったく同じです。つまらない日常から抜けだすための手段の一つとして不倫相手とのセックスがあるのです。
だからこそ、そのプレイの内容に関しても過激なものが多いようです。
私個人の経験から例を出してみると、過激なプレイとなると以下のような行為を不倫相手と行っている人が居ました。
- 自分たちの行為をビデオで撮影する
- 露出プレイ
- SM行為
- コスプレ
いずれにしても、かなり性的な倒錯が見て取れる行為ですね。
ただ、その性的な倒錯こそが非日常的な快楽であり、その様な変態的なプレイを行うためのパートナーとして不倫相手を求めている人間も居るでしょう。
不倫相手は以前は社内や近隣で探すことが多かったですが、社内不倫はバレた際のリスクが大きく、近隣で行うことも同様に人間関係のもつれを招きます。
そこで、現在では男女の出会いに良く使われているSNSサイト/アプリを利用することが主流になっています。
一人の異性として相手を見れる
あまりにも長年一緒に居続けてしまった男女というのは、互いのことは家族としてしか見れなくなるでしょう。
しかし、不倫相手は違います。
常に一緒に居るわけでもありませんし、衣食住を共にする訳ではありません。たまに会って食事をして、ベットを共にするだけ。
だからこそ、不倫相手は生涯に渡って異性と見続けることが可能です。
また、相手を異性として見なければ、やはり性的な興奮を得られません。
性的な興奮なくしてセックスは成り立ちませんから、この点も不倫セックスにはまってしまう人々の重要な欲求の一つなのでしょう。
性的な自尊心を保てる
不倫セックスにはまってしまう人の中には、妻や夫とのセックスの際に精神的損害を受けてしまったため、性的な自尊心が低くなってしまった人が居ます。
例えば良くあるのは、妻とのセックスの際に、セックスのテクニックについて詰られてしまう旦那さんが、勃起不全(インポテンツ)になってしまう現象です。
これは男性がパートナーを満足させなければならないと必死になりすぎるあまり、緊張して性的な興奮を得られなくなってしまうことが原因です。
しかし、そんな人物が不倫相手と出会い、その相手からセックスのテクニックに対して褒められたとしたら、一時的に性的な自尊心を復活させることが出来ます。
つまり、不倫セックスで得られるのは性的な快楽ばかりではなく、パートナーによって傷つけられた自尊心を回復させる効果もあるのです。
ただ、当然それには不倫相手もそのセックスに満足しなければなりませんから、不倫相手とのセックスのためにテクニックを磨く男女はとても多いです。
セックスレスからの脱却
不倫セックスにはまる人の多くは、正式なパートナーとのセックスを行っていない状態、いわゆる「セックスレス」に陥っています。
セックスレスに陥る原因にはさまざまな理由がありますが、不倫セックスにはまる人の多くは、自分には性的欲求が強くあるにも関わらず、パートナーから一方的にセックスを断られている状態にあると考えられます。
その結果、自身の性的欲求を正しい方法で解消することができなくなり、新たなパートナーとして不倫相手を探しはじめます。
ただ、この様な理由から不倫セックスにはまる人間は、その不倫相手との体の相性にとてもこだわります。一度はパートナーにセックスを拒まれてしまっているからこそ慎重でもあるのですが、なによりも二度目のセックスレスに陥らない様に、できるだけ性的欲求の強いパートナーを選ぼうとしているからでしょう。
正式なパートナーとの関係も良好になると信じている
不倫セックスによって満足感を得る人間の中には、そのセックスこそが家庭に安泰をもたらすと信じている人間がいます。
この様な発想に至る原因は、家庭では発散させることが出来ない強すぎる性的な欲求を不倫相手とのセックスによって満たすことを正当化したいのが本音です。
しかし、この理論は本人の頭の中では正しくとも、現実に不倫によって家庭が安定することはまずありません。
なぜなら、結局は不倫セックスにおぼれる人間は、自分の正式なパートナーとの関係を改善するための努力を怠っているだけだからです。
つまり、不倫セックスとは家庭の現実から逃げ出すための口実。
非現実的な快楽に身を酔わせることにより、直面している困難な状況を一瞬でも忘れようとしているだけなのです。
不倫セックスを許せるかどうかは貴方しだい
探偵として浮気調査に従事し続ける中で出会う人間は2種類に分かれます。
一人目は「不倫をされる人間」
二人目は「不倫を楽しむ人間」
不倫セックスにはまる人間は、目の前の困難な状況からつい逃げ出してしまう人が多いようです。
ただし、そんな人でも家庭を愛していることには変わりありません。でなければ、不倫などせず、離婚をして新しいパートナーを探せば良いだけですから。
また、そんな身勝手なパートナーと別れられないあなたにも、まだパートナーへの愛情が残されているかもしれません。
浮気調査の結果、不倫の事実がわかったとしても、きちんと相手の言い分だけは聞いてあげてください。
恐らく、不倫を楽しんでいる人間からすれば、
「なぜ自分が探偵なんかに付け狙われなければならないのか!」
と本気で思っている人もいるでしょうが、それは幾ら何でも世の中を甘く見すぎというもの。それだけの理由がなければ、探偵に高額の依頼料金を払ってまで調査をしようと思う人はいません。
しかしながら、そんなことをされる危険を冒してまで不倫なんてするものなのでしょうか?
私個人から見ても、不倫のリスクはあまりにも大きすぎます。
家族を不幸にしてしまいますし、いくら上手く隠そうとしたって完璧に出来ないことは探偵である私が良く知るところでもあります。
なのにも関わらず、世の中では驚くほど多くの人間が不倫に走り、多くの家庭を破壊し続けているのが現実です。
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