女性の不倫が叩かれるのは女性差別なのか?批判をする人達の特徴

最近は芸能人や政治家関連の不倫スクープが相次いでいます。

しかし、そのせいで休業や出馬の断念をする人も増えてきました。

その原因は、インターネット上で聞こえる多くの声が原因です。

ネット上での声は一個人のものであれ、匿名性を帯びているため言いたい放題言えてしまうせいか、普通なら人格を疑われてしまうような、かなり辛辣な意見を目にすることもあります。

それでは、インターネット上で不倫問題に批判の声をあげている人はどんな人達なのか?そして、一体なぜ批判の声を上げずにはいられないのか……今回はこの問題について詳しく迫ってみたいと思います。

ネットでは特定の人間は批判の声をあげている?

インターネット上で著名人の不倫報道に対して辛辣な意見を述べている人達。

彼らは一見して不特定多数の人間が多いと思われがちです。

しかし、そうした意見を述べる人の殆どは、不倫問題に限らず、普通なら誰もが意見すらしないような些細な出来事にすら非難の声を上げる人達だと言われます。

 

不倫について批判的意見をのべるのは「ヘイター」?

こうした行動を取る人達を、ネット用語では「ヘイター」と言われます。

ヘイターとは、「憎悪をふりまく人々」として知られ、その誕生は英語圏であると言われています。

ヘイターは建設的な批判をすることは殆どありません。また、憎悪の対象となるものもはっきりとは定まっておらず、目についたものなら何でも攻撃するという悪質なネットユーザーなのです。

また、近年のインターネットユーザーを対象にした研究によれば、ヘイターには以下のような特徴があるとされています。

  • 性格的な問題により、物事の欠点ばかりを見てしまう。
  • 自己バイアスが強く、特に深い背景を知ることもなく、特定の人物や現象などを嫌う。
  • 怒りやすく、傷つきやすい

これらの特徴を持っている人がインターネット上に多くいる以上、不倫報道などがネットに登れば格好の餌食となるのは明らかですね。

 

ヘイターは理由を知ろうとしない?

ヘイターの特徴は、バイアス(思い込み)が強く、事実を確かめることを簡単に怠ってしまう点でしょう。

アメリカ合衆国。イリノイ大学の心理学教授であるジャスティン・ヘプラー博士は、ヘイターの研究のため、あらゆる項目に対するリアクションを見るための調査を行いました。

被験者に提示される項目には繋がりはなく、その種類は様々。調査を受ける側はあらゆる予備知識をシャットアウトされていました。

また、天候や環境、または心理的要因によって調査結果が影響されないよう、同じ被験者に対して日を改めて二度の調査が行われました。

この調査の結果、被験者の中には一定数の「ありとあらゆる項目に嫌悪を示す」人がいることを発見しました。彼らは建物への趣向にせよ、健康問題にする趣向性にせよ、その質問に対する情報がシャットアウトされているにも関わらず多くの嫌悪を示したのです。

 

オンラインでの不倫批判はヘイターにとっての楽しみ

現実世界では避難を上げないひとも、オンライン上ではヘイターとなることがあります。

これを心理学者のジョン・スラーは「オンライン脱却制効果」と名付けました。

オンライン脱却制効果とは、インターネット上での匿名性、または一般社会とは違う発言のルールなどが原因で、ヘイターが生まれやすく、なおかつ活動がしやすい状況を示しています。

 

自分の名前を知られることがない

現実世界では不倫問題に対して及び腰でも、インターネット上では大きな声で語ることができます。それはもちろん、インタネット上では匿名性が保たれているからに他なりません。

ネット上での批判の多くは個人名が分からない形で行われます。ただ、これが卑怯な行いとはいえません。もともと、ネットは匿名性が分からないからこそ、多くのユーザーがその中で自由に活動し、インタネットを発展してきたからです。

しかし、不倫報道への行き過ぎた批判が相次いだり、周囲になんの影響も及ぼしていない人がヘイターから攻撃を受けることがある以上、この問題を無視することは出来ません。

 

相手の反応がわからない

ヘイターは自分の顔が分からないからこそ批判的意見が言えます。

しかし、その一方で彼らが目の前で批判的意見を言った時、その相手が傷つく様子を見ることが出来れば、批判的に意見をすぐに引き下げるとも言われています。

つまり、自分の顔だけでなく、相手の顔(表情や反応)などが見れないからこそ、ヘイターは人を傷つけるような発言が出来るのです。

これはヘイター個人の問題だけでなく、インターネットの仕組みによる問題が大きいですね。

 

不倫問題を必要以上に攻撃しないために

著名人の不倫問題が大きなスクープとなり、一気にネット上で炎上します。

その火力は、かつてでは考えられない程すさまじく、相手の将来を一変させてしまうほどの破壊力を持ちます。

しかし、わざわざヘイターになり、インターネット上で不倫問題を攻撃することは無いですよね。不倫問題は噂にこそなれど、わざわざ避難の声を上げるほどではありません。

不倫問題で傷ついているのは、不倫をされてしまった配偶者。そして、周囲の関係者だけです。この問題に直接言葉を発することが出来るようになってしまたネット社会では、今やヘイターの発生を抑えることが、社会の秩序を保つために必要であるという考え方が一般的になってきました。

そのためか、アメリカ。テネシー州のサウス・ピッツバーグ氏では、ソーシャルネットワークでの批判や、誹謗中傷を目的とした嘘の書き込みをすることを全面的に禁じる法律が可決されました。

じつはこの州では、フェイスブックやツイッターからの言われの無い誹謗中傷コメントに対する対応に市が追われていたため、やむなく法案を可決したと言います。

これを言論の自由を阻害すると捉えるのか、それともヘイター対策として効果的と見るかは人それぞれでしょう。

ただ、出来れば本人の目の前で言えることだけをインターネット上で書き込みたい所ですよね。有名人はエゴサーチ(自分の名前でネット検索)やSNSのリプライをチェックすることすら怖いという人もいます。不倫問題といえど、本質は当事者たちのものです。外野である私達が誹謗中傷を行うべきではありません。